第46話 「さぁ、やってまいりました‼」
「ぃぃやっっほぉぉぉ~いっ‼」
カズヤは胸の鼓動を抑えられず全力で叫んでいた(鼓動してないけどね)
何せ企業?努力により神様からエクストラスキルを勝ち取ったのだ
(成り行き上「七点セット」から返品してないけど…平気かな?)
そう、彼は本来使い所がなかった「闘気チート(④)」を返却し、その代わりに彼の夢である「ヒーロー」になるべく準じた能力と交換して貰う予定だったのだ
ドジっ娘設定?の神様だから「うっかり」忘れちゃったのかな?
彼にしたらかなり甘い目測だが今は浮かれているので全く意に介さなかった
「さぁ、やってまいりました‼第1回「何が出来るかな」のお時間ですっ‼」
彼が異常に興奮しているのは仕方のない事だった
「七点セット」にしても他もだが別に彼が切望して勝ち得たモノではない。
しかし今回の「具現化の指輪」は彼の夢、ヒーローになるべく切望して勝ち取った能力なのだ
この能力の真の力は計り知れない
十全に使いこなせればそれこそ神の御業を行使出来るのだ
例えばゾンビであるが故に持つ事が出来なかった「魔力」も具現化によって発現する事が出来る
本来の(身の内に宿す)事は出来ないがこの指輪の様に装備品に付与する事で魔法を使う事すら可能なのだ
「先ずは…出来る事と出来ない事の仕分けかな?」
カズヤは根は小心者である
なので慎重に慎重を重ねて(ある渇望)を叶える事にした
テーブルの上に手をかざし精細なイメージを重ねていく
「うーん……えいっ!」
何もなかったテーブルの上にカズヤにとって渇望していたモノ達が出現する
「…成功だ‼」
テーブルの上には彼が前世?で当たり前の様に愛飲していたモノ
「コーヒー豆」と「コーヒーメーカー」が鎮座していた
「やっとコーヒーが飲める♪」
そう、彼は生前?重度のカフェイン中毒と言える程コーヒーを愛飲していたのだ
転生してから数ヶ月、ノアや村長に聞いてもコーヒーのコの字も見つからず絶望していたのだ
(あ、コンセントと電気も必要だな)
ーウィーン…コポコポ…ー
(あれ?電気ってどこから来てるんだろ?。。。まぁいっか♪)
カズヤは気付いていないがコレが「具現化」の真骨頂である
カズヤの脳内イメージによって具現化された道具は無意識の内に複雑な組み合わせを実現し
「電力」は大気中のエレメンタルにより勝手に調整&供給されているのだ。
カズヤは久しぶりのコーヒーの味に歓喜の涙を流したという




