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黄昏時ノ探偵  作者: きのこシチュー
12/20

辰の四つ 御守リト二人ノ絆


一方その頃、酉の方角(ひがし)側の二人はというと。



「…アルトの奴…何処行ったんだマジで…」


皐月だけ、完全に迷っていた。


人間と吸血鬼のハーフ(ダンピール)の固有体質として、『近くにいる吸血鬼を探知できる』というものに加え『吸血鬼を捕捉すると、足の速さが通常の2倍になる』というものがある。

その為、ただの人間である皐月が、本気を出したアルトに追いつける訳もなく。

ただ呆然と、「呪い」の蔓延る木々の間を彷徨うだけとなってしまっている。

「…今の僕、幽霊より幽霊してんじゃね?」

そんな事をぼやきながら、皐月はとりあえず奥へと向かって行った。


——と、その時。


ゴォッと強い風が吹き、可視化していた「呪い」がにしへ飛んで行った。

「…夜長、すぐ行くから持ってくれ!」

そう吐き捨てて、皐月は更に奥へと入って行った。






その少し前の卯の方角(にし)側。



夜長は目の前にあった結界を壊した自分の手を、指鉄砲の形にしたまま見つめる。

「…す、すごいです!夜長さんの能力、「実体の無い物には当たらない」って説明出てたんですけど、不可視の壁なら壊せちゃうんですね?!」

「うーん…結界って実体有りカウント入るんだ…?」

「えっあれかなり賭けだったんですか?!」

「うんまあ…」

でもさっき紙の落ちる音がしたから、「実体に基づく物」としてカウントされていてもおかしくはないか…と夜長は一人で納得した。



——彼の能力。

それは、実体のある物・実体に基づく物であればなんであろうと指差しただけで破壊する、『絶対破壊能力』。


実体のある物。

それは、人間や動物、硬くて絶対に壊せないような物でさえ対象になる。つまりは質量のある物、なのである。

そして実体に基づく物、というのは、それらと関係しているのであれば概念や戒めでさえ破壊可能…という事なのである。


こう見ると壊せない物は無いのでは?と思うだろうが、実はそうなのである。

先程京子が「実体の無い物には当たらない」と言っていたが、実際には「実体の無い物には()()()()()()」というだけ。

頑張れば当たる。

実体の無いものというのは、幽霊や妖怪、呪いなどの事である。


この能力を使う時のデメリットは、1日3回までという制約がある、ということ。

強い能力故に、体への負担が大きく、1回目はなんともないが2回目に立っていられなくなり、3回目に至っては何処かの器官が壊れたのか激痛とともに血を吐き出す。

外した時もカウントされる為に、夜長は外れる可能性のある幽霊や呪いにはこの能力を使わない。




「——そんな事より、先に進もう。目標はすぐそこだろう?」

「は、はい!それでは…進軍!」

進軍はちょっと違くない?と夜長は思ったが、口には出さなかった。


そして、先にいたのは。


「だ、誰だッ!ぼくの邪魔をするなァ!!」


見知らぬ太ったおっさんだった。



「…誰?」

「あー、京子くんも分からないかー」

困惑する京子と、それを見て達観する夜長。

そんな微妙な空気が流れる。


「くそッ!このまじないは人に見られちゃいけないってのに!そこのショタ、どうやって結界を破りやがった?!」

かなり興奮した様子で、太ったおっさんは捲し立てる。

そして夜長の答えを待たず、おっさんは続きの言葉を言い放った。

「いや今はそんな事より呪いを完成させなければ!これで!京香ちゃんを!今度こそ殺してやる!!」

「なッ!?」

男が言い終えると同時に、蔓延していた呪いが一気に男の周りに集まっていく。

これだけの呪いを使ってしまったら、この男の命は無いだろう、だがそれ故に京香が死ぬ確率が上がるだろう…そう夜長は直感する。

(まずい、何か対策を取らないと…!)

そう焦る夜長。

だが、手元にあるのはカスとタンの二枚の札と、実体の無い物には照準がズレてしまう能力だけ。

打つ手がないと絶望する中、ただ一人、京子だけは凛とした顔で目の前の男を見つめていた。



「——思い出しました」

強い風の中、京子が不意に歩みを進めた。

その歩みに恐れはなく、ただ凛として、彼女は男の方へと向かって行く。

「姉が、ストーカーで悩んでいた事。そのストーカーは確か、和泉八雲(いずみやくも)、という名前だったはずです。——貴方が、そうですね?」

男——いや、和泉八雲は、そこで初めて京子を見たらしく、怯えの顔を一瞬見せてから焦ったように呪いで京子を攻撃しようとする。

しかし。

「なッ?!なんで!」

「——効きませんよ、貴方の小ちゃい「(おも)い」なんて。涙が出るほど小ちゃいです」

可視化された呪いの渦は、京子を捉えることは出来ず。

ただまっすぐ、少女は目の前の相手へと向かって行く。

和泉八雲はただ怯えるだけだった。


「私の姉への想いを、舐めないでください」


凛とした声色で、少女がそう言うと、突如夜長の懐にあった御守りが飛んで行った。

夜長が掴もうとしてもすりぬけ、そのまま少女の元に引き寄せられていった。



「貴方に、天誅(てんばつ)を下します!」





——神には、必ず二つの側面が存在する。


一つは和魂(にきたま)

