第251話 『炎のチューリップ』
申し訳ないが気を取り直して、すぐさま鎧戸をきっちり閉めた。フック型の鍵もしっかり嵌める。
そうして怯える女たちの間を通って、ドアまで行くと横に置いてあった閂をかけた。
オッサンが鍵を持っているに違いないからだ。
そうしてまた身を固くしているプッサンのところへ戻る。
「ワザとじゃなかったんだよ。ほら、すぐ治すから動かないで」
良かった、鼻骨は傷ついてない。口にも当たってしまったが歯は折れてない。
これなら治療じゃなく回復で済ませられる。
俺はなるべく怯えさせないように、その顔に手をゆっくりかざした。
「え……、回復も使えるんですか……?」
痛みが引いてみるみる治っていくのを感じたプッサンが、目を見開いた。
「まだまだ微力だけどね」
『(お前もやるようになったな。
脅した後に優しくする、手なづける常套手段だな)』
奴がニヤニヤした厭らしいテレパシーを送ってきた。
『(これは違うだろっ、俺はあんたと違う!)』
大体それはヤクザかDV男の常套手段だ。こいつなら意図してやりそうだが。
「イタタタ、ちょっと、キツイです」
プッサンが顔を背けた。
「あ、ゴメン。ちょっと雑念が入ってしまって……」
ったく、治療中に話しかけるんじゃねえよ。気が荒ぶるとそのまま影響するんだからな。
「良かったあ、無事だったのねえ」
その声に顔を上げると、マチルダ達が人混みをかき分けて2階から降りて来るところだった。
おお、良かった、唯一の俺の味方。
彼女達の俺に対する態度で、他の女たちの雰囲気が少し和らいだ。
「だから絶対助けに来るって言っただろ。俺は救助ハンターなんだから」
俺は胸を張って答えた。
つい女の前ではカッコつけたくなるのが男というモノだ。
それに始めは調査依頼だったが、いつの間にか村人を助けることに繋がった。
やっぱりこれが俺の天職なのかもしれない。
もちろん前世の行いに繋がる業を、この時点ではまだ知らなかった。
「で、時間がないんだ、プッサン」
俺はプッサンの方に向き直った。
さっきから自然に彼を呼び捨てにしている事に我ながら気づかなかった。いつの間にかビジネストークからタメ語になっていた。
もう気を使う余裕がなかったのだ。
「あの地下室を開けてくれ」
「えっ!?」
プッサンがキョトキョトと落ち着きなく目を動かした。
「地下室に逃げ道があるはず。いや、絶対にあるんだ」
翁が言った『地下を行け』と言った言葉、きっとあの地下道のことを指してるんだ。
シザク達と一緒に放り込まれた強制脱出シュート。
あれがきっと残っているに違いない。
「え、えっ、でもそんなモノありませんよ。隠し通路なんかないですよ。
それに地下は危険だって、村長が……」
「それがあるんだよっ! 地下牢を確認してないのか。もう彼らはいなかっただろう? みんな、地下道を通って逃げたんだから」
プッサンがまた目を見開く。
「本当に脱出ルートがあるの?」
マチルダが横から声をかけてきた。
「ああ、ただちょっと長くて……」
そう言ってから、あらためて女たちを見回した。
2階からも顔を覗かせている女性たちは、若い女ばかりではなかった。中年や年配の夫人も混じっている。
外の裏庭にはおそらく壁を作れない男たちがかたまっていたが、その中にも老人がいた。
あのジェットコースターに、老人が耐えられるのだろうか。
しかも1ヶ月の栄養失調で体が弱っている者も少なくない。不安がよぎる。
そこにプッサンがおどおどと話しかけてきた。
「どのみち開けられませんよ、鍵は村長が持ってますから……」
「あっ!」
そうだった。それが本来当たり前のことだし、地下室からマグマが上がって来る心配をしていたぐらいだから当然のことか。
「でもイワン村長が戻って来ても、すんなり開けてくれなさそうね」
察するのが早いイブリーンが、頭痛がするみたいにこめかみを摩った。
念のため炊事場奥の地下室に通じる隠し扉を確認するが、壊せるどころかビクともしない。
流石に頑丈だ。
しかも床下のシールドは、さっきより強固になっている気がする。
この役場自体の防御も強くなっているのだ。
「プッサン、ここの防御システム、今朝より強化したかい?」
「ええ、それはもちろん……。出来る限りあの炎に耐えられるように、魔石を足しましたから。
ただ、『壁』組の人達にも魔石を配ってるので、もう余裕がないですけど……」
確かにカウンター内の鍵付き書庫から、強い魔力を感じる。もちろんここも鍵がかかっている。
どのみち鍵をぶっ壊すしかないのか。
ん、壁を作ってる人にも魔石? 魔力ポーションの代わりか?
尋ねるとプッサンは、魔法使いの俺が知らなかった事にちょっと驚きながら答えた。
曰く、こういった鉱山などで主に魔力を使用しながら仕事をする時には、身体強化と同じで魔力を強く長く維持させることが必要となる。
そういう時に守護のみでなく、能力も高める強化護符というのを使うのだそうだ。
つまり魔力のブースト。
発動させるにはそれなりのエネルギーが必要だ。そこで魔石を装着させる。
魔法使いの杖などに魔石(宝石)が付いているのも、魔力増幅を強める相乗効果のためだ。
一般的にこのような仕事の作業員、兵士、警吏などが主に使用しているらしい。
もちろん魔法使いでハンターなら、知ってて当然の知識らしかった。
そうか、それでみんなの能力を強く感じたんだ。
もしかすると、ゾルフもそれで力をパワーアップさせていたのかもしれない。何しろあれは地竜と言ってもいいほどのパワーだった。
待てよ、だったら俺の護符でだって、なんとか出来るんじゃないのか?
やり方は違うだろうが、この護符を通して魔法を使えば――。
その時、玄関の扉がバンバンと強く叩かれた。続いて聞き覚えのある声が響く。
「おい、なに閂かけてるんだ? 早く開けろっ」
オッサンが帰ってきた!
「プッサン、みんなっ、開けるなっ! あのオッサンは抜け道のことを絶対に信じない。邪魔されたら本当にみんな助からなくなるからなっ!」
俺はそう怒鳴りながら、カウンターから奥の炊事場へ行こうとした。
俺とドアの方を交互に見ながら戸惑うプッサン。その場で固まっている女たち。その中でマチルダが玄関に駆け寄った。
扉に背を押し付け後ろ手に閂を押し込みながら、俺の方にウインクする。
続いてメイが、太い閂に飛び乗るように座った。
「ここはあたし達に任せて。そっちに専念して」
イブリーンもやれやれと言った感じに、腕を組みながらマチルダの隣に立つ。
「助かるよっ!」
俺は彼女達に親指を立ててから、あらためて黒い扉に解析を集中させた。
プッサンがこの扉を開ける際に使った鍵は、挿し込み式じゃなかった。
なんとか『認証式』というのだけがわかった。
だとすると、地下牢でダッチの手枷にやった時みたいに、それを上回るエネルギーを流したらどうだろうか?
記憶されているデータが吹っ飛んで、初期化もしくは錠としての機能が無くなるんじゃないのか。
とにかくやるしかない。俺は右手首にある護符に集中した。
自分の内なる魔力を護符に流し込み、それをまた俺自身に戻し、また護符に流す。
そうやってグルグルと魔力の流れを輪転させるのだ。
するうちに段々と勢いが強まって、俺の体の中で魔素エナジーが激しい川の流れとなり勢いを強めていく。もう体液が頭の天辺から足の爪先までドウドウと流れていく感じだ。
心臓が暴走列車のエンジンみたいに激しく打ち鳴らされ、体中の筋肉や内蔵が怖いくらいに脈動する。
だがこれは、俺というエンジンとレーンを使わねば大きな流れが作れない。手と護符の間だけの回転では無理なのだ。
そうして勢いが加速していく中、強く濃くなった力のせいで体が瘧のように震え出した。
痛みとしてちょっとでも意識してしまったら、自分の熱で一気に内側から焼け焦げてしまいそうな恐怖がよぎる。
抑えろっ、振り回されるな、俺自身がコントロールするんだっ!
そうしてもうこれ以上は持たない、最大限と思った瞬間、ハンマー投げの手を離すが如く一点に向かって放出した。
パァンッ!! 甲高い音とスパークで目の前が一瞬白くなった。
炊事場の外で女たちの驚く声と同時に「大丈夫?!」とマチルダの声がした。
「大丈夫だっ」
すぐに返事を返してドアを点検する。
錠前の部分から白い煙が洩れ、焼け焦げた金属臭が漂ってきた。
よし、錠は壊せたようだ。これで開く――アレっ?
扉はうんともすんとも動かなかった。
それどころか、錠前部分さえ認識出来なくなっていた。
アーーッ!! 錠前が壊れて余計に開かなくなってしまった。
やべぇっ!
普通のドアのようにはいかなかった。
その時俺の索敵に、裏庭からの侵入者の気配が引っ掛かった。
村長たちが裏口から入って来たのだ。
しまったぁーっ! 裏口の存在をすっかり忘れていたっ! 注意していたようで抜けていた俺。
ドカドカと壁越しに廊下を走る音がして来る。
もう緊張と情けなさで乱高下した俺の頭の中を、『とにかく隠れなくちゃ=どこか穴があったら入りたい』という強い思いが走った。
次の瞬間、俺は暗い空間に投げ出されていた。
「えっ」
空中に浮かびながら即座にここがどこか理解した。
そのままドンと床に着地する。
ここは黒い扉の向こう、地下室の中だった。
どうやら俺は無意識に転移を使っていたらしい。
思考と同時