表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
132/138

すごい気配り

気配り名人のチヨさんは、この町内ではちょっとした有名人だ。

何せこの町内の子供たちは例外なくチヨさんに育てられたようなものだ。

だけど、チヨさんは気配り名人であるが口も悪いことで有名だ。


例えば見守りボランティアをしている時。

「ちゃんと横断歩道を渡りな!チンタラ歩いて迷惑かけるんじゃないよ!」


あまりの口の悪さに大抵の子供は委縮して泣いたものだ。

僕も例外ではない。ギャン泣きした。

だけど、みんなチヨさんのことが大好きなのである。

何故なら。


「今日は暑いんだから塩飴を持っていきな!校則違反?馬鹿言ってんじゃないよ!命とどっちが大事なんだい!」

「はぁ~?体調が悪い?だったら病院へ行きな!一緒についてってやるよ!」

「志望校に合格したって?なに当たり前のこと言ってんだい!最初からあんたなら大丈夫って言っただろ!」


子供達だけではない。大人もチヨさんが大好きだ。

いつかあんな大人になりたいものである。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