人々を守護し、幸運を授ける、優しく平和的な神の側面。


もう一つは、荒魂(あらたま)

人々に災厄と呪いをもたらす、荒ぶる神の側面。


そして人へ天罰を下すのは、荒魂である。



それらは、小さな神社たる『御守り』も例外ではなく——





——御守りが、京子の首にかかる。

先程まで触れる事が出来なかったのが、この瞬間、それが可能になったらしい。


「…霊と神は親和性が強い…という事、だろうか…?」

いや、もしかしたら巫女たる力が実はあったのかもしれない。夜長は、京子を見つめながらそう考える。


可視化されていた呪いは浄化されたのか見えなくなっており、京子は神々しいオーラを纏い、そのまま和泉を見つめる。


「人を呪えば穴二つ、という言葉を知っていますか?」


和泉は声が出せないくらい怯え上がっており、声が出ないようだった。


「人を呪ったら、良いことはありません。呪いは必ず貴方を蝕みます。

姉にどれだけの恨みつらみがあるのか。

それは分からないけど、貴方が強く姉を想っているのはわかります。


でも、これだけは言わせてください。



私の方が京香のことを強く想ってるんだから!!!

アンタなんか比にもならないくらい!!!

だからアンタなんかに京香を殺させはしない!!!

アンタなんか地獄に落ちてしまえ!!!」


京子がそう吐き出すと同時に、まばゆい光が辺りを包み込む。

そのタイミングでひがしの二人と、そちらに居たらしい吸血鬼がこちらにやってきた。

「夜長!何が起こってるんだ?!」

「皐月くん、後で説明するからちょっと黙って!」

人差し指を口の前で立てて、夜長は皐月を制する。

そして小声で「触れぬ神に祟りなし、だよ皐月くん」と耳打ちするが、皐月は何が何だか分からない顔をするばかりである。


しかしそんな外野の声など聞こえていないらしく、京子は怯える和泉の顔を覗き込んでいた。


「何か言い残すことはありますか?」


先程と打って変わって、とても落ち着いた声色で、少女は目の前の男にそう尋ねた。


「待ってくれッ!ぼくはただフラれただけだ!ア、アイツが、アイツが悪いんだ!ぼくをフった報いを受け」


「…はぁ。反省、してないみたいですね。これは重い罰を与えないと」


「あ、いや、違う!間違えた!反省してる!だからどうか、命だけは!!」


浅ましく縋る男を、少女は白い目で見つめる。

しばらくして、大きなため息が漏れ出た。


「はぁぁぁ…だからアンタ京香に嫌われたのよ…

なんて浅ましい。なんて意地汚い。気色悪い。

でも、アンタを殺すことはしないから。」


「じゃ、じゃあ…!」


男の目に希望が宿る。

自分はまだ生きていけるのだと、そう信じて疑わなかった。


だが。


「何喜んでるの?死という逃げ道に縋りたくなるくらい追い詰めて、追い詰めて、追い詰めて追い詰めて追い詰めて…それでも死ねないっていう呪いをかけてあげるから。だからね?アンタは救われない。

私の姉を殺そうと…いや、手を出した時点で遅いのよ。

私を敵に回しちゃったんだから。


だから。


——存ッ分に生き地獄味わった後に死んでよね!!!」



少女は、満面の笑みで。

男の頭に。


手刀チョップを、振り下ろした。



——それはまるで、人の不幸を楽しむ天上の者のように。


ただ愉快に。



荒魂の神は、笑っていた。






その後、聖なるチョップを食らった和泉は気絶し、それを見届けたのちに、京子もその場に倒れた。幽霊に倒れるという言葉を使うのは何かおかしい気もするが、倒れたのだ。

それはまるで相討ちかのように。


「…それで、どういう事だったんだ?」

未だ頭にハテナを浮かべる皐月を見て、夜長は緊張がほぐれたらしく、「ふぅ」と短いため息を吐いた。

「そうだね、説明しよう。その代わり、そっちで何があったのかも教えてよね?」

「勿論」

「…それじゃ、話そうか。

まず、こちら側に居たのはこの男、和泉八雲。

能力は使ってこなかったけど、多分僕の推理通りの能力を持っているはず。

能力の代わりに使ってきたのは呪い——いや、呪術」

そこまで言って、東側にいた吸血鬼が声を上げた。

「じゅ、呪術だって?!アイツ、本当にやりやがったのか!」

「…君は何か知ってそうだね。じゃあ教えてもらおうか?」

「わ、わかりました…」

そうして彼は口を開いた。

「わたしの名前は中里篤史(なかざとあつし)

