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(5)

短め。

 結局、困った噂の出処は分かり、隠し撮影機器についても皆無であることを、一応地元の公安支部と連携して「公安正式調査済み」とした。これで無事平穏が戻った……といいたいところだが、宿はまた困ったことになった。


 実はミズバショウが空から現れてすぐ、異変を察知した温泉街の人々が、夫婦を心配して宿まで飛んで来ていたのである。

 そこで噂の真相も聞いたのだが……それ以来、「竜の来る温泉」「竜も癒やす温泉」として、すっかり噂になってしまったのだ。それにエンジェリアも……

 そのため、急激に予約が増えてしまって、今度は嬉しい悲鳴を上げる事態になっている。もうすでにオフシーズンの期間分までも予約が埋まっているのだ。


 また、実際に竜種たちも温泉に入りに来るようになった。急遽竜種用の温泉も増築して、大盛況である。怪我を癒やした幼い竜本人も謝りにやってきて、今ではお得意様である。

 そして彼らは無料に甘えず、何かしら手土産を持ってくるようになった。お陰で雪灯荘は大儲けであるし、その分人手を雇ったり、古い設備を修理したり刷新したりと、益々おもてなしの質も内容も充実していくのであった。相変わらず鴨鍋も美味い。


「なーんか、万事上手く行ってよかったねー?」


 一週間滞在してきたガイは、職場に戻ってすぐコルジたちに会いに来た。両手いっぱいのお土産を配る最中である。


「はい! みんな嬉しそうで、よかったです!」

「その節はどうも。うちの親戚が、ホントお世話になりました」

「あはは、俺のほうが一週間、すごいお世話になったよ」


 ミズバショウが来た翌日にコルジたちは帰ったが、ガイは一週間の宿泊を満喫してきた。その間、竜種たちとの会話や公安支部とのやり取り、街のひとたちへの説明など、ガイが張り切って取り纏めていたのである。

 その分、サトミ夫妻のガイに対するおもてなしが素晴らしかった。ガイは来年も必ず行くと決めたし、その場合必ず部屋を抑えておいてくれるということだ。


「ガイ先輩、またいっしょにお風呂入りに行きましょうね!」

「うんうん、そだねー」


 頭をぽふぽふ撫でて、ガイは十二班を後にした。

 越冬欲も収まったし、充実した休みだった。


「サンリ、今年の冬はたのしいな! またサギリくんとも遊ぼう!」


 コルジにとっても、たくさんの友人たちに囲まれて過ごす楽しい休暇だった。まだ興奮冷めやらぬ……というか、思い出すたびにワクワクしちゃうのである。


「そっすね、年末年始はまた色々イベントもあるし……」

「そうか! 年始はケーキ食べよう! あ、シキさんがおしるこを作ってくれるって言ってた!」

「はいはい」


 冬の公安部は、まだ人が少ない。冬眠休暇が明けて戻ってきたら、ゲイツたちにたくさんお土産話をしようと決めているコルジなのであった。


(END)

ガイ先輩が書いてて楽しいのとミズバショウさん出したかったのと温泉つったら湯けむりと大学生と事件だろってことでサギリくんを加えたりと、色々やってたらなんか長い話になりました。

それはそうと、師走の忙しさで心折れそうです……弟子エクストリームトライアスロン

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