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月SS:猫は煙のように

テーマ「 猫と煙 」

諸君らは知っているだろうか?

猫というのは魂が9つあるということを。

信じられないかもしれないが本当のことだよ。


吾輩はこれまでの人生――いや猫生かな?

幾千幾万の人の営みを見守ってきた。

時には飼い猫、時には野良猫となってね。


私が思うに人というのは煙なんだと思う。

煙を上げる度に人の生活は豊かになっていった。

まぁ、同じぐらい煙が上がって街は消えていったがね。


厭世的な気分になっているわけではないよ。

生まれたての子猫の時ならまだしも吾輩もいい歳だ。

まぁ、何度目だったかの猫生でねぐらが吹っ飛んだ時は恨みもしたものだが、それもまた良い経験だと理解しているよ。


話が長くなってすまないね。吾輩の悪い癖だ。

猫の生は短いが何度もあるのだ。

そんな生き急ぐ必要などない。

のんびりゆったりとするぐらいで丁度いいのだ。


何せ有名猫の中には百万回生きた御仁もいるのだからね。

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