第31話 「答え合わせ」
台風どうなりますかね
ニュースに釘付けになりながら
バンバンあげていきます
はっ⁉し、しまった‼
あまりの衝撃発言で前回は文字数が短くなってしまった(?)
失神レベルで意識を手放さなければならない程、神様(女性)のぶっちゃけ話は呆れるモノだったのだ
「。。。要約するとこうですか?」
俺はギリギリ聞こえていた神様(女性)の言葉をまとめる形で確認を取った
ー俺は生前?不慮の事故で圧死、この事故は神様(以下略)のケアレスミスで引き起こり不憫に思った神様の計らいで異世界転生を余儀なくされたー
 
ー転生させた迄は良かったが依り代となるべく選ばれた肉体が転生作業の合間に突然病死、ソレに気付かず転生させたらゾンビになっていた、とー
。。。。。。
いかん‼また意識が飛んでしまっていた様だ
「って何てへぺろしてるんですかっ‼‼全然可愛くないですよっ‼‼」
俺の全身全霊の突っ込みに機嫌を損ねた神様はスッと真顔になり俺に頭を垂れた
「…え~、この度は私(神様)のミスでカズヤ君にはとんでもないご迷惑をお掛けして大変申し訳ございませんでした」
「えっ?いや…俺も神様に馴れ馴れしく突っ込んだりしてすいませんでした」
「あ!そうだよねっ?これで(おあいこ)って事で1つ宜しくっ‼」
「…そんな都合の良い(おあいこ)があるかっ‼」
2度目の突っ込みで神様はガックリと肩を落とした
「そんなフリしても何度も騙されませんよ?」
(チッ‼バレたか…)
そう思ったかどうかは分からないが俯いた神様の顔は神様らしくない悪どい表情を浮かべていたのを見逃さなかった
「質問、宜しいですか?」
「ん?うん、何でも聞いて」
「もし無事?に転生出来ていたとしてこの体の元の持ち主は俺という存在に弾き出されていたんですか?」
「あー、それは大丈夫だったの。実はその体の元持ち主はどっちにしても死ぬ運命だったの」
「と言うと?」
「カズヤ君の転生先をピックアップしてたらね、都合良く死亡予定が重なったのが彼(肉体)だったの」
…意味は分からんがとにかく入れ替わりで肉体を使わせる予定だったと知り少しホッとした
「それがね、おトイレに行ってる間に心臓麻痺で死んじゃっ…⁉ゲホッ‼ゲホンゲフンッ‼」
…今聞き捨てならない発言を聞いたな…
しかし過ぎてしまった事に文句を言っても仕方がない、「覆水盆に返らず」だ。
あれ?神様だったら返っちゃうかな??
 




