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東方創生判  作者: オリーブ油
風神録編
35/38

第三十五審 人間VS神 ー控訴ー

投稿間隔が広がってないか?

一応風神録終わりです。

 夕焼けが消えかかるなか、再び社の中に踏み込んだ。明るいうちに入った世界とは打って変わり、暗く静観としていた。

「暗くてかなわん。魔理沙、火でもあるか?」

「ほら、神社燃やすなよ」

 ポンと八卦炉を渡された。意味が分からず硬直していると、魔理沙が指を鳴らしたと同時に中心から炎が噴出した。

「軽く焼けたが...まあ、もともと神社は古いものだ。少しくらい焼けても差し支えないだろうな。オレの髪の毛と違ってな」

「その髪型、意外と似合ってるぞ。前髪だけ目を瞑ればだけど」

 なぜオレらは今守矢神社の中を歩いているのか。さっき裏で会った巫女を探すためだ。神の方は一応一段落したが、あっちも説得か脅迫をしなくてはならない。

「広い神社という訳じゃない。こんなに探していないってことは、きっとふすまとか...天井裏に隠れてるってところかな?」

「そー思ってるんだが...生命反応が微塵も感じ取れない。生物は反応を消すことはできない。たとえ不治の病に侵されて薬も飲めない程の重症者でも存在は感じられる。完全に0ということは不可能だ。この状況、相等レアチックなケースだぜ」

 ここまで能力が封じられるとはショックだが暗くなってもいられない。ふすまの奥の部屋をどんどん進む。

「いっその事、火あぶりにしたら火事に巻き込まれたネズミみたいに外に出てくるんじゃないか?」

「そんな過激なこと真っ先に考えそうなのが気絶しててよかったぜ。でなきゃもうここは消し炭になってるだろうからなぁ」

「君たちはうちの神社を焼きに来たのかい?」

 背中から聞こえる幼い声に驚き、振り返ると目のついた帽子を被った子(もとい幼女)が柱を背にして立っていた。魔理沙がすぐさま八卦炉をその娘の帽子に向ける。

「おい魔理沙。やめろ。まだ敵かもわからない相手に」

「敵かどうかわからないから構えてんだぜ。もっと言えばこの神社の中にいる時点で私たちにとっては敵になるだろ!」

 狭い和室の中で数歩を身を引き、背を壁に近づける。

 魔理沙の言う通り、認めたくはないがこいつは敵だ。だとしたら厄介極まりない。知っててやったのかもとからなのか知らないが、こいつは生命反応を出さず近づいてきた。おそらくあの巫女の生命反応も隠していると考えられる。

