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ラノベ通りには行かないな〜異世界転生〜

〜異世界系ラノベの典型的な異世界転生〜

[ここは?そっか、俺死んだんだ。じゃあここは天国かな? 妖精:ようこそ異世界へ!これからあなたには…]ってなるか!そもそもこんなに早く主人公納得するなよな。


実際分かるのに3日ほどかかる。実質俺がそうだった。もちろん最初は夢だと思った。よく出来た夢…と思った時には夢じゃないとわかっていた。思うっていう感情が働いてるからね。


ただ、ラノベと現実は違うんだよ。これから異世界で起きるいろいろなイベントにワクワクしてる訳でもなく、なんか相棒の女の子が居てエスコートされた訳でもない。


何も成果を成し遂げなかったただの悲しいオタクがポツンと草原の真ん中に転生しただけなんだ。


良いよね。ラノベは。


転生した日、何も食べなかった。食べる気力がまず無かったし、食べ物をどう調達すればいいかも分からなかった。ぐったり疲れてたから草原にそのまま寝た。


二日目…起きたら城の中にいた。これは自分が最強の力を持っていて王になっちゃった系のストーリーか!?とか思ったけど、結局のところ見知らぬやつが庭に寝てたってことで捕まってるだけだった。


必死に、何かの間違いだと主張したよ。だけど誰も僕の言うことを聞かなかった。で、処刑台の上乗せられて「名を名乗れ!」とか言われて村石渉ですーって言ったら「村…石……」ってみんな石化して、気がついたら金だらけの部屋の中にいた。で、今に至るって訳。


「へ〜、ドラマチックですね〜」

赤い髪の少女は関心ない、といった言い方で言った。僕にとって彼女は今話せる唯一の人であり、俺を中心とする異世界冒険もののストーリーの鍵となるであろう人である。と、いうのも異世界ラノベの大抵の場合最初に出会った少女は大抵旅のお供になるからだ。


「で、あなた喋れるんだ。」


いきなりの上から目線発言に少し驚いたが、確かに自分がこんなに人と話せることにも驚いた。人というものは極限状態まで来ると、自分の設定を忘れてしまうのだろうか。


彼女に前世界の話をしたので俺がキモオタだということは知られている。しかし、まずこっちの世界にアニメやラノベとかが無いので「キモオタ」という言葉を知らないようだった。ただ、見た感じ少女の癖にプライドが高そうなので知ってるフリをしているようだ。


ところで名前は?、と今更ではあるが聞いてみた。自分は村石、という名字で驚かれた。つまりこの世界では名前は重要であることに違いない。


「私?分かるでしょ」

彼女は苦笑して言う。知らねーよ誰だよ。

「アラク・レトリーよ!」

聞いても分からない。それもそうだ。この世界に来てまだ3日目。その態度から偉いということは分かるが城主の娘か何かだろう。


「ここの城主の娘よ!」


ほら言った!俺は心の中でガッツポーズを決めた。城主の娘。この娘を冒険の友にするとしたらどうストーリーが発展するだろう。ほかの城と戦ったりでもするだろうか。


「あなた本当に別世界から来たの?」


そうだよ、さっきから言ってんじゃんw


「初めて見たわ。」


こいつ、少女の癖に口が生意気だな。さては、超ゆとり世代か?まあ、とりあえず、こいつに話を聞く以外今は何も出来ない。


この世界のことをもっと知って、俺を中心に出来上がっていくストーリーを攻略する。それが俺の使命。だから今まで動かさなかった口を動かす必要がある。


脱コミュ障をスローガンに異世界ライフを楽しも〜!!!





やったー異世界だー

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