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青い衣装と青い顔


緊張で気持ち悪くなってきた

テレビに出るのは始めてで、生放送ももちろんはじめて

緊張はあまりしないほうだが今日はあり得ないほど緊張していた。

築哉さんが一緒でよかったと本当に思う

今なにしでかすかわからない。


「そんなに緊張しなくても大丈夫だよ。なんとかなるから」


でも築哉さんはいつもボーッとしてるというか、ふわふわしている。

それでいて感がよかったり人をしっかり見ることができるからリーダーとして最適なんだろう。


「大丈夫。カメラの前にたてばいつもの聖司になるから。」


周りにスタッフさんがいるから兄のふりは続けるけどなるようにしかならないから。

大丈夫。


それだけを考えて出番を待った。


今日の生放送は兄が猟奇的な殺人をおかす犯人。築哉さんがそれをおう新米刑事といった映画の告知だ。

原作が面白くて私も大好きな作品で、一足先に完成披露試写会で見せてもらっているので内容はバッチリ。

撮影中のエピソードは築哉さんに聞いているから恐らく大丈夫。

兄のふりということはあまり話さない築哉さんにかわり話すということ。

普段でも話し合いをしてから撮影に望むらしく待ち時間に二人で話していてもなんの問題もないというわだ。


なんだかできすぎているような気がするのはわたしだけなんだろう。


「はい、本日のゲスト映画『闇の標』からSeTuNaOToの聖司さんと築哉さんにお越しいただきました。」

「よろしくおねがいしまーす。」

「早速ですがお二人が出演されている映画『闇の標』の予告をご覧ください。」


生放送が始まって、緊張は一段落したがここからが本番。

兄のふりをしっかりしなければ見ている人に違和感を与える。


「大丈夫、楽しめばなんとかなるから。笑って?」



そう笑った築哉さんに思わず




いらっとした。

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