「撃たないの?わざわざ目の前に出てきてあげたんだ。少しくらいのお話してもいいんだよ?」

 抱えていた霊夢を座卓の上におろし、ペンを鳥に生み変えて撃ち出した。

「茨戸、なぜ外した!真横を飛んでいったぞ!」

「......たまたまだ。少し手元がくるっただけさ。次は当てる...」

「自分では気づいていないらしいが、かなり動揺しているな。せっかくだ、君とは1対1で戦おう」

 すると幼女はオレの首を掴み、縁側の部屋まで投げ飛ばした。縁側の日は落ちもうすでに月が登っていた。

「ガハッ!何だ今のパワーは!本当に幼女の力か、クソっ!ふすま3枚に障子までぶち抜いたぞ!」

「幼女とは失礼だな。こう見えても生粋の土着神(土地に住む神)。人間1人を投げ飛ばしたり、縦に裂いたり、服ごとタンスの中にたたんで閉まっとくことはできるさ」

 そのままオレの首を押さえつけた。痛みはないが振り放すことは不可能だ。

「もう1人...いたのか...神は...」

「運がよかったのか...神奈子かなこが油断したのかはどっちでもいいが...。私の場合はそうは上手くいくかな?」

 突如地面が揺れ始めた。地震とか山の地滑りといったのではない。

「お前がやってるのか幼女ちゃん...。お前が揺らしてんのか!?」

「油断というよりも親切で教えてあげよう。私の能力は...」

「うおおおおお!!その手どけやがれ!恋符マスタァーースパークゥーーーッ!」

揺れは地面を割り、大地が空に飛び上がった。その上のオレも幼女も猛烈な圧力に飲み込まれる。

「私の能力は...平たく言えば大地を作り出す。そして生き物が決して太刀打ちできない、神の能力」

 地面が盛り上がり、ろうと状の闘技場とでも言おうかサークルが出来上がっていた。

「本気で私が戦えば秒もかからずに消し去ってしまうことはできるが、それだとつまらないだろう。見てわかると思うが、土俵を作った。先に外に出たら負け。もっとも落ちた時点で死ぬ高さだがね」

「手をつくのはいいのか?いや、それよりもまずこの相撲をやるだなんて言ってないぜ」

右耳の横を何かが横切った。無機物らしいことはわかったが、右にずれていれば耳たぶがえぐり取られていただろう。

「やる選択肢しか与えていないぞ。自殺志願者なら話は変えてもいいが」

「...やらないと帰れないってならやってやる。さあ来いよ。相撲でもレスリングでもなんでもやってやろうじゃんよ」

 腹部にミドルキックが突き刺さった。さっきも思ったがこの幼女のどこにこんな力が。

「もう終わりかな、せめて崖につかまれるように祈ることだな」

「ここで落ちたらつまらないよなぁ!?樹木よ、生まれろ!伸びろ!」

 背後に木を生み出し、落ちるのを防いだ。背中へのダメージはあるが、それよりもやつに能力がバレてしまったほうが問題だ。

「今のは...木、植物か。これでわかった、動植物を扱う及び作り出すことができる、それが能力だな。さっき境内で飛ばした鳥も能力の一部だったか。てっきり手品かと思ってたが」

「能力持ちってことがバレるのは気分が良くないが...もう隠す必要が無くなったてことだなああ!」

 地面の岩からトビウオを生み出し発射した。周りには生物に変える材料はいくらでもある。

「お前の能力だったな、大地を作る...。能力がバレてピンチになったのはお前の方だぜ!」

 身をかわそうとする女に向かって銀のトビウオのうろこが光り、土煙が舞い上がった。

「潔く負けを認めるなら、今の傷は治してやるぜ。さあ、どうする」

「誰に向かって交渉している...。私ならここにいるぞ」

 煙の中から見えた姿は全くの無傷。息もあがっているように見えなかった。

「地面を作るということがまだわかってないようだな...。地面を形作るのは地下深くのマグマだ。冷えて固まれば岩石になる...。もっと言えば、大地の基礎である岩盤も文字通り岩なのだ」

