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硝煙の雲と銃弾の雨を抜けて  作者: 竜馬 光司
1/6

第一部 僕の場合 第1話

初めて小説書きました。

(言い訳にしか聞こえないですが。)

私はガンアクションが好きなので、

アクション映画や、ガンアクション関係の

小説なども読みます。読んでいて

書きたくなりました。だから書きました。

ちょっとでも気になったら、

読んでみてください。お願いいたします。



僕はなんの取り柄もない男だ。

その僕が今、銃撃戦を繰り広げているとは、

誰も想像できないだろう。

僕自身だってそう思う。

でもこれは現実。

夢でも幻でもない現実。

"ヒュン ピュン"

空気を切り裂く音で、ハッと我に返った。

そうだ今は銃撃戦の最中だった。

扉の前にバリケードを築きその後ろから

3人の男達が銃MP5K

を構えフルオートで撃ってくる。

このまま遮蔽物を利用して撃ちかえしてたところ、後ろから複数の人間が近づいてくる気配がした。あまり時間はなさそうだ。

それにあの人との殺し合いでおった傷も

軽くはない。早くあいつを殺す。

あの悪人をこの世から抹殺しよう。

僕は、後ろからくる足音に

牽制の意味で手榴弾を投げて足止めし、

前の3人にあの人が持っていたAKMSU

を撃って撃って撃ちまくる。敵も撃つ僕も負けじと撃つ。あたり一面に硝煙が漂い、銃弾が交差する。硝煙の雲から銃弾の雨が降ってるみたいだ。この硝煙の雲と銃弾の雨を抜けて・・・この先に居る悪人を殺す。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

目覚まし時計がけたたましく鳴り、

僕の意識は現実に戻される。つまらない現実に。僕は今年で高校3年、そろそろ進路を決めないといけないのだが、全く決まらないでいた。というよりも自分が何に向いてるか、

全くわからない。大学に行く気も最初からなかったし、就職するにしてもどこに就職していいかもわからない。せっかくだから、自分の趣味に関係したところ(僕の趣味はアニメや漫画や映画特にミリタリー物が好き)例えば専門学校や、アニメショップいっそのこと自衛隊にでも入隊しようかとも思ったけど、

そんな度胸もなく、結局3年になっていた。

さて僕の日課は平日は朝6時に起床して、

まずは、準備体操してから軽くランニング

1時間ほど走ってからシャワーを浴び、

朝食をとって学校に登校する。僕の家は学校に近いところに住んでいるので徒歩でも充分間に合う。そして帰ってきたら漫画を読んだり映画のDVDを見たりミリタリー関係の本を読む。そして夕飯を食べて寝る。学校があるときはこれを繰り返す。土日はバイトをして趣味のにお金を使う。これの繰り返し。

趣味を満喫してるときは楽しいけど、

それ以外は退屈な日々の繰り返しだ。

今日もつまらない1日が始まる。

通学路歩いてるときにアレが目に入る。

今日はとてもいい日になるかもしれない。

アレとはそう猫、しかも子猫だ。

野良猫だと思うけどどうでもいい事だ。

そうそんな事はどうでもいいんだ。

だってとても可愛いから、見つけるといつも近寄ってきてくる。だから僕も今では子猫の事がとても気に入っていて子猫に癒されている。今日も存分に子猫に癒された僕は、

学校に向かう。せめて今日はいい事がありますように、あいつらが、学校にいませんようにと、願いながら、僕は学校に向かう。

ダメだった。今日も最悪の日になりそうだ。

いや確実になるだろう。その理由は簡単だ。

あの2人がいるから。僕の席は1番後ろにあるその僕から見える1番前の席にいる2人組。

相原彰吾≪あいはらしょうご≫と

稲生慧≪いのうさとる≫だ。

この2人は生粋の不良。いや不良という言葉

では生易しいだろう。この2人は完全な

悪人だ。中学のときから何十人もの取り巻きがいて誰も逆らえずさまざまな悪事に手を染めていたらしい。自分より弱いものや気に食わない人間には容赦なく暴力をふるいイジメをしても誰も恐れて止められなかったそうだ。そして彼らは高校で僕たちに目をつけた。

