恥の歌
意地を張るあなたが
そうやって生きていくあなたのことが
だれよりも好きだ
恋も愛もきっと違う
それでもあなたを好きなのだ
昼下がり一人で本を読んだ
気に入った一節分かち合いたいほど
あなたを好きだ
だけどこれまでの
私の生きた道をふり返ると
どうしても言葉にできない
恥を知りなさいと
諭される気がするのだ
だからこうして一人で歌う
あなたが好きだ
帰り道躓いて転んだとき
手を差し伸べてくれた
ただそれだけのあなたを今でも
私はきっといつまでも
好きなまま歩いていくだろう