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ドリーム  作者: りとかた
悪夢のはじまり
12/42

新手

ルカのおかげでひとまず落ち着いた僕はこれからどうするべきか相談する。

「僕らだけでどうにかできるような状況じゃ無いよ。なんとかドリーマーと連絡をとって話をするべきだ。」

「そんなん言うても向こうがいい態度取るかもわからへんのにリスクありすぎるって。とりあえずは晴とドリーマーの出方を見てから動いたほうが絶対ええて。」

ルカの言うことは冷静になれば正しいんだと思う。だが今は正論で動いてる場合じゃ無い。

「うだうだしているうちに、晴がこの世界を滅ぼしにかかったらどうするんだよ!」

思わず強い口調をぶつけてしまう。

ルカは困った顔をしながら僕を見つめる。

僕は謝ろうと思って見つめ返したがルカはふと何かに気づいたように振り向く。

僕も同じ方向を覗き込むとスーツ姿の男が立っている。

ビル街の路地裏なのでいてもおかしくはないかもしれないが明らかにこちらに用があるようだ。まっすぐ向かってくる。

「ドリームランド内で唐突に反応が消え、また唐突に反応が現れた。ドリームイーターとの関係性を調べるためついてきてもらおう。」

背筋が凍る。

ドリームランド内では個人のいる場所なんかも筒抜けなのか。

そうして、ドリームランドから消えた僕がまたこの世界に現れた場所にやってきた男。これは救いか更なる絶望か。

嫌な想像ばかりしてしまう。

「違うんだ、僕たちはドリームイーターに攫われて命からがら逃げてきたんだ!」

自分の身の潔白を証明するために歩み寄る。

スーツ姿の男は一歩下がりスーツの内側に手を伸ばしている。

どうやら信用はしてもらえないらしい。

「我々は君と対話をすることは許されていない。反抗するようならこちらもそれなりの手段に出る。君には私についてくるほか選択肢はない。これはドリーマーの命令だ。」

男は少し緊張しながらも粛々と自分の仕事をしている。

よく考えればさっき僕が望んでいたドリーマーに会い危機を伝えて助けてもらえるかもしれない。

そう思い、話しかけようとまた一歩近づくと

「勝手に動くな!」

そう言ってスーツから手を出して銃のようなものを向けられる。

その瞬間ルカが間に入り

「あかん!はよ逃げて!」

と叫ぶ。

銃を向けられるのは2度目だ。トラウマが蘇り仗を抱えて路地裏を走り去っていく。

銃声は聞こえなかったが男の慌てようからするとルカに撃っても効いていないことに驚いているようである。

後ろは振り向かない。

きっとルカはまた僕らに追いついて助けてくれる。

今はそれを信じて逃げるしかない。

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