 煙が晴れた地面を見ると地面から壁のような岩がせり上がっている。

「防いだ...だと...?なら、もう一発...!」

「同じ手は通用しないぞ、人間!」

 トビウオの群れに小石たちを投げあてた。生命反応が一度に消え去り、残りの小石が体に刺さる。

「肩と...足に2発...その体でどこまで動けるかな?」

「...ぅう、石を体の一部に生み変えることくらいはできるんだよ...。傷を作ったって無駄だぜ...。幼女ちゃん...」

「煽るように見せかけて実は後ろに身を引いているな...。いや、逃げるのを止めようとはしないさ。どっちみちこの円からは出ることはかなわないからね」

 痛む足と肩をかばいながら、距離をおく。幼女は追ってくる様子もない。

「えーと...端に逃げるのはいいが、行けば行くほど自分が不利に向かっているのはわかっているのかい?」

「不利...だと...そうかもな...。このままだったら...、『このまま』お前が立っていられればなあ!」

 地面が割れ、裂け目から木の根が突き出す。割れ目は広がり、空中分解寸前まで破壊された。

「地面が...お前!何を!?」

「最初に作った木は...あのまま成長していた...。木が大きくなって家や道路壊すなんてのは有名な話だぜ!落ちていけえええッ!!」

 腕の先を植物に変え根を生やし、落下を防いだ。少し無茶だったが正攻法じゃ勝ち目はないからこれが思いつく最良だ。

「ゲホッ!ゲホッ!全く...してやられたな...。しかし今してやったのは私のほうだが...!」

 下からの声に目をやると、薄っぺらな岩に仰向けに寝た幼女が睨んでいた。

「なんとか...落ちる前に新しく地面を作り出せた...。ギリギリだが私は傾いたサークルからは出ていない...」

「まだ...いる!傾いた円状に足場を!」

「ここまでとはよく考えたよ、人間。今の思いつき、そして自分の危険を最小に抑えている。しかし、悲しいことに私が1歩早かった。どうでもいいが...その傾いた足場、随分動きにくそうだな」

「おっしゃる通り...ごもっともだ。もしかしたらオレのほうが不利まであるな...。だが...もう足場なんか必要はないからやったんだぜ...!」

 腕の能力を解き、円の外へ背中から身を投げた。

「おやおや...男らしく負けを認めたということか?」

「後は頼んだぜ。寝てた分キチッと働いてもらうおうか...」

バギィ!!

