第2話 「蘇り?」
話数設定が上手くいってるのかな…
墓?からやっとの事で抜け出して改めて周囲を見回してみる
「ここは…どこだ?」
墓地なのは分かる。
が、日本の墓地とは違い周りの墓標は十字架の様なモノだらけだ
(外人…墓地か…?)
んなバカな?俺の家系は先祖代々純日本人でこんなお洒落?な場所に埋葬される可能性は0だ
淡い月明かりに目が慣れてくると更に辺りの様子が見えてきた
ここ(墓地?)から少し離れた所に古い民家っぽいのが見えている
(よし…とりあえずあの家に助けを…)
泥だらけで怪我をしてるのかすら分からない
痛みは感じないからしていても軽症だろうと判断して歩きだす
(あ、、れ、、?)
何だか思う様に体が動かない、酷く緩慢にしか歩けない
手や足をぐるぐる回したり屈伸したりしてみたが普段の動きの10分の1位の速度でしか動かない
酸欠で脳にダメージを食らったのでは?と怖くなるが今は助けを求めるのが先決だ
のそのそといつもの数倍の時間と労力をかけて民家へと進んでいく
近づいてくるに従って目の前の民家の外観がハッキリしてきた
どうやら廃屋のようだ
(人はいなそうだけど日が昇る迄あそこで休んで助けは明日にしよう…)
壊れたドアをこじ開け埃を被ったソファーを見つけると払う事もせずに横になった
(どうせ泥だらけだ、贅沢言ってられないな)
理解不能な状況で精神的に疲れ果てた俺は横になった途端に意識を手放した
 




