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2009.8 総選挙が終わって思ったこと

 政権交代がヒステリックに叫ばれた今回の総選挙だが、結果は予想通り民主党の圧勝に終わった。

 本日、酒屋の友人と話したのだが、「小選挙区制というのは、ある意味怖い。まさにドミノ倒しだね」という彼の言葉に同感である。僕の選挙区では有力候補者が3人いたので、当選者の得票率は39.5%、つまり60パーセント以上が死票だ。他の選挙区でも当選者の得票が50パーセントを超えているところは少ないだろうし、こんなに死票が出る選挙制度はいかがなものだろう? 現時点で小選挙区の選択肢はほとんど民主党か自民党しかないように思う。(自民党は今後どうなるかわからないが・・・・・・)他の政党は比例代表でかろうじて生き残っている状態だ。このような状態だとなんだか選択肢がすごく狭まって、僕としては生理的に不快である、というかちょっと恐怖を感じる。たしかに現在の選挙制度だと自分の投票した政党が与党になる確率が高くて、国政に参加した感触もある。だけども僕は2大政党が交互に政権を担うというあり方はあまり好きではない。かえって政治が硬直化するような気がするのだ。

(もっとも今の自民党だと以前の中選挙区でも政権交代がありえたのではと思ってしまう)

 アメリカ公民権運動の指導者、キング牧師の言葉だったと記憶しているが、「少数者を守ることが、結果として多数者を守る(このような趣旨の言葉です、文言はたぶん違うと思う)」ということは真実だと思う。第二次世界大戦のナチスや日本の軍国主義の状況は、まさにこの言葉の反面教師ではないのか。

 僕としては現在の小選挙区なんか廃止して中選挙区と比例代表にした方が、民意をより反映すると思うけど、どうだろうか?

 もうひとつ、今回の選挙で驚き怒り呆れたことがあった。それは20歳になっても遠隔地に暮らしていて住民票を移していないと選挙権がないということだ。僕の子供は学生でいま21歳で実家から遠いところで暮らしている。住民票のある場所に生活していない人は選挙の案内も来なければ、選挙人名簿にも載っていない。投票したければ住民票を移せということだ。このことは最高裁の判例にもあるとエラそうに選挙管理委員会はのたまうのだ! 僕としては学生の数年間くらい実家に住民票を置いて、どこが悪い! といいたい。役所は変なところには気を使って住民感情を理解しないのだ。20歳になれば選挙権が保障されているし、ややこしいことを言わずに、住民票のあるところで選挙の投票をさせろ! 投票に行くか行かないかは個人の判断だろ、プンスカ! とおじさんは怒っている。このことを地元の某新聞社に問い合わせたら、こいつもエラそーに選管と同じことを、さも知ったかぶりに話すのだ。新聞記者が行政と同じことを得意そうに喋るな! お前は役所の広報か? 忠犬ハチ公か? と言いたくなったが余計疲れてしまいそうでやめました。しかし、こうして書いていて思うのは、僕が怒っているのは子どもに選挙権がないことよりも、実は対応した人間が官僚的で横柄な口調だったからかもしれない? (それも男!)もし相手が若い女の子で、申し訳なさそうになおかつ丁寧に話してくれれば、「はい、わかりました」と案外素直に納得したかもしれない・・・・・・うーん?


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