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運命  作者: I have no name
思い出の中に
3/25

仕事と帰り道

目が覚めた。

ひどくひどい夢を見ていた気がする。


時計を見ると、午前2時55分だった。


「もう少し寝るか」

誰にも聞かれない独り言は闇に消えていった。




目が覚めた。

鳥のさえずりが耳に届き、朝が来たことを告げる。


時計を見ると、午前7時15分だった。


「やっべ、仕事遅れる!!」

現在の時間を刻々と刻む時計は、会社に着くころには8時ぎりぎりを指していた。






朝から疲れてしまったせいか、実力不足かどちらかわからないが、帰る予定の18時という時間から時計の短針は、90°ずれていた。


帰り道の途中、コンビニに寄り、晩御飯を買った。


「そういえば、昨日倒れたんだっけ?

神奈、心配してんだろうな」

と、家までの道のりを急ぐ出雲であった

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