そう僕と僕の親友、牧島孝の地獄の

始まりだったんだ。

孝とは中学からの親友だった。

向こうも僕も同じ趣味つまりは、

オタクだった。どっちも話し下手の人見知り

だけど同じ趣味の孝と僕は良く2人で

遊んだものだ。高校も一緒だった僕たちは特に問題もなく過ごしていた。だけどある事がきっかけで僕たちは相原彰吾と稲生慧に目をつけられてしまう。正確には最初に目をつけられたのは僕の方だった。

彼らは僕の両親が死んでいることを知っていた。どこから知ったかはわからない。

確かに僕の両親はいない。死んだからだ。僕が小学生の時両親は死んだ。

僕と両親が住んでいた家で2人は首を吊って死んでいた。

最初に変わり果てた両親の姿を見つけたのは

僕だった。今日の朝まではいつも通り

生きていてた父と母が学校から帰ってきたら死んでいたんだ。

結局自殺として処理されたこの出来事は

僕の環境を一変させた。

小学校のときは変な噂がたったりして、

友達は1人もいなかったし、

引き取ってくれた親戚がいい人だったのは

唯一の救いだったかも知れない。

とりあえず高校に入る頃にはその事を

知ってる人は周りにいなかったので、

正直驚いた。(どうやら彼らの取り巻きに僕の小学校の同級生がいたらしい。)

