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私の中の彼へ-青き騎士 第20回★『何をするの、翔』私沙織は言う。翔が答える「これが最終的な解決法だ。許されよ。マスター沙織。これが早道』

私の中の彼へ-青き騎士 第20回★

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

Manga Agency山田企画事務所

http://www.yamada-kikaku.com/

http://www.youtube.com/user/yamadakikaku2009


■シーン17


こんな事態が、まさか、待ち受けていようとは、、。


私 荻野沙織は、予想だにしなかった!


「いとしい我が子よ、さあ、ここでは、もう、そう、、、ふるまう必要はない

のだよ」


それはアイスの声だった。


まさかと思った。


なぜ。


「エッ、復活したの。アイス。いま、私がやっつけたはずよ」


「それが、そうではない。なぜなら、、、、


お前荻野沙織は、私アイスの味方、だからだ」


「何、、ですって」


「そうだね、アイスママ」


、、、、、、


私はしやぺるつもりはないのに勝手に、声が。


誰なの。


私の心をうらぎり、心の中で、もう、、、、もう一人の何か

ワタシ荻野沙織がそう答えている。



私、荻野沙織の奥底から、私以外の意識があらわれている。


体と心が反り返る。


体が振動する。


とめて。


どうして。


それが悪魔たちだ。


アイスの分身。


私沙織の心のうらぎリ者。


別の私が、ああ、


翔を死にいたらしめたのだ。


■私沙織は理解した。


そして、養父母の爆発も、ローズ・サークルが威んだのも、連邦政府が威んだのも、


すべて、この  「別の私(分身)」  のせいなのだ。


地球最大のユダ、それが私の分身「沙織Wダブル」だった。


アイスは、私の頭の中に、安全策として私の分身を作っておいた。


それが、アイスブレッド。そして、唯一の成功事例だった。


まさに、私のもう一人「沙織Wダブル」は、アイスの子供だった。


「地球意志、覚悟をおし。おまえ地球意志さえ、この私アイスが抹殺すれば、この地球は、私「沙織Wダブル」のものさ」


「何を」


地球意志が、私の体に向かってきて、私をやわらかく、執拗に、内部に散り込む。


■私の精神の中で、「沙織Wダブル」とアイスのチームに対して、地球意志が戦っている。


本来の私「荻野沙織」の精神は、ただただ、その事態を眺めているだけだ。


が、この私の精神の戦いのさなかに、何か別のものが近づいてきた。


彼「翔」だった。


『翔どうして、あなたが』


『沙織、私が君の「青き騎士」の役割を果たす』


『エッ』


私の驚きはどうしたものだろう。


『でも、「青き騎士」「翔」を作ったのは、あの地球意志じゃないの』


『そうだ、が、君はもうひとつの真実に気付く。そうすれば、この世界は回復する』


 私の愛する「翔」は、私沙織の頭をSBスペシャルブレイドでねらった。


『何をするの、翔』


『これが解決法です。許されよ。「マスター沙織」。これが一番の早道なのです』


 「翔」のSBスペシャルブレイドが私の脳天を砕く。


なぜ、青き騎士であるはずの「翔」、私の愛しき恋人である「翔」が。私を殺すの、、、


最大の疑問を抱きながら、私沙織は意識を失っていく。


(続く)20210826改訂

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

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