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第十六話 空白

 夕子は戻ってこなかった。

 僕は、時々一人で、秘密基地に行って、夕子の残して行った、白い椅子に座って、ぼうっとすることが多くなった。

 夕子がいなくなって、一番大きな影響を受けたのは、サユリだった。サユリが生まれた時には、夕子は山口家にいたそうだ。その時から、姿形は変わっていないという。それを聞いても、僕はもう、あまり驚かなくなっていた。

「最初は、お母さん。だんだんお姉さん。最近は友達」

サユリの中で、夕子と言う座敷童の存在はそんな風に変化していった。そんな存在を失ったサユリの気持ちが、最近、少しずつ僕にはわかるようになっていた。サユリを守らなければ、そんな気持ちが、少しずつ、大きくなっているのがわかった。

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