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学校
学校につくと、いつもざわざわしている。
十八女高校、自分や弥生が通っている高校だ。特に特徴もない、普通の高校だ。
「ねえ、今日の課題終わったー?」
「いや、終わんないよ、あんな量」
「だよねー、授業前に終わらせないとなー」
とか、
「昨日のあれ、見た?」
「いや見てない。見たかったんだけどさー、親が」
「いや、あれマジで見た方がいいよ。俺のTLに載せてるから、後で見てみ。」
「おう、分かった。さんきゅ。」
とか、
言い出したらきりのない会話がさんざん耳に入るが、それらはそのまま抜けていく。
携帯を片手に、教室に入り、席に着く。
そしてそのまま時間は過ぎ、学校が終わり、部活に入っていない俺は、そのまま家に帰る。
そしてそのまま時間は過ぎ、次の日を迎えた。