一畳もあるかほどの岩にお祓い棒が月の光のように空から突き刺さる。

「これを壊して、この神様を落とせばいいのね?」

「お前は...!博麗の巫女ッ!」

「あいつが、茨戸がいて助かった。おかげで...何事もなく終われる!」

ひたすら踏みつけられた岩盤ごと神さんが地面に落ちていく。

「お前の方が一瞬早く外へ出たな。こうでもしないとあんたの油断が誘えなかったんでね、苦労したぜ。押し出しってやつか?いや、落とし出しか」

霊夢に両足を捕まれ、地上まで降ろしてもらう。ひたすらに血が登って具合が悪くなった。地面に投げ下ろされ、そこで待っていた魔理沙と合流した。

「霊夢!茨戸も無事だったか!よかった...」

「無事ィ?オレはなぁ縁側に叩きつけられるわ、地面に投げ捨てられるわで...」

「そんなことより、あの娘はどこよ。確かに落ちていったはずよ」

周りを見渡すし生命反応を見るが我々以外に生命は感じられない。

「ふぅ...君たち本当に強かったね。まあ、勝負に負けたからには何か望みを聞こうじゃないか。特にその巫女さんのね」

急に背後に現れた幼女ちゃんはそのまま社の中に入っていった。

1人で話し合うと宣言した霊夢は後を追ってロウソクの揺らぐ神社へ向かった。

魔理沙と話し霊夢たちの話が終わるまで外で待っていようということになり、賽銭箱の置かれた正面で階段に2人で座った。

「巫女ってのは大変だな。これだけ苦労して、賽銭も少ないってなぁー」

「ここの神社もそうなのかな?ちょっと見てみようぜ」

魔理沙が箱の鍵を無理矢理ヘアピンで開けようとする。

「どけ、下がっていろ。こういう場合がオレの能力の真骨頂なんだよ、ヒッヒッヒ。木箱の木を通して!硬貨に命を与える!」

箱の中で見えないが生物の命の始まりを感じる。大体の生物は光を求めるものだ。

「ちょうちょが中から溢れてくるぜ!これ1匹いくらするんだろうな...そんままの意味でだが...」

「小銭が多いが、これで今回の報酬ってことにするかな...。一応半分は霊夢に、残り半分をオレとお前で分けるってことでいいな?」

「悪どいな。閻魔が見たら迷いなく地獄行きだぞ?」

「こちとら散々に攻撃されたんだ。これは慰謝料っつーんだ。何でも償いというのは必要なのよ」

 障子が開けられ、中から霊夢に呼びかけられる。交渉は決まったから、最初に会った神さんにかけた能力を解け、ということだ。

「元に戻した瞬間に攻撃すんのは勘弁してくれよ。1つ脅しとくと、オレの腕をメチャメチャに砕いたら、もう二度と治せる人は世に現れないぜ」

「とりあえず治してやってくれ。何かしようなら私が止める」

 もう一人の神、この後に守谷諏訪子もりやすわこ名乗ったが、自分の横に立ち、オレが腕を治すの待っていた。

「......これでいい。あとは神様なんだからテメーらでどうにかしな。オレらは帰るぜ、それじゃあな」

 そう言い残して大騒ぎの神社から立ち去った。ちょうど日付が変わるころであった。

「全くしてやられたな......。あの人間たち、運がいいのか、それとも......」

「我々に運だけじゃ勝てないさ。幻想郷は面白いところだな、人間も妖怪も...。早苗さなえ、お前もあれくらいはがんばってもらおうか?」

「は...はいっ!でも諏訪子様、まず何よりも壊された場所を直しましょうよー!床に穴が開いてたし、障子もボロボロになって...」

「あっ...」

「おっと...」

「じゃ、じゃあ私は床を張り替えるから他は頼んだ...」

「わ、私もなぜか障子と縁側を直したい気分だから、やろうかな~...」

「裏口の扉も直さなきゃ...。これ2日はかかりますよ~(泣)!」

「うおお、あぶねぇ!おい、もっとしっかり操縦しろ!」

「このホウキは1人用なの!1人でも難しいのに2人なんてのは無茶なんだ!おい霊夢!半分もってくれよ!」

「遠慮しておくわ。傷が開くといけないから。それと茨戸、あなた飛べるんじゃなかった?腕を翼とかに変えてたでしょ」

「あのロリ神にぶん投げられたせいで肩痛めてんだよ。鳥になって飛ぶにも腕が上がらねんだ」

「そう...それはかわいそうねぇ。あ、私の神社こっちだから帰るわ」

「おい霊夢!待て!」

「ヒィィ!揺らすなって!」

映姫様は小説の予定にお怒りのようです その②。※設定崩壊注意


小町「小説の動向が決定しました。これから何話かオリジナルストーリー。その後はみんな大好き地霊殿だそうです。人気キャラも多く出てくるものと思われます」

映姫「風神録は作者の怠慢で1年近くかかりましたからね。今度はそうならないようにしてほしいですね」

小町「......」

茨戸「映姫様......それが......。作者はこれから夏にたくさんのイベントが控えておりまして...なかなかこの投稿ペースは改善されないかと...」

映姫「.......。作者のオリジナルキャラと作者が人気投票にいれたものは残りなさい」

その他退出中・・・

映姫「週一投稿とは一体なんですか!?31話32話33話を例にあげればその3話だけで5ヶ月もかかってるんですよ!?3ヶ月過ぎたあたりからこのサイトは失踪扱いするのに!それでも書かない作者なんか大嫌いです!」

小町「ですが、映姫様!作者にも青春やらを経験する権利はあるかと...」

映姫「だまりなさい!この小説書いてる時点で作者にきらびやかな青春がやってくるわけがありません!」

茨戸「映姫様、いくら何でも言い過ぎです!」

映姫「こんなことだから作者は永久に非リアなんですよ!」

映姫「作者のバカ犬がーっ!」

映姫「作者は学生です。彼はこの小説を書き始めてから今年で2年になります。ですが文体や表現に何の進歩も見られないじゃないですか!やはり地獄に落としておくべきだった、だがもう手遅れだった。作者の先輩のように!」

茨戸・小町「......。」

映姫「確かに小説を書くというのは大変です。話の構成、キャラの言動も言葉だけで表現する。素人の書くつたない散文ですが、ちゃんと見ている人は見てくれる。作者はやればできるんです。思い立てばすぐに書けるんです!私のおっぱいぷるんぷるんを!」

茨戸「映姫様!今なんt...がふァっ!」

小町「落ち着いて、映姫様の胸をよく見なさい、どこにぷるんぷるん要素があるの?」

映姫「私は信じています。きっと話を考えたら、すぐに書いてくれます。今の時代スマホでもパソコンでも書けるんです。私は彼を信じます。」

茨戸「映姫様のおっぱい......。撫でたい......あの慎ましやかな胸を......撫でたい......ぐはぁッ!」

小町「『揉む』じゃなくて、『撫でる』のか...」

映姫「今年中には地霊殿終わって欲しいわね...」

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