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赤信号では止まれない

ラジオ番組が始まり、自己紹介をするとブースを囲むファンの子達から歓声が上がった

このままいけば始まる時に感じていた嫌な予感は杞憂ですみそうだ。


「さて、CMのあとは聖司さんにリスナーからの生電話を繋いで質問に答えていてだきます。聖司さんよろしくお願いします。

「よろしくお願いします。」


CMに入りあと残りは半分ブースの外が動く気配がして振り向くと兄が来ていた。

私に向かって手をふってくれた。

あまりにも女装の兄がかわいくて、笑顔で手をふってくれて、顔が赤くなりそう…

というか赤くなってる。

思わずテーブルに頭を伏せた。


「あら、かわいい子ねー聖司くんの彼女?」

「いえ、妹です。俺に似てかわいいでしょ?」

「本当ににてるのね。妹さん芸能界はいらないの?」

「ええ、興味ない見たいです。」

「あら残念ねー」


パーソナリティーの人とそう雑談しつつCMあけをまった。


ゾクッ


観覧者の人達の中から変な視線を感じた。

なんかやばい…

始まる前に感じたものよりもっと強くやばいと感じた。

顔が青ざめているのがわかったのか私のイヤホンに隼人さんが話しかけてきた。


「聖司大丈夫か?なんか顔色が悪くなってるけど」

「隼人さん、大丈夫ですよ。なんか変な視線感じただけなんで。」

「変な視線?」

「ええ、外から。たぶん桜子が手を降ったときなんで大丈夫だと思います。」

「そうか、気を付けろよ。」


恐らく最後に言ったことばは桜子に向けてのもの。

大丈夫、さっきまでなら怖くて仕方ないと思っていたとおもうが今は大丈夫。

兄が見ててくれるから。


「はい、皆さんお待ちかね生電話のコーナーです。最初に聖司さんと話せるのは誰なんでしょーか。もしもしお名前と年齢教えてください!

「はるか19歳です。」

「はるかさんですねーよろしくお願いします。さて、はるかさんが聖司さんに聞いてみたいことは何ですか」

「えっと今外で見てるんですけど、前から噂になってた美人の彼女なかにいますよね。だれですか?」


まさかの質問が来てスタジオのなかが凍りついた。

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