第22話 「名探偵ノアpart1」
(痛たた…って痛み感じないのに気絶したのか?)
目を開けると真っ暗な森の中
起きようとするが体が言う事を聞かない
状態を確めようと手を頭に添えたのだが…
(えぇっ⁉く、首が折れてる⁉)
何か視界がやけに斜めだと思った
何者かに殴打された頭よりも首の方が深刻なダメージを負っていた
脛椎骨折か脱臼、最低でも脱臼はしているっぽい
生きている人間なら即死、良くて麻痺コースだ
「だ、誰かきゅ、救急車を…ってココにはないか…」
少し混乱してしまいボケをかましてセルフ突っ込みをしてしまう
(兎に角家に戻らなきゃ…)
例え家にたどり着いても治せるかすら分からない
というかそもそもゾンビに治療って。。。
あ、いかんいかん!こんな冗談を言ってる場合ではないのだ‼
こんな森の中で動けないままだとどんな野獣に食われてもおかしくない
まだ見た事はないが魔物だってエサとして狙っているかも知れない
一刻も早く移動したい気持ちはあるのだが何せ片手しか自由に動かせない
ダメ元で動く片手で首筋を真っ直ぐに直すと獣の気配に怯えながら回復に一縷の望みを託した
ーカズヤ宅にてー
「もう!カズヤさんたら…一体何処まで採取に行ったのかしら?」
最近仕事で来られなかったノアは仕事終わりに顔を見ようとカズヤ宅を訪れていた
(もしかして…魔物とかに襲われたのかな…?)
ゾンビが魔物に襲わ…れた事など聞いた事もないが何か嫌な予感が走ったので
慌てて森の中にカズヤを探しに出掛けたのだった




