1/25
プロローグ
『運命』
それは人、ひとりひとりの未来かもしれない。
しかし、そのひとりひとりの未来にも、共通の未来が待っている。それは、死ぬという運命だ。
人は、その運命に抗って生きている。抗った結果、それも運命だ。
『運命』
それは、「死」への道なのかもしれない。
ーーーーーーーーーーー
ウーウーウーウー
消防車のサイレンが鳴り響く。
この近くで火事が起きたらしい。
騒がしいヤジのなかを通り抜け、ヤジを振り返ると、
みんな自分を見ている。
「何事だ」と思い
自分の家を見ると、、、
燃えていた。
そして、十倉出雲は叫んだ。
「かんなーーーー」
叫ぶだけでは、気が済まなかった。
あの光景を、俺は見たことがあった。それも昨日に...
twitterで一日100文字前後で投稿してます。
よろしくおねがいします。
https://twitter.com/ALIS_in_order