そう来たか……(汗)
前回の続き。
うん……結局作ったんかい(汗)。そしてさすが涼恵狂信者だ……。
「涼恵さん、これあげます!」
希菜に渡され、涼恵は「これは?」と首を傾げながら受け取る。
「チョコです!少し早いですけど……」
「そうか、ありがとう」
チョコ、と聞いた瞬間、涼恵は顔を引きつる。
希菜からもらったチョコが嫌なわけではない。むしろうれしい。うれしいのだが……さっきの過程(昨日の小説参照)を見た後だとどうしても引いてしまう。
「その……部屋に戻ってから食べていいか?食べたか不安ならビデオ通話しながらでもいいから」
薬の効果が切れるまで一人でいればと、涼恵が提案すると「はい!ではわたしも部屋に行きますね!」と走っていってしまう。
涼恵は部屋に入り、風が寝ていることを確認するとチョコを食べ始める。同時に着信が来た。
「はいはーい」
「どうですか?」
「うん、おいしいよ。ありがと」
……やけに身体が熱くなる。いや薬が入っているのなら仕方ないのかもしれないが、かなり強力だ。
「……希菜、あの薬、どれぐらい入れた?」
不安になった涼恵が尋ねる。あぁ言う薬は五滴ぐらい入れたらそれなりに効果が出るものだ。
「全部入れました!」
「それでか……」
そりゃあ、ここまで身体が熱くなるのも納得がいく。しばらくは誰とも会わない方がいいな……と思っていると、
「涼恵さん、入るね」
タイミング悪く佑夜が入ってきてしまった。
「あ、ゆ、佑夜さん……」
「涼恵さん?顔真っ赤だけど、どうしたの?」
「ふっふっふ……実は惚れ薬を盛りました!」
電話越しに希菜が楽しそうに笑う。
「ちょ、ちょっと、離れて……」
普段なら、こんな気持ちにならない。こんな、佑夜に意味もなく抱き着きたいとか触れたいだとか。薬に任せてそんなことをしちゃいけないと涼恵は何とか自制する。
「あ、これ媚薬……?」
「どっちでも同じだよ!?」
佑夜はどうしようか悩んでいるようだ。
「そ、その……え、恵漣さん呼んでくるね」
ここで襲うという選択肢が出ないのは、さすが涼恵狂信者というところか。
そのあと、薬の効果が切れるまで恵漣に看病してもらっていた。




