表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
54/135

月SS:北風とチョコレート

テーマ「北風とチョコレート」のショートショートです。

この冬最大の寒波が北から押し寄せると朝の天気予報で聞いた。

北風が寒いからといって、冬さんちょっと本気出しすぎじゃない?

マイナス20度とか本当に寒いから。

寒いというか痛いから。

雪国の女子高生でも生足でいられる我慢も限界だ。


ハァと白いため息がキラキラする。

さすがにこの寒さになるとチョコが溶ける心配はない。

っていうか、チョコで釘が打てるんじゃないかっていうぐらい寒い。

そんなことしないけどさ。


今日はバレンタイン。

大好きな君ににチョコをあげるために私超がんばった。

ちょっと不格好な仕上がりだけど、味はおいしい…はず。

大丈夫。大事なのは見た目じゃない。ハートだ。ハート形のチョコだ。


教室に入って君を見つけて――驚いた。

外はマイナス20度だというのに君は生足だった。

ファッションは我慢とよく言うけど我慢しすぎじゃない?

とりあえず、チョコでも食べて温まりましょうか。

カチカチのチョコでよければね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