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乂阿戦記~勇者✖︎魔法少女✖︎スパロボの熱血伝奇バトル~  変身ヒーローの勇者様と歌って戦う魔法少女は○○○○○○○○○○○○   作者: Goldj


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乂阿戦記1 終章 これは始まりの物語の終わりの闘い-14 魂の双生児


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読みやすくなりますよ❤︎

――10対1の数的優位は、今や幻。


地に倒れ、あるいは力尽き、残ったのは獅鳳と雷音、ただ2人のみだった。


しかも、相対するのは――

蛇王ナイトホテップ。

あのアーレスタロスとの激戦で傷を負いながら、なおこの場に立つ、神域最強の武人。


もし彼が万全であったならば……いや、考えるまでもない。

自分たちの敗北は、もはや決定事項として確定していたはずだ。


「……強すぎる……っ!」


唇を噛み、焦燥を飲み込む。

だが、まだ――終われない。

ここで負けたら、母の死の真相にはたどり着けない。


それだけは、絶対に――嫌だ。


雷音を見る。

その顔に諦めの色はない。

むしろ――燃えていた。

今にも戦火に飛び込むような、決死の炎が瞳の奥で脈打っていた。


(やっぱり……こいつは、勇者なんだ)


獅鳳はそう思った。心の底から。


勇者――それは、最後の最後まで、立ち上がることをやめない者のことだ。

ならば自分も、その背に倣うべきだ。


最後の最後まで、死ぬまで抗う。


その瞬間だった。


脳裏に浮かんだ声があった。ある時、あの人が、最も尊敬する兄貴分、狗鬼漢児が言った――


『勇者ってのはなぁ、仲間を信じて背中を預けて戦ってるんだぜぇ』


……そうだ。そうだった。

誰かの背を預かり、誰かに背を預ける。

だから勇気は生まれ、信じる力が力になる。


そのとき、何かが胸を突き破るように沸き上がった。


それと同時に、声が――響いた。


『汝、我が力を望むか?』


それは不思議なほどに優しい声だった。

耳元ではなく、魂そのものに語りかけてくるような――声。


獅鳳は答えた。ためらいもなく。


「……ああ、欲しい!」


『――ならば、受け取るが良い』


その瞬間。


懐にしまっていた翠の指輪が、眩い光を放った。

翠玉のような緑光が、空間に封じられた封印を破り、雷鳴と共に炸裂する。


同じ時――

雷音の胸元で、母から授けられた紅の指輪が紅蓮の炎を放った。


そして響く、運命を告げる声。


『我が娘リュエルとホエルの子らよ。雷音、獅鳳。

汝らは“魂の双生児”として選ばれし者なり。

かつてエクリプスとの決戦にて母らが放った秘奥――“双星合体”の力、今こそ授けん。』


雷音が叫ぶ。


「……あんたは誰だ!?」


『――我が名は龍道 りゅうどう・りゅう

かつて龍麗国の大参謀と呼ばれた者なり。

今は雷杖ドゥラグラグナに宿る、死せる道士の亡霊だ。』


雷鳴が轟く。

世界が、震えた。


『――我が孫よ。進め。魂の力で、父を越えてみせよ』


そして、その声は――消えた。


次の瞬間。

世界を包む、圧倒的な気の奔流が爆ぜる。

観客席、空間、時間すらもねじ曲げるような神気が会場を揺るがす。


赤と翠が交わり、やがて黒へと収束する。


そこに現れたのは――


ひとりの青年。

二十代前半、精悍で気品に満ちた若者。

だがその存在から放たれる気配は、ただの人間のそれではなかった。


彼は、黒の勇者だった。


右手に紅蓮の魔剣クトゥグァ。

左手に翠雷の魔剣ドゥラグラグナ。

雷音と獅鳳、ふたりの魂が融合したその姿は、まさに“勇魔共鳴”の極致にして究極。


――双星合体。


「ば……ばかな……!!」


ドアダ首領ガープが吠える。


「双星合体だと!?リュエルとホエルの系譜……魂の双生児……15年前、エクリプスを倒した奇跡の戦士が……今、甦っただとぉッ!!?」


ナイトホテップの眼が、かすかに揺れた。


「……まさか、よりによって……お前がその力を……!」


その声には、かつてないほどの――本気が滲んでいた。

それはまさに驚天動地の出来事であった。

15年前、最悪の魔女エクリプスがユキルを殺したとき、怒りに燃えたリュエルとホエルは双星合体を発動させ一人の戦士として二乗以上のパワーアップを遂げた。

そして最悪の魔女エクリプスを倒し、封印を成し遂げ世界を救ったのである。

つまり双星合体の戦士は対エクリプス戦における選ばれし運命の勇者ともいえる存在だった。

「……なんと皮肉な話か…リュエル…お前は断固として獅鳳を勇者にさせないつもりだったのに……よりにもよって獅鳳はお前と同じ"魂の双生児"だったぞ……それも乂家の三男坊が相方だ……」