孝と休み時間話していると急に2人に

話しかけられた。僕に対して

「おいお前の両親て首吊って死んだって本当かよ」と相原が言うと稲生が続けて

「どうせ闇金で借金でもしてどうにもならなくなって死んだんだろうぜ。」

「俺んとこで借りてば返せてたろうぜ。」

どうやら稲生の親は金融関係の仕事をしているらしい。更に相原が、

「お前だけ置いてかれてかわいそうになぁ

なんだったら今から後を追ったらどうだ。」

ここまで言われても僕は無反応つまり

無視していた。

こういう輩には関わらないのが一番。

そうすれば向こうは興味がなくなって終わり

そのはずだったのに孝が突然、

相原を殴ったのだ。

向こうも予想してなかったらしく、

相原は尻もちをついて一瞬何が起こったのか

わからないようだった。

そのあと孝はこう言った。

「お前らはクズだ。」

更に続けて、「お前らにはわからないのか

彼が今どんな気持ちなのか。亡くなった両親

を馬鹿にされてどんな気持ちかわからないんだろうこのクズが。」

「僕の親友を馬鹿にするな。」

孝がここまで感情を剥き出しにするのは、

初めて見たので僕はちょっとびっくりした。

けど、それ以上に僕は嬉しかった。

こんなにいい友達がいてくれて僕は、

とてもとても嬉しかった。

だけど、この出来事がきっかけで、

相原と稲生は僕たち、いや正確には孝に

ねらいを定めた。

一週間ご。登校してきた孝を見て、僕は

驚いた。左腕を骨折しているらしくギプスで固定されていて顔殴られたのか痣がとても

痛々しい。

僕は何があったんだと聞いても孝は、何でもないよ。と誤魔化されてしまった。

この時無理にでも聞いとけばよかったのかも知れない。でも聞けなかった。

あの後孝は相原と稲生に酷いいじめを受けていた。しかも僕をかばっていたためいじめは

更にエスカレートしていた。

万引きなどの犯罪まがいの事もやらされたり

現金なども彼らに渡していたそうだ。さらに

学校でも平然といじめていた。

生徒や先生がいても全くお構いなしだった。

僕は何度か孝を助けようとした。

けど僕にそんなことが出来るはずもなく

1年の3学期に孝は死んだ。

正確には、殺された。そう殺されたんだ。

酷い雨の日だった。道路に倒れていた。

複数の人間に殴られ蹴られ何ヶ所も骨折し

内蔵破裂で死んだ。

犯人はあの2人、相原と稲生なのは間違いない。

なぜなら目撃者も居たのだから。

そして2人は逮捕。これで解決・・・のはずもなく彼らは何事もなかったかのように

出てきた。彼らの親はかなりの影響力があるらしく

普通に2年生として学校に出てきた。

僕は殺してやろうと思った。こんなことが

許されるはずがないと。

しかしそんなことが出来るはずもなく、

2年になって彼らは僕を標的に定めできた。

しかしいじめはすぐ終わる。僕が校舎裏で

彼らに殴られていたとき転校生に助けられたのだ。彼女は彼らは大の男2人を蹴散らし、

(他に理由もあっただろうが。)

転校生、彼女の名前は宝城マリア、アメリカと日本のハーフらしく金髪をポニーテールにして腰まで伸ばしていて、その黒い瞳は、

吸い込まれそうなほど綺麗だった。

彼女はクラスどころか学校中の人気者で、

なんと生徒会長にまでなってしまった。

そして現在(いま)。3年生になった僕は、

いじめもなく特に何かが変わる事もなく退屈な毎日を送っていた。数少ない楽しい事と

いえば、時々会う猫と遊んだり、自分の趣味のために時間を使うことぐらいだ。

今日はアニメか映画どっちのDVDを観ようか

考えながら帰っている時に車何かにぶつかる音と猫の悲鳴見たいのが聞こえた。

僕はいてもたってもいられなくなり音の場所に走ってみると、トラックが止まっていて

運転手が悪態をつきながらトラックの下を覗いていた。男と僕は一瞬目があった。

男は運転席に戻るとそのまま走り去ってしまった。

トラックが去った後には猫が倒れていた。

あの子猫だ。子猫が血だらけになっていて

腹から細長い物が飛び出していた。

僕は子猫に近づいていく。

近づいてさっきまで子猫だったモノを

抱き上げた。周りの人が見ているのも構わず

血が制服につくのも構わず僕は抱き抱えて、

人目がつかないところを探していた。

気がついたら、日が暮れていた。

僕はあまり言ったことのない森にいた。

開けた場所があったのでそこに埋めることにした。そこに行くと自分の町が一望できた。

そこから見えた町はとても、とても綺麗で

自分がどんだけちっぽけな存在なんだと、

痛感して涙が出た。

泣いたのは両親が亡くなってから今まで、

泣いたことはなかったのに、

孝が死んだときも泣かなかったのに、

喉が潰れるぐらい大声で泣いた。

泣いて少し落ち着いた僕は墓を作った。

終わった後、僕はこう考えていた。

あいつらを殺してやる。

例え僕は死んでも構わない。

いや絶対僕の方が殺されるだろう。

それでも構わない。

何もしないで生きていくなら僕は、

戦って死んでやる。

そう覚悟した時、後ろに気配を感じて振り向くと、男が立っていた。

男は全身黒ずくめで黒いスーツを着て、

頭には中折れ帽を被り、

黒のトレンチコートを羽織っていた。

しかし一番印象に残るのは、彼の顔である。

丸縁のメガネをかけているその顔は笑顔だ。

まるで笑顔の仮面を被っているような、

作り物の笑顔が張り付いている。

「私はあなたをスカウトしに来ました。」

男は笑顔のまま続ける。

「あなた殺したい人がいるでしょう。」

「あなたが望むなら我々が殺す力を授けましょう。」

「しかも一カ月であなたを鍛えあげます。

さあ、どうします。」

男は右手を伸ばしてくる。

僕は迷うことなくその手を掴んだ。















ここまで読んでくれてありがとうございます。読めば分かると思いますが、

お話は始まったばかりで、

全然アクションしていません。

ですがこのお話の結末はもう考えてあるので

できれば最後までお付き合いいただくと

ありがたいです。

それでは最後まで読んでくださって、

ありがとうごさいました。



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