守護者達+αに言ってみた
お前懲りてないな……。
守護者達にそれ言ったら殺されるぞバカ……。
「涼恵、やろうかな~」
懲りずに悪魔がそんなことを言うと、複数人から何かが切れる音が聞こえた。
「涼恵を、どうするですって……?」
「涼恵さんに手を出そうなんて、勇気があるね……」
「薬の実験台にされたいの?ちょうどいいものがあるんだよねー」
「佑夜、こいつ縛っとくからぼっこぼこにするぞ」
「へぇ、涼恵に手出しする、ねぇ?」
「兄さん、容赦は必要ないみたいだぜ?」
あ、ツッコミ役が消えた。
それに気付いた悪魔はダラダラと汗を流した。
「わ、悪かったって……」
「大丈夫、君悪魔だから猛毒飲んでも死なないって」
「た、たすけてくださいぃいいい!」
「蘭」
「任せろ、兄さん」
逃げ出そうとする悪魔の顔の横を、矢が飛んできた。いつの間にか、蘭が弓を持っていたのだ。
「オレ、こう見えて元弓道部なんだぜ……?しかも全国大会に推薦されるぐらいには上手だったんだ……」
新事実、蘭は弓道部だった。
なんて言っている場合じゃない。命の危機だ。いや悪魔だから死ぬことはないんだけど。
「蘭君、あいつの翼を射抜いてくれるかな?」
「任せてくださいっす、佑夜さん」
そのあと、彼らの怒りが収まるまで逃げ続けたという。




