1:白いノートと女の子
くも一つない青空の下、きみは学校へとつづくみちをあるいていた。
でも、あれあれ、おかしいぞ。いつもは車がはしっていたり、ともだちがあるいているみちには、きみ一人だけしかいないんだ。
耳をすましてみても、なんの音もきこえない。
さて、きみならどうする?
(もんだい1)
1.手を上げてたすけをよんでみる
→(ア)へすすむ
2.いえにかえる
→(イ)へすすむ
3.とりあえず学校へいく
→(ウ)へすすむ
(ア)
「おーい、だれかたすけてー!!」
きみは力いっぱい大きなこえでたすけをよんだ。でもだれも気がつかなかった。のどがからからだ。
ちょっと休んだら、(もんだい1)までもどってかんがえてみよう。
(イ)
こわくなったきみはいえにかえった。
「ただいまー」
「あら、おかえりなさい。学校はどうしたの?」
げんかんをあけると、おかあさんがやってきた。きみはさっきのおかしなことを、おかあさんにはなした。
「じゃあおかあさんといこうか?」
「うん」
おかあさんと手をつないで、きみはまた学校にいく。さっきのことがうそのように、車もはしっているし、男の人や女の人もあるいている。
「おはよう。きょうはおかあさんといっしょか。よかったな」
「おはようございます。先生」
学校のまえで立っていた先生にあいさつをして、みんながあそんでいる校ていに足をふみいれる。いつもとおなじでおかしなところはどこにもない。
「ふしぎだなぁ」
そんなことをかんがえながら、きみはいつもどおりたのしく学校ですごしました。
おしまい
(ノーマルエンド1)
もしかすると(もんだい1)でちがうことをするといいかもしれないよ。
(ウ)
きみはゆう気をだして一人で学校へとむかった。
だれもいないみちをあるいていると、目のまえの草むらにまっ白なノートがおちていることにきみは気づく。
「なんだろう、あれ?」
気になったきみは、草をがさがさとかきわけて、その白いノートにむかっていった。
「わんわん!!」
「うわっ!」
きゅうにとびだしてきた犬が、その白いノートをくわえてにげていく。
「あっ、まって」
きみは犬をおいかけてはしりはじめた。犬はずんずんと森のおくへにげていく。川をとびこえ、山をのぼり、たどりついた先にいたのは見たことのない小さな女の子だった。
犬をなでている赤いふくをきた女の子のはんたいがわの手には、あの白いノートがあった。
「あっ、そのノート……」
こえをあげたきみを女の子が見つめる。そしてにっこりとわらった。
「ねえ、きみ。学校をたすけてくれないかな?」
さて、きみならどうする?
(もんだい2)
1.しらない人とははなさない
→<ア>へすすむ
2.「あなたはだれなの?」ときいてみる
→<イ>へすすむ
3.「どういうこと?」ときいてみる
→<ウ>へすすむ
~つづく~