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月SS:理不尽な女の子の願いごと

テーマ「3つの願い」のショートショートです

「アンタの願いを3つだけ叶えてあげるわ」


ぶっきらぼうに彼女はそう言った。

理由を尋ねても「うるさいわね早く言いなさいよ!」と言われたので、僕はしぶしぶ宿題を写させて欲しいと言ったら「そんなことぐらい自分でしなさいよ!」と怒られたものの、彼女は宿題を見せてくれた。

わけがわからない。


次の願いを言えと急かされたので、アイスが食べたいと言ったら「女の子に奢らせる気!?」とまたも怒られた。

正直理不尽だと思う。ちなみにアイスは二人一緒に食べた。


最後の願いはどうして願いを叶えるのか教えて欲しいと言ったら「す、好きになってほしかったから…」と急にモジモジと顔を赤らめた。赤いのは決して夕日のせいだけではないだろう。

正直、これには困った。動揺した。

いつも男勝りの彼女が急に「女の子」になったのだ。

胸がドキドキするのは、仕方がないと思う。

だから、僕は目尻に涙を浮かべた彼女を見て、4つ目の願いを言った。

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