story7 ~現実世界~
「勇志ぃ~、勇志ぃ~!」
ん、この声は・・・
目を開けたら蓮子が俺のことを見下ろしている。
「…ん。俺は野宿してたんじゃなかったんだっけか?」
「へ?なに言ってるのぉ?ここはカガラス城下町の宿だよぉ。」
帰ってきた…のか?
「もう、三日も寝てたんだよぉ。大丈夫ぅ?」
「あ、あぁ。ちょっと変な夢を見てたとこだ。それより俺をどうやって宿まで連れてきたんだ?おまえひとりじゃ俺を運ぶのは無理だろ?」
「それがねぇ。どこからか女の人が出てきてその人が呪文を使ったらここまで来たんだぁ。
その呪文がねぇ。聞いたこともないような呪文でねぇ、たしかぁ~…『ジャンなんとか』っていったかなぁ。」
「そうか…。明日、もう一度森に行って、つるぎを取りに行こう。」
「うん。」
「勇志起きてぇ~。朝だよぉ~。」
「あぁ。じゃあ行こうか。」
小悪魔や液体生物が出てきたがあの魚人兵を倒した俺たちにとっては、弱い敵だった。レベルを上げるには最適だった。
俺たちはそれぞれ3レベまであがった。新しい魔法も覚えた。まあ、それは今度でいいだろう。
そうして俺たちは祠までたどり着いた。
「勇志ぃ。これが祠かな?」
目の前の看板には『コノサキホコラ。ヒキカエスナラ、イマ。』と書かれていた。
「そうだろう。それより『ヒキカエスナラ、イマ。』ってどういうことだろう?」
「そのまんまの意味だよぉ。帰るなら今って教えてくれてるんだよぉ。」
「そんなのはわーってるよ!!!!そうじゃなくて、ここまで来て帰るやつはフツーいねーだろ?」
「確かにぃ。」
「なのにここに立ててあるってことは祠に何かあるんだよ。」
「なるほど!」
「だから気をつけていこうな。」
「うん!」
タッタッタッタッタ
「うわぁぁぁぁぁぁ!」
……
「落ちた…」
蓮子は穴に落ちた。だから言ったのに…
「おーーーーーーい、れんこぉぉぉぉぉ。だいじょぶかぁぁぁぁ!」
しばらくして返事が返ってきた。
「勇志ぃぃぃぃぃ!この先に道があるよぉぉぉぉぉぉ!」
「今行くからそこから動くなよぉぉぉぉぉぉ!」
だいじょぶそうでよかった…
俺はその穴に下りて行った……
―――阪元勇志LV03―――
HP40
MP20
力12+05(鉄のつるぎ)
防12+03(平民の服)
―――真狩蓮子LV03―――
HP28
MP30
力08+03(樫の杖)
防08+03(平民の服)
To be continue...
投稿できるときにいっきにしたいとおもいます!