八雲の京香さんに対する熱意は知っていました。彼が京子さん殺しの犯人だという事も。

それで、彼…京香さんが死んでない事に激昂して、変なものに手を出したんです」

「…それが、呪術…」

「…彼は『ユェトュー』と名乗る人物からその術を教えてもらったそうなんです。

今日、彼に連れられて、わたしは此処で待ってろと、あちらの方へ置き去りにされたんです。

でも…今ならわかります。

わたしは、生贄…だったんですね…」

消え入りそうな、泣き出しそうな声で、裏切られた親友はそう言い切ってから嗚咽を漏らす。

「……ユェトュー…」

夜長は初めて聞いたその名を口の中で反芻する。

恐らく発音的に中国語なのだろう。だが、意味までは分からない。確かユェが『月』とかいう意味だったはず。

脳内の中国語辞典をフル回転させる直前に、アルトが声をかけた。

「ところでさっきの京子はどうしたんだ?なんかおかしくなってたけど」

「ん、ああ…あれは…うーん、そうだな。

椿紅くんは神様が必ず二面性を持つって事知ってるかい?」

「にめん…せい…?」

アルトは頭にハテナを浮かべて首を傾げている。

その様子に「アッこれダメだ」と夜長は心の中で諦観した。

「二面性…うーんまあ善悪二つの顔を持つって事かな、多分。

で、神には必ずそれがあるんだ。

一つは和魂。

幸せや恵みをもたらす、優しき善の側面。

もう一つは荒魂。

災いや呪いをもたらす、荒々しい悪の側面。

これら二つを合わせて神…特に日本の神は成っている。

それで、京子くんとの関係性だけど、」

その先を言おうとして、閃いたアルトが口を挟む。

「ま、まさか、その荒々しい神に乗っ取られたのか?!」

「うーん…まあ半分正解、かな。

乗っ取られた、ではなく神が力を貸していた、の方が適切かな。もしかしたら彼女には巫女たる力があったのかもしれない。

ともかく、荒魂の神が彼女に力を貸して、和泉八雲を罰した…というより呪ったんだ。これは所謂…呪い返しと言っても差し支え…ない、かな?」

「なんでそんな曖昧なの…?」

アルトが呆れ顔をする。珍しいなと思いながら皐月はまた写真を撮った。

それに夜長とアルトは不思議な顔をする。

そうして、探偵御一行は倒れた京子を担ぎ、和泉は中里に任せ、帰路についた。

「それで、そっちはどうだったのさ」

「んー…なんだろ、開けたところで迷ってる風な中里さんを何故かアルトより先に見つけて、で、アルトに見つかる前に保護したんだ。

一応能力で僕らの勝利約束しておいたけど意味なかったな」

「いや、多分効果あったと思うよ。ありがとう」

そんな話をしながら、彼らは探偵事務所へとたどり着いた。




――――――――――――――――――




「——と、いうことがあったのさ」

「いやさっぱりわからないです」


——後日。


依頼を受けてからきっちり二日で少女はまた、この場所を訪れた。


「うーん、どの辺がわからないんだい?」

「いえ全部ですよ。呪術とか神とか結界とか。更に能力なんて!そんなものこの世にあるわけないでしょ?」

キッパリと少女はそう言い放つ。

だが、探偵には全てお見通しであるのだ。

「…君も、能力者だろう?妹の京子くんから聞いたよ。心の中で会話する…所謂テレパシーの使い手らしいね?あと…君は吸血鬼バレを非常に恐れて、バレないような品を持ってるそうだね?」

