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姫巫女ともう1つの世界  作者: 新城真理亜
1章 はじめての異世界
3/7

普通の毎日2

2人で更衣室に向かい、部活の練習着に着替える。


「今日は先輩たちくるかな?」

「どうだろうね」

「も〜う!結衣〜冷たい〜!」

「知らないよ、紗良が優希先輩と会いたいだけでしょう?」

「あーあ!名前出さないでよ!!」


紗良は、私たちの部活。

テニス部、部長の石田優希先輩のことが好きなのだ。

テニス部に入ろうと決めたのも、紗良が優希先輩に一目惚れしたから。

私はまんまと、一緒に入れさせられたという。

ほんとは弓道部に入りたかったんだけど……

そんなことを思っていると背後から低い声が聞こえた。


「2人とも……うちを置いていくなんていい度胸してるじゃない?」

「ひぃぃ!!」


紗良が悲鳴をあげる。

まぁ、そらそうよね。

鬼の形相でこちらを睨みながら近ずいてくるのはもう1人の私の友達であり、テニス部の女子メンバー北乃雫。

雫は高校から出来た。

仲の良い友達。


「だって雫は、課題してたじゃない?」

「ぅ…それは………仕方ないじゃない…………遅刻……しちゃった……ん……だ……から……」


そう雫は、いわゆるちょっとした問題児で、遅刻魔なのだ。


「ほら、雫も早く着替えて。そうじゃないと置いていくよ?」

「はーい」

「雫ちゃん、結衣に怒られてやんの〜♡」

「あら、紗良ちゃん♡首を絞められたいのかしら〜?」

「きゃあ〜怖い結衣助けて〜!」


この2人の絡みはいつもの事。

そして、


「ふざけてると2人とも置いていくわよ?」

「えーごめん結衣!!怒らないでよ!ね?♡」

「まって急いで着替えるから!!」


私の怒りもいつもの事……。

ははは…………さすがに毎日はしんどいんだけどね……

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