乂阿戦記5 EXステージ 六道魔人テスカトリポカ-9 女体化悪ふざけ
作者のGoldjごーるどじぇいです!
この物語は、勇者✖魔法少女✖スーパーロボット✖邪神✖学園✖ヒーロー✖ギャグ✖バトル…
とにかく全部乗せの異世界ファンタジー!
「あれ?これ熱くない?」「このキャラ好きかも?」「展開読めない!」
となってくれたら最高です。
良ければブックマークして、追っかけてくださいね
(o_ _)o
ともあれ雷音たちはそれぞれ指示通りに動いた。ジャムガはテスカトリポカとの戦いに集中する。彼の目的はただ一つ。息子を助け出すこと。
ジャムガの連撃は止まらない。テスカトリポカの意識は少しずつ弱まりつつあったが、亜突の肉体を支配し続ける限り完全に消滅することはない。
「うーむ……やはり本気でやり過ぎるといかんか……このガキが死んだらオレが辛いからなぁ」
ジャムガは冷静に状況を分析し、より効率的な方法を考え始める。
「ならば……こうするか?」
ジャムガは両手を胸の前で合わせる。するとその掌から五色の光が溢れ出し、周囲の空間を明るく照らし出した。
「これは……!」
テスカトリポカが驚愕する。ジャムガの放つ光は神々しいだけでなく、亜突の肉体とテスカトリポカの霊魂を強制的に分離させようとする力を持っているのだ。
「この光は……龍麗国の秘剣"五行の護剣"か!?」
テスカトリポカがその剣の正体に気づく。
「そうだ。かつて七罪の魔女から世界を救った5大女神、空のユキル、水のユノ、風のプリズナ、大地のアタラ、炎のホエルの力が込められた究極の聖剣だ」
ジャムガは静かに答える。
「お前はもう終わるぞ。テスカトリポカ」
ジャムガの手から放たれる剣の光がさらに強くなり、テスカトリポカを包み込んでいく。亜突の肉体から黒い靄のようなものが引き剥がされていく。
「ぎゃあああ!!」
テスカトリポカの絶叫が響き渡る。
だがその時、遥か上空から巨大な影が急速に接近してきたことに気付く者はいなかった。
「あれは……!」
いち早く気づいた雷音が空を見上げる。そこにいたのは小デブではなく巨大な白竜の姿をしたケツアルカトルだった。
「どうやらお祭り騒ぎはまだまだ続きそうだな……」
ジャムガは苦笑いを浮かべながら立ち上がった。彼の瞳には再び戦いの色が宿っている。
雷音たちはすぐに臨戦態勢に入った。
洗脳されたケツアルカトルという、新たな脅威が彼らに牙を剥こうとしている。
ジャムガの登場によって戦況は一変した。
しかし戦いはまだ終わっていない。むしろこれからが本当の正念場となるだろう。
雷音たちは心を引き締め、戦いに向けて準備を始めた。
その頃、天空の巨竜ケツアルカトルが戦場全体を見下ろしていた。その瞳には異質な光が宿り、周囲を圧倒する威圧感を放っていた。
「ヴウウウーーオオオッ!」
ケツアルカトルが咆哮する。その声は空間を震わせ、地上にいる全ての者たちの鼓膜を打つほど強烈だった。
「来たか……」
ジャムガは静かに呟く。
「おう、雷音!獅鳳!雷華!紅花!あいつはお前らにまかせるぞ!」
ジャムガが指示を出すと、4人はすぐに応じて動き始めた。
翼ある蛇ケツアルカトルが咆哮を上げる。
轟音が大地を揺るがし、その巨体から放たれる白い熱波が周囲を埋め尽くした。
ケツアルカトルを操るテスカトリポカが狂気の笑みを浮かべている。
「フハハハッ! 終わりだぁ! 全て焼き尽くしてくれるわ!!」
雷音と獅鳳が互いに目を合わせる。
獅鳳は雷の魔剣ドゥラグラグナを構える。
「行くぜ、雷音!」
「了解! 俺たちの力を見せてやろう!」
「「機神召喚! 変形!機械神ドゥラグラグナ」」
雷音の声がコクピット内に響き渡る。緑色の装甲が組み上がり、雷の魔剣ドゥラグラグナを核とした巨人が屹立した。
『メインパイロットは獅鳳。後部座席は俺……』
雷音が言いかけたところで突然光に包まれる。再び目を開けた時には、その体は女性のものへと変化していた。
「は〜い!雷音ちゃんのサービスショットで〜す!」
艶やかな長髪が腰まで垂れ下がり、液体の詰まった透明カプセルの中で全裸になってる雷音……いや"雷音ちゃん"がクールな決めポーズを取る。
「見ろよ獅鳳!君のタイプは雷華なんだろうけど、俺だってなかなかのもんだろ? なにせ兄妹だから顔の造形がクリソツだ♡」
