第四話 IQテスト
平和は戦争よりもよい。というのは、平時において息子たちは父親たちを埋葬し、戦時において父親たちが息子たちを埋葬するからである。ーフランシス・ベーコン
ブラント主治医視点
〜モスクワ病院〜
今日は総統閣下に正確なIQテストをしていただきます(面倒なことになるのは嫌なので、お願いだから高得点を取ってください、総統閣下)。IQテストは12個の項目でテストをします。IQの平均は100で、成人男性の三分の二が85〜115に含まれます(お願いなので最低でも85以上はとってください)。
〜一時間後〜
「総統閣下、これからIQテストを始めます」
「うん」
「アメリカの首都はどこですか?」
「ロンドン」
「ええと、3マルクで80ペニヒの品物をいくつ買うことができますか?」
「300個」
(終わった)
いずれにせよこの時はとある一人の男を除いて誰も分かっていなかった。独裁者の変貌によって世界に歪が生じ始めていたことを。そしてそれが大きな大きな歪みであることも。
〜某城〜
「████閣下。私が統治しているプラハでのユダヤ人、ロマの完全なる排除に成功しました。スラブ人も全員捕縛はしましたが、スラブ人は強制労働に活用できるため、殺害はせず、現在は収容所にぶち込んでいます。」
「了解した。これからも███のために尽くしてくれ」
「こいつももう数年で用済みか」
やはり彼の独り言は届かないのであった…
短くてすいません…