ナイトホテップは複雑な思いを吐露すると静かに七死刀を構えた。


挿絵(By みてみん)


音はない。

だが、確かに空気が裂ける音がした。

それは刃の声か。魂の叫びか。


その視線の先――黒の勇者。


彼の中には、確かに――獅鳳がいた。

そして雷音もいた。


若き戦士の貌は、かつてナイトホテップが“己の全て”を賭けて立ち向かった若き日の自分と、まるで瓜二つだった。


「……獅鳳」


その名を、噛みしめるように呟く。


「お前を勇者になど、させるわけにはいかん」


それは父としての叫びだった。

それとも、世界を憂う魔王としての意地か。

あるいは、若き日の己への嫉妬だったのか。


黒の勇者は、応える。


「……父さん」


ただ、それだけだった。


だがその一語には、全てが込められていた。


憧れ、哀しみ、決意、そして覚悟。


二振りの剣が構えられる。

右手に炎の剣・クトゥグァ。

左手に雷の剣・ドゥラグラグナ。


炎と雷、二つの相反する力が渦巻き、黒の勇者を中心に世界が反転する。


一方、ナイトホテップは両腕に七死刀を構えた。

その動きは一寸の淀みもない。完璧なる“殺人の型”。


見ている者の脳裏にはただ一つの言葉しか浮かばなかった。


――これは、殺し合いだ。


父子の言葉は、もう必要なかった。


構えが、語る。


沈黙のまま、二人の殺意が交差する――。


試合終了まで残り――20秒。


刹那、七死刀が閃く。


「行くぞ、息子よ!!」


神速の斬撃が放たれた。

しかし、応じる黒の勇者もまた――神速の斬り返し。


剣と剣が激突するたびに、空気が破裂音を上げる。

火花が咆哮し、視界が閃光に焼かれる。

瞬きすら許されぬ剣戟の応酬。


鍔迫り合い。刃の根元が激しく軋む。


そして――


黒の勇者が、一閃。


魔剣クトゥグァが、薙ぎ払うように切り裂く!


だが――


「ぬかるなッ!」


ナイトホテップは紙一重で距離を取り、後退する。

その足取りに迷いはない。老獪な戦場の鬼。


「……今のが狙いだったか。やはり、読みの深さはリュエル譲りだな」


再び間合いが開く。

互いに数秒だけ、静かに息を整える。


それは戦いを拒んだ時間ではない。

命を賭けるための、ほんの一瞬の充電。


ナイトホテップが口を開いた。


「恐ろしいものだな……双星合体というやつは」


彼は言う。

まるで、それが災厄の源であるかのように。


「……神域に遠く及ばなかったはずの貴様らが、今や俺と同じ地平に立っている」


黒の勇者もまた、口を開いた。


「それでも……本当は、こうして貴方の前に立ちたくなかった」


「ほう?」


「俺は……一人の男として、双星合体に頼らず、貴方と向き合いたかった」


「……アーレスタロスのようにな?」


雷音の想いが、声に滲む。


だが次の瞬間――


ナイトホテップの声音が、地を裂くように低く響いた。


「――ならば貴様は、愚かだ」


その双眸が、赤黒く燃える。


「俺は父として忠告するつもりはない。だが悪党としてなら言える。

得たいものがあるならな、恥も、理想も、全部かなぐり捨てて、

脇目も振らず“勝ち”に執着しろ!!」


「この世で価値あるものは、すべて“勝者”の手の中にある。

敗者に真実も、愛も、約束も残されん!

貴様が理想とやらを信じるというなら――それを“勝利”で証明してみせろ!!」


黒の勇者は、一瞬だけ目を閉じた。


その言葉を、魂の奥で受け止める。


――これは、父からの最初で最後の“教え”だったのかもしれない。


「……承知」


目を開けたとき、そこに迷いはなかった。


「父よ、参る――!」


風が動いた。

世界が走った。


次の瞬間、戦場は再び、剣と炎と雷の地獄と化す。


先に仕掛けたのは黒の勇者だった。

一気に懐に入り込み下から上に切り上げようとするが、ナイトホテップはそれを右手の七死刀で防ぐと左手の紫電螺旋掌を横凪に見舞う。

しかしそれも読まれていたのか、黒の勇者は大きく跳躍しそれを回避するとそのまま空中で体を捻り着地と同時に前転しながら勢いをつけて蹴りを放つ。

寝転がりながら闘う地躺拳の動きに似ていた。

ナイトホテップはその一撃を左脚一本で受け止めると黒の勇者の足を右手で掴み脚への関節技を決めようとする。

それはサンボの動きに似ていた。

だが黒の勇者は掴まれた足を基点にして身体を捻るとナイトホテップの手からするりと抜け出し距離をとった。

二人の距離は5メートル程離れる。

互いに構えを取りつつ相手の隙を伺っているようだ。

しばらく睨み合っていた二人だったが、やがて同時に動き出した。

魔剣を持つ右手を大きく引き絞りながら突進してくる黒の勇者に対し、ナイトホテップは悠然と待ち構えている。

そして間合いに入った瞬間、目にも止まらぬ速さで剣を振るうも、それを読んでいたように黒の勇者も二振りの剣を振るっていた。

両者の剣はぶつかり合い火花を散らす。

すると次の瞬間、黒い勇者の左手の雷剣が粉々に砕け散った。

いや、7等分に分解したのだ

その衝撃の余波で吹き飛ばされたのか、ナイトホテップはそのまま後に弾き飛ばされてしまう。

だがナイトホテップは何事もなかったかのようにすぐさま起き上がり剣を構えた。

左の剣を失った勇者に対して追撃を仕掛けるかと思われたが、彼は何故かそこで動きを止めた。

それどころかゆっくりと後に退り始める。

見れば七分割された雷剣ドゥラグラグナが魔剣クトゥグァと合体し一本の剣となる。

その剣の形はナイトホテップの七死刀に酷使していた。


その剣の誕生を目の当たりにし、ジャムガが叫んだ。


「見ろッ! あれこそが――双星剣ドゥラグクトゥグァ!!

十五年前、最悪の魔女エクリプスを打ち破った伝説の刃が……いま再臨しやがった!!」


阿烈も甦った双星剣を注視する。


(あの剣……さしもの黒天も、無関心ではいられまい。

かつて奴の父《五剣のユドゥグ》最大の敵であり、我が祖父《大参謀・龍道龍》が創り出した“魔を断つ刃”――それが《ドゥラグクトゥグァ》。

十五年前、あの剣が《エクリプス》を封じたのだ。ならば……あの災厄の魔女も、再び目覚めようとしているのか)


黒天ジャムガと修羅の覇王阿烈の思惑をよそに、黒の勇者と蛇王ナイトホテップの激闘は続く。

試合終了まで残り時間10秒!

カウントダウンが始まった。

それとともに二人は再び斬りかかる。

互いの剣が激しくぶつかると凄まじい衝撃波が生まれ周囲の大気を震わせる。

両者一歩も引かず激しい鍔迫り合いを繰り広げる中、先に動いたのは黒き勇者の方だった。

「うおおおおおお!」

裂帛の気合いと共に渾身の力を込めるとナイトホテップの剣を押し返しそのまま押し切った。

「ぐはっ!?」

ナイトホテップはそのまま後方へ弾き飛ばされる。

しかしすぐに態勢を整え直すと反撃に転じてきた。

「爆散震脚!!」

ナイトホテップの神域の奥義が大地を揺らす。

だがその大地の揺れに対し、黒の勇者は龍の翼を生やし半龍半人の姿となり虚空に逃がれる。

半身が雷音である黒の勇者は当然ながら雷音が持つ龍の力を使いこなす。

「雷炎流星蹴!!!」

黒の勇者の蹴りが雷炎となって降り注ぐ。

「くっ……」

ナイトホテップはその必殺キックをかわしきれずにダメージを受けてしまう。

黒の勇者が龍の力を使って戦う時、黒の勇者の身体能力が強化されるのでその威力は計り知れない。

さらにそこに追い打ちをかけるようには自身の体を雷に変える事ができる。

雷となった黒の勇者は超高速で移動し、相手に攻撃を加える事が可能だ。

雷炎と化した黒き閃光は縦横無尽に飛び回り、炎と雷撃を放ち続ける。

まさに雷炎龍の化身ともいうべきその姿には誰もが畏怖の念を抱かずにはいられないだろう。

ナイトホテップはこの猛攻に耐え切れず膝をつく。

試合終了まで残り時間5秒!

(このままではまずい……ならば!!)

ナイトホテップは七死刀を上段に構え最後の技を繰り出そうとする。

そう!雷龍剣ライトニングブレイド!

宿敵アーレスタロスを下したナイトホテップ最強最大の必殺奥義!

すると七死刀から黒紫光の電光が立ち登り、七死刀はナイトホテップの身長より長い紫電の刃と化した。

紫電の刃から放たれる凄まじい殺気に黒の勇者も思わず身構える。

試合終了まで残り時間4秒!

黒の勇者こと雷音と獅鳳は覚悟を決め自身も最後の技を繰り出すべく双星剣を構える。

残り時間3秒!

二人の剣士の剣先が光り輝き、それぞれの剣を天に掲げると剣先から眩い光がほとばしる。

ナイトホテップは黒の勇者が…いや我が子が放とうとしている技を見て、目がはなせなかった。

何故ならその技は自分と同じ雷龍剣ライトニングブレイド!!

残り時間2秒!

この必殺剣は元々は彼の妻リュエルが得意とした必殺剣

思えばこの必殺剣で戦場を駆け巡るリュエルの麗しい勇姿を見初めたのが彼の武人の道への始まりだった。

その必殺剣を今我が子が放とうとしているのだ!

その感動たるや如何ばかりか!?

その喜びたるや如何に?!

その想いたるやいかばかりであろうか!!!

残り時間1秒!

「うおおおおおお!!!!」

彼は咆哮を上げながら稲妻の如く駆け上がり、その勢いのまま超巨大な紫電の斬撃を振り下ろす!

その一撃はまさしく神の鉄槌!!

その一撃はまさしく――雷神の鉄槌。

愛と決別のすべてを込めた、父から子への“裁き”の雷だった。!!!!

そしてその一撃はまるでリュエルへの愛の証!!!!!

対しする黒の勇者も渾身の力で駆け上がり、真上から突き落とすように大剣を振るう!

その姿はさながら黒雲より舞い降りし龍の化身!!

その一撃もまた凄まじい破壊力を持つ!!!

二つの究極なる奥義がぶつかり合う時世界は閃光に包まれる!!!!

……0


二つの斬撃が交錯する。


紫電と紅雷。

黒炎と翠光。

雷鳴と剣気が爆音となり、空間を崩壊させる。


そして、試合終了――


そして決着は着いた。


光が、消えた。


耳鳴りと共に訪れる、圧倒的な沈黙。

音も、声も、観客の息さえも存在しない。


そしてそこには――


膝をついたナイトホテップと、地に伏した二人の少年の姿があった。


黒の勇者の姿は、もはやなかった。

双星合体は限界を迎え、雷音と獅鳳は元の姿へと戻っていた。


二人とも、傷だらけで、呼吸も荒い。

その体はもはや、立ち上がることさえ困難だった。


それでも――


「……う、ぅ……おおおおおおお!!!」


雷音が、吠えるように叫んだ。


獅鳳も、ふらつく体に鞭を打ち、膝を支えに立ち上がろうとする。


そう、それは――勝者の雄叫び。


勝利の証を、この肉体で叫び、刻むように。


場外の審判たちが騒然とし、ドアダ側の者たちも動きかけるが、その瞬間。


「……よせ」


低く、渋く、どこか寂しげな声が響いた。


ナイトホテップは、闘技場の中心に、胡座で座り込んでいた。


その肩は激しく揺れ、吐息は深く乱れていた。

手にしていた七死刀は――半ばから折れていた。


腰に掲げていたドアダの象徴、“大将バッジ”も、真っ二つに割れて地面に落ちている。


敗北を、誰よりも早く、何よりも潔く――彼自身が認めた。


「……見事だ、二人の若者よ」


ナイトホテップは、仰向けに倒れた。

まるで、全ての役目を果たし終えたかのように。


獅鳳は、駆け寄った。

父の元へ、全ての感情を引きずって。


「……父さん……!」


ナイトホテップの胸が、微かに上下していた。

その顔には、戦いの緊張ではなく、どこか穏やかな諦観が浮かんでいた。


「……ごめんなさい。合体したら……手加減できなかった……」


獅鳳は、震える手を伸ばした。

それは、戦士の手ではない。

ただの、息子の手だった。


ナイトホテップは、黙っていた。


沈黙は、数秒。いや、永遠に思えるほどの時間が流れた。


やがて――


彼は立ち上がり、兜と仮面を外した。

その素顔を、初めて晒すように、真っ直ぐに獅鳳を見つめる。


そして言った。


「……獅鳳」


その声は――

獅鳳が一度も聞いたことのない、あまりにも人間らしい、父の声だった。


挿絵(By みてみん)

「お前が知りたがっていた、母さんの死の真相……必ず話す。

五ヶ月後、リュエルの命日に。あの墓の前で――すべてを語ろう」


「……本当に……?」


「約束だ。武人の名に懸けて、誓おう」


そのとき、初めて。


彼の手が、息子の頭へと伸びた。


ぎこちなく。

迷いながら。

それでも確かに、父として。


――ようやく、父と子が触れ合おうとしたその瞬間。


ドォン――!!!


突如、闘技場の天井が破裂した。


爆風が天蓋を割り、大穴が開く。

黒煙と共に降り注いだのは、謎の敵か、新たな災厄か――


だがそれは、次なる章の始まりに過ぎなかった。


静寂は終わった。

戦いは、まだ続く。



https://www.facebook.com/reel/1617594762188313/?s=fb_shorts_tab&stack_idx=0


↑イメージリール動画

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