察しが悪いんだよね
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
察しの良い子と察しの悪い子の話。
この指摘が出来ない、察せない人間です。
「なんで勉強するのかって? 私の人生観に基づいたものと、社会的な根拠と思われる二つの理由があるけれど、君はどっちを求めてる?」
「人生観に基づいたものでは、人生を豊かにする為。創作者の大半が文献を調べて元ネタを構想する事が多い。だからより何かを楽しむ為には、学ぶことが必要。主に文系科目に多いね」
「社会的根拠は、問題発見、または提起、思考、実行、結果、解決、または、思考。これらの筋道を学ぶ為にやるんだよ。理数系科目に多いね。特に実験はこれを求められる」
そんな事を話す人だった。常に何かを分析し、考え、解答を出すような人だった。
ある時灰色の目でぼんやりとしている彼女を見かけた事がある。あまり感情を表に出すようなタイプではないが、少し落ち込んでいる様だった。
声を掛けると、何時もと変わらぬぺったりとした声音で返事が返ってきた。
「何かあったの?」
「いや、少し考え事をね……」
彼女はそう言ってまた黙り込んだ。心配になって横に座っても、彼女はまだ何かを考える様にぼんやりと前を見詰めている。
「回答になってないよ。僕は『何かあったの?』と聞いたんだ。『何をしているの?』とは聞いてない。そんな回答の間違いをするなんて、君らしくもない」
すると大きくめを見開いて、それから吹き出した。大口を開けて暫く笑った後、何時もの思慮深い目を此方に向ける。
「鋭いね。君みたいな鋭さがあったら、も一つ生きやすいのかも知れないけど。
私、デリカシーが無いんだよね。察する能力が無いとも言える。だから相手が不機嫌になった理由を後から気が付くの。
何時ものように問題発見して、どうすれば解決するか思考して、反省して、それで……それで……。馬鹿みたいでしょう? 何時もあれやらこれやら考えてる癖に、心情を予測している癖に、いざとなったら何の役にも立たないの」
其れを聞いた時に、ふと彼女が勉強する意味に着いての答えが思い浮かんだ。
――問題発見、提起、思考、実行、結果、解決、思考。
あの答えがすんなり出てくるのは、常日頃から彼女がそうやって生きているからなんだ。そしてその能力が鍛えられているのは、紛れもなくそうせざるを得なかったから。
「……落ち込むことないよ。次に活かせば良いじゃないか」
「そうね……そうね。でも時間って有限なんだ。あんまりこれを繰り返すと、愛想尽かされちゃう。だからもっと気を付けないと」
私が分析魔な理由の一つです。
信じられないくらい、デリカシーが無いんですよ。察してあげられないんです。
相手は率直に言ってくれてるはずなのに、必ずズレた行動をする。
申し訳なくて、気が付いた時には直すように心掛けてますが、同じ会話って二回も無いんですよ
※作者は弩級とコミュ障です。
だからこの会話の穴に気が付けるのは、鋭いなぁと思います。
文字に書き起すと分かるのですが、会話だと気が付きません。