業界で0.2%の女性エンジニアの悩み! ~あなたは電気主任技術者という仕事を知っていますか?~
フリーランス開始してから早1年。。いつか仕事用のブログを作成しようと考えていましたが、いつまでも取り掛かれないので、書いた文章をネットに上げる事にしました。
よろしくお願いします。
仕事の悩み、それは私がエンジニアらしく見えない事!
私は業界では珍しい女性の電気主任技術者です。
あまり知られていない職種なので、経済産業省のホームページから説明文を引用します。
【電気主任技術者は、電気事業法に基づき、電気工作物の安全確保のため、電気工作物の工事、維持、運用に関する保安の監督を行う者であり、事業用電気工作物の設置者は、電気主任技術者を選任することが義務づけられております。】
※興味を持たれた方はググっていただけると嬉しいです。
電気主任技術者は現場系エンジニアです。仕事場はビルの屋上や山の中、建築現場です。高所作業で電柱に昇ることもあります。
仕事は危険を極めます。高圧6600Vの高圧設備の点検や検査、事故原因の調査をします。ちょっと気を抜くと本気で命が危ないです。
取得しなければいけない資格も年度により合格率が10%を切るほど難易度が高いです。
また、繰り返しになりますが女性は非常に稀です。フリーランスの技術者は全国で5000人以上いますが、女性は10人程度と言われています。0.2%です。
ここで皆さんにお聞きします。どんなエンジニアを思い浮かべましたか?
「私、失敗しないんで!」
のセリフが有名な某有名ドラマの女医さんを思い浮かべませんでしたか!?
最初に世間のリケジョへの高すぎる理想を壊しておきます。
私はメタボの中年です。どうせ汗で流れるからと、化粧どころか日焼け止めも塗りません。お喋りでもあります。
気のいいおばちゃんそのものです。
増設工事の立ち合いを申し出れば、お話のわかる方はいないんですか、と電気工事屋さんにがっかりされました。
新入社員同伴で打ち合わせに行くと、業者さんから私だけ名刺を貰えず、説明は研修中の彼のみになされました。
現在はフリーランスで仕事をしておりますが、お客様から信頼を得るまでに多大な労力を費やします。
先日、新規のお客様と打ち合わせがありました。
メールでやり取りはしていますが、顔を合わせるのは初めてです。
事前に今までの経歴書は先方に送ってあります。
私は年齢のわりに業界歴が長いです。また、保有資格も同業者に比べ多い方です。
導き出されるのは理系の女性キャリアエンジニア。
おそらく、この時点で私自身への期待値は相当上がっていたと思われます。
「こんにちは!本日はよろしくお願いします!!」
挨拶をする私を見て、先方一同の動きが止まりました。
「すみません。『ドクターX』の大門未〇子を期待されていたところに、『あたしンち』のお母さんが来ちゃって。ガッカリしましたよね」
「……いやいやっ、そんなガッカリなんてしていませんよ!こちらこそよろしくお願いします」
慌てて気を遣ってくれましたが、雰囲気はその場にいた方々の気持ちを雄弁に語っていました。
『『よかった。自分で言ってくれて』』
人は見た目が9割なんて言葉は嫌いだ~(ノД`)・゜・。
同じ悩みを抱えている女性エンジニアの方!もしいらっしゃいましたらご連絡をお待ちしております。