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乂阿戦記~勇者✖︎魔法少女✖︎スパロボの熱血伝奇バトル~  変身ヒーローの勇者様と歌って戦う魔法少女は○○○○○○○○○○○○   作者: Goldj


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乂阿戦記4  第六章 強欲の魔王アモンの娘 乂聖羅-13 黙示録の四騎士達


その少女ルシルは金髪碧眼の女性でありとても美しい顔立ちをしていたのだが、その顔には何の感情もなくまるで人形のようだった。

彼女は突然入ってきた二人に驚く様子もない。

それに対して二人もまた特に気にすることもなく答えた。

「あっどうもこんちゃっす〜!いやですね、新しい六芒星に加入したルシルたそに先輩として教育指導をしてあげようと思ってねぇ〜❤︎エロい生き物によるとっても素敵なネチョネチョマッサージだよ〜☆」

「そうそう!というわけで早速始めようぜぃ!!おおい!淫獣君と触手君!スタンバイオッケーか?」

エンザ達が引き連れてきた怪物はニョロニョロと蠢いている。

「それじゃあいくぞぉおお!?せーの……」

パンパンパァン!!!

パンパーン!!!!

銃声と共にルシルに襲いかかろうとした怪物が魔法弾の餌食になり消滅する。

「へ?」

銃を撃ったのはルシルの右に立つスタンピートだった。

その反対の左側にはジキルハイドが立っており首をかしげていた。

「お二人共一体何をしてるのです?我らが偉大なる大魔王ヴァールシファー様の御前ですよ。恐れ多い早く傅きなさい」


?????


エンザとネッソスは何が何やらわからず混乱している。

するとさらに二人の後ろから声が聞こえてきた。

「きーひひひひ、おいおいお前たち何やってんだ……。しっかりしろよまったく……。」

声のする方を見るとそこには水色の笑い仮面をつけた男が立っていた。

男は呆れたようにため息をつくとそのまま部屋の中に入ってきた。

「あ、あれ?もしかしてアルカームちゃん?チミ生きてたん?」

「きひひひひ、久しぶりだねぇエンザの旦那〜、まあ、つい先日まで病院のベッドで生死の狭間をさまよっていたよ。我ながらあの覇王阿烈の一撃を食ってよく生きていたもんだと驚いてるよ……」

(すっげえー!あの阿烈の攻撃うけて生きてたとかマジでタフ!……)

と思いながらチラリと見ると奴はニヤリと笑いながらこちらを見てくるだけだった。

まあいいだろう……それよりも大事なことがあるしな……。

エンザは改めて目の前にいる女性に目を向けた。

ルシルは相変わらず無表情のまま座ってており何を考えているのか全くわからない様子だ。

だがそんなことはどうでもいいことだとばかりに無視をして話しかけることにしたのだ。

そうしなければ始まらないのだから仕方ないではないか……!

さあ行くぞ……!!


「ねえルシルたん、ポクちんとクッ殺プレイしてくんない?今すぐヤらせてくれてもいいんだよぉ〜♡」


と言いながらエンザは両手を広げながら彼女に迫っていった。

そしてそのまま彼女の身体を抱きしめるかのように飛びかかったのだが、しかしそれは失敗に終わり逆に地面に押し倒されてしまったのだった。

しかも馬乗りされてしまい身動きが取れなくなってしまった。

見事なまでのマウントポジションだった。

対ホドリコ戦の経験が見事に活きていた。

くそぉおおおお!!!!悔しいぃいいい!!!

エンザがそう思いながらじたばた暴れていると彼女は冷たい目でこちらを見下ろしてきた。

その瞳はまるでゴミを見るかのような目をしていた……

いやむしろ汚物を見ているような視線だったかもしれない……

そんな目で見られたら興奮しちゃうじゃないかぁああああ♡♡♡♡♡♡♡♡

ゴスン!!!

そんなことを考えていると強烈なハンマーの如き鉄拳が振り下ろされた。

二発、三発、四発

どんどんどんどん振り落とされる。

鉄拳の絨毯爆撃が続く。

「痛っ、やっ、やめてっ!お願いです、もう許してぇええ!」

どれだけ喚こうが、彼女の拳は止まらない――まるで慈悲のない判決のように。

もうダメだ……意識が遠のいていく……

ああ……死んでしまうのか……?

こんな所で死ぬなんて嫌だなぁ……もっとルシルちゃんとイチャイチャしたかったけど仕方ないかぁ〜あはははぁ~さようならぁ〜ポクチンの人生!!!!!

俺氏死亡確認☆ ガツンッ!!!!


ラスト・エンザは完全に気を失ってしまった。

その様子をネッソスはガタガタと震えながら呆然と見つめていた。

あの化け物みたいな強さを持つ男が一方的にやられてしまったからだ。

(何なんだあの女!?強すぎるだろ!!やべぇよやべぇよぉおおお!!違う。こういうのはSMプレイじゃない!陵辱に愛がないとSMとは言えないんだ!!誰か助けてくれぇえええ!!!!このままじゃ殺されちまうううう!!!!!お願いだぁああああ神様ぁあああああああ助けて下さいぃぃいい!!!!!!)

挿絵(By みてみん)


心の中でそう叫んだ瞬間である。

突然目の前の空間が歪み始めたのだ。

そしてそこから一人の男が現れたのである。

男は六芒星最強の魔道士プレラーティ・アトラックナチャだった。

その男は辺りを見渡した後こう言った。「……ふむ♣︎……どうやら大魔王としての覚醒はまだ至ってないみたいだね♤ 彼女を『傲慢の魔王』の座に据えるのはまだ時期尚早じゃないかな?ねえ、君たち❤︎」

そう言うと彼は後ろを振り返ったそこにはいつの間にか四人の騎士が立っていたのだった。

一人目は白髪の男性で白いローブを身につけており右手には大きな弓を持っていた痩躯の男である。

……彼は支配……名を塵芥鏖ちりあくたみなごろし

二人目はフルプレートの赤い甲冑の騎士であり手に大剣を持っている。

……彼は戦争……名をダークフレイム

三人目は黒い天秤を持った太ったオーク族の大男で背中には大きな丸い盾を背負っている。

……彼は飢餓……名をカルノフハート

最後に現れたのは青白い細身の女性である。

……彼女は疫病……名をミスティル・クロケル

「来ましたか。黙示録の4騎士たちよ」


青髭魔王ルキフグスは不気味に微笑んだ。

「ようこそ──我が“最終戦争”の幕開けに、黙示録の騎士たちよ」


その瞬間、魔王戦艦リヴァイアサンに、静かに、しかし確実に“破滅の刻”が始まろうとしていた。


https://www.facebook.com/reel/1072695544368784/?s=fb_shorts_tab&stack_idx=0


↑イメージリール

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