その話は触れてはいけない事のようで、京香は心底恨めしそうな顔をする。

そして絞り出すように、呟く。

「……そう、ですか。じゃあ、やっぱり…今の話は…京子は…全部本当、なんだ…」

妹は怨霊になんてなってなかった。

むしろ、自分をずっと護ってくれていた。

そんな事実を受け入れたくて、受け入れられない。

今まで悪いものになってしまったと決めつけていたから、後ろめたさが強くて。申し訳なくて。

そんな風に、京香の心の中はぐちゃぐちゃだった。

「…まあそんな悲観しなくてもいいと思うよ。だって京子くん、今も君のこと護ってるし」

「エッ?!」

バッと後ろを振り返る。

しかしそこには何もいない。

夜長には手を振る京子が見えているのだが、京香にはどうしても見えていないようだ。

しかし。

「…は、はは…やっぱ京子は京子だ…

ごめんね…怨霊だと思っちゃって。

ありがとう、護ってくれて」

見えていないはずなのに、妹がいるはずの虚空を見つめて、京香は、一縷の涙を流したのだった。



数分後。


「ところで、ちょっと君に聞きたい事があるんだけど…」

「…なんでしょうか?」

京香の涙と懺悔が落ち着いた頃。

探偵は、京香に質問を投げかけた。

「君は初めてあった時、とても死に対して怯えていた。それで聞きたいんだけど…どうしてそんなに、死を恐れるんだい?君は吸血鬼なんだろう?」

それを聞いた京香は、捻くれた顔をして、吐き捨てるように

「そりゃあすぐ死ぬ人間に比べたら死ににくいでしょうね!」

と言った。



夜長は、静かに。真実を口にする。


「…ああ、言い忘れていたね。


()()()()()()()


手で、耳の前にかかった癖のある髪を、上げる。


そこには。

紅い瞳に、目立つ八重歯、尖った耳を持つ——


吸血鬼(ようかい)が、いたのだった。



「……そう、だったんですね。すみません、ヤケになっちゃって」

京香はぺこりと頭を下げて、目の前の探偵を受け入れた。


そして京香は、冷静な瞳で探偵を見据える。

夜長はそれを見て、本当に双子なんだなと感じた。


「…死が怖くない生物なんて、居ないと思います。百獣の王のライオンだって、私たち吸血鬼だって、死ぬ時は死ぬんです。呆気ないままに。しかも吸血鬼(私たち)って普通の武器で死なない代わりに弱点多いじゃないですか…」

「まあね。でも対策したら大丈夫だろう?銀の武器も触らなきゃいいんだし」

「そ、そりゃあそうですけど…そういうことじゃなくて…!だって、死んだら無くなっちゃうじゃないですか!」

今までの思いが爆発したかのように、京香はそう言った。

それを受けた探偵は、静かにこう返す。

「それは違う。死んだら何もかも無くなるわけじゃない。その人が残した想いも、過去だって消えるわけじゃないんだ。だから、死は悲観するものでもない、と僕は思うかな。それに君だってさっき、そこに京子くんがいるって分かったんだろう?」

痛いところを突かれたのか、その言葉を聞いて京香は「ヴッ」と声を上げて呻いた。

「それに、誰かが覚えていれば、彼らは本当の意味では死なないんだ。誰かの中で、永遠に生き続ける。そして誰かがその人のことを忘れた時。それが、本当の死となるだろう。それは、人間も吸血鬼も変わらない。そう僕は考えている」

優しい声色で、夜長はそう続けた。

だが、京香は「納得がいかない」という顔をしていた。

「…なら、死を恐れるのも種族の違いなんてないと思います。死後がどうであろうと、関係ないです。死というその一瞬間…それが怖いんです。私達は人間が死ぬような事では死にません。でも、だからこそ私は怖いんです。あと痛いし」


——なるほど、と夜長は納得した。

死の何が怖いのか。

そこに種族の差はあるのか。

死の意味とは。


それらの答えは、たった今出た。


死は生き物全てに訪れる終わり。

そこに種族の差は無く。

そして自分が闇へ消えてゆくその一瞬間が怖いのだと。

それが“普通”なのだと。


生の意味を探す探偵(夜長月飛)”は、その事にやっと気づいた。


「…ありがとう。感謝するよ、京香くん」

「えっ?あ、ええと…お役に立てたなら…幸いです…?」


だけど。

やっぱり分からない。


ならどうして自分は、死が怖くないのだろうか。


自分という生の持つ意味とは何なのか。



分からない。



だからこれからも、彼は求め続けるだろう。

その謎に対する答えを———。





———え?夜長月飛の容姿をもう一度見せて欲しい、だって?

いいよ。はい、これが彼の写真だよ。


茶髪に、赤い瞳に、八重歯。

何か、変なところがあるかい?


え?「耳は尖っていない」?「どう見ても人間と同じ形の耳だ」?

…嗚呼、本当だ。よく気付いたね。

いやぁ不思議な事もあったものだね。何をしたんだろう。コスプレグッズでも使ったのかな?


……本当に、何故だろう。

『吸血鬼を人間に擬態させる御守り』があるのは聞いているが、『自分の外見を吸血鬼に見せるアイテム』があるなんて、聞いた事が無い。それに、そんな物あった所で、()()()()()には関係ないし。


———先程までの物語にも出ていたが、()()()()()とは。『一般』があるなら、『特殊』もあるのでは、か。


勿論、あるよ。普通の吸血鬼と、普通じゃない吸血鬼。その区別。

どういう事が“吸血鬼にとって普通”か。それを語りたいところだが……まあ、これはまた今度話そう。機会もあるだろうし。




では、今日の物語はおしまい。

栞を挟んで、また明日。




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