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基本は魔力操作のようです

 私は魔力操作の訓練を進めつつ、魔眼の練習にも取りかかった。

「魔法にも言える事だけど、イメージに集中力、魔力操作が必要になってくるわ。

 かなたちゃんの場合はそのうちの二つはすでにスキルを獲得してるわね……」

「集中力はありますけど、もう一つはイメージじゃなくて想像力……」

「字面から見たらそうね…… でも、イメージするのにも作用するから心配ないわよ。

 それに絶対記憶も持っているから、魔術師になるために産まれてきたようなものよ。」

 魔術師かぁ…… 前世では暗殺職の天使キャラ使ってたからなぁ……

 弓職もやってた事もあったし、魔術師も楽しんでたし…… 悪くないかも……

「まずはアレクを鑑定してみて。」

 私はお父さんを観察してみる事にした。

 今は弓の手入れ、矢の補充などを無言で黙々とやっている。

 お父さんは口を開かなければ普通にカッコいい。そう…… 口を開かなければ……

「お母さんは、お父さんのどこに惚れたんだろう?」

「こらこら、集中しなさい……

 確かに、そう思うのも分かるけどね?

 ………………

 そう言えばエレナはなんでアレクを選んだのかしら……」

「聞こえてるぞー。」

「うん、知ってる。」

 お父さんをからかいつつ、目を凝らして見るものの、見えてくるのはいつものお父さんだ。

「ただ見るだけじゃだめよ…… 魔眼なんだから、魔力を宿らせないと……」

「あっ! そうか!」

「かなたちゃんの魔眼はこっちの目だから、こっちに集めてみようか。」

 エミールさんは分かりやすいように、右の頬に手を添えてくれた。

 右目というと紅い目の方か……

「エミールさんの魔眼も右目何ですか?」

「そうそう、私のもこの紅い右目ね。

 魔眼は目に魔力が宿って鮮やかな紅色に変わるのよ。」

「じゃあ、なんで先ほどは鑑定なんかしたのです?」

「素で光彩異色の人もいるし、額に魔眼が宿る場合もあるからね。

 三つ目の子はその独特な見た目から、忌み子として差別されてきてるから、

 念のために鑑定してみたの。」

「念のため?」

「こんなかわいい子が迫害されるのは、さすがに見るに忍びないからね。」

「たしかに迫害されるのは嫌だなぁ……」

「とにかく、何事も練習あるのみだから頑張って。

 まぁ、今日中にはアレクの周りにモヤが見えるようになるわよ。」

 お父さんをもう一度見てみると、たしかに薄いモヤがまとわりついているように見えた。

「お父さんに薄いモヤがまとわりついているように見えましたけど……」

「それがアレクの内包魔力よ……

 それにしても早いわね……

 もうちょっとくらいかかると思ってたけど……」

(これが極集中力のスキルの恩恵なのかしら……

 この子、もしかしたらとんでもない可能性を秘めてたりする?

 でも…… 同年代の子と比べたらたしかに魔力量は多い方だけど、英雄と言うほどでもないし……

 気になるといえば、魔力の見え方かしら……

 一般的なまとわりついているようなものでもなく、立ち上がる柱のようなものでもなく……

 なんと言うか…… 小さな入れ物に無理やり押し込んだような感じ……)

「? ラミールさん?」

「ううん…… なんでもない……」

 ラミールさんが私をじっと見つめていた……

 なんだったんだろう?

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