獅鳳は呆然としながらも冷静に対処する。
「あのな……戦闘中にふざけすぎるのも考えもんだぞ?」
「へへーん♪そう言うわりにはちゃんと見たじゃん?」
雷音がニヤニヤしながら肩越しに振り返る。
「お前の裸見て興奮するほど落ちぶれてないさ」
「あーらそう?でもほら」
雷音が指さす方向には巨大なドラゴンの姿が。
「あれ相手に平常心保ってられっかよ?」
獅鳳は苦笑しつつも集中する。
「よし……まずは奴の動きを見極めよう」
「オーケイ!サービスはここまで!」
雷音も女体化状態ながらも気合いを入れ直す。
「……ちょっと待て。その恰好で操作する気か?」
「あらやだ、忘れてた」
雷音は慌てて変身を解除しようとする。
そんなやり取りの合間に、巨竜ケツアルカトルの咆哮が空を切り裂く。二人は改めて戦闘モードへ移行した。
「……ねぇ紅花」
雷華はコックピット内で顔を真っ赤に染めながら、通信画面越しに雷音を睨んだ。
**
「あれ見てどう思う!? うちのバカ兄貴があんな恥ずかしい恰好で……!」
**
画面の中では雷音が副操縦席たる液体カプセルの中で女体化したまま大胆にポーズを決めている。
クトゥグァのコックピット内で雷華の顔が湯気が出そうなほど赤くなる。その視線は前方の巨大スクリーン──正確にはドゥラグラグナ内でポーズを決め続ける雷音に向いている。
「ねぇ紅花!あのアホ兄貴なんで平気なの!? あんな……あんな恥ずかしい姿!うちの兄貴があんな格好で……しかも獅鳳くんの前で……!」
紅花は透明カプセルの中で肩をすくめた。
「えーと、封獣及び改獣機の副操縦士が裸になってしまうコックピットシステムが問題だと思うな〜、このシステムって本当は服着ていても、魂の形が具現化して生まれたままの姿が透けちゃうだとかなんだとか……私達女の子にはタチ悪いシステムだよね……」
紅花が苦笑する。
「タチ悪いとかそういう問題じゃないよ!」
雷華の声が裏返る。
「だってあいつが変な格好してたら……しかも私にかなり似てて! 獅鳳くんがアレ見てどう思うか考えないわけ!? あいつバカなの!? 変態なの!?」
紅花は少し考えてから、
「まぁ……雷音さん的には気負いすぎている獅鳳さんの緊張をほぐそうとしたいんじゃない?それに今は戦闘中だし」
「戦闘中だからこそでしょ!」
雷華の顔が更に赤くなる。
「あのバカ……獅鳳くんに変な誤解されても知らないんだから!」
その間にも、ドゥラグラグナのコクピットでは……
「ほら〜サービスショットもっと見て〜」
雷音はまだ女体化したままポーズを変えていた。
「おい……もう十分だろう?」
獅鳳が呆れ半分で声をかける。
「えぇ〜まだやりたいのに〜」
「敵はまだ待っててくれないぞ?」
獅鳳の声には苦笑が混じる。彼自身も雷音の行動に戸惑いつつ、どこか楽しんでいる節があった。
「うーん、それもそうだな」
雷音はやっと変身を解除し、元の姿に戻った。その顔には満足げな笑みが浮かんでいる。
「よし……まずは奴の動きを見極めよう」
「オーケイ!サービスはここまで!」
雷音は気合を入れ直す。
巨竜ケツアルカトルの咆哮が空を切り裂き、二人は改めて戦闘モードへ移行した。
一方雷華は……
「もう!うちのバカ兄貴はほんっとに……!」
とぶつぶつ呟きながらも、獅鳳がいつも通り元気なことに内心ほっとしている自分に気づいた。
だがそんな感情を振り払うように首を振ると、
「集中しなきゃ……!」
と自分に言い聞かせるのだった。
ジャムガから通信が入る。
「雷音!獅鳳!奴はただのドラゴンじゃない!魔法で作られた神龍だ!」
「了解!魔法少女の力が宿ってるってことか?」
「正確には生贄にされた魔法少女達の力が宿ってるんだ……」
「どういうことだ?」
「あのドラゴンはいろんな魔法少女が使う。たくさんの種類の魔法を使えるだろうってことだ……」
「魔法を使うドラゴン……」
雷華が深刻な表情で呟く。紅花も心配そうな目でケツアルカトルを見る。
「でも……今の彼は洗脳されてるのよね?」
「ええ……テスカトリポカに操られている。でもその洗脳を解けば……もしかしたら仲間にできるかもしれないわ」
「でも今は戦うしかない!」雷音が叫ぶ。
「ああ!そうだよな雷音!」
「行くぞ!雷音!獅鳳!」
「「「オッケー!!」」」
「ドゥラグラグナ出撃!」
「クトゥグァ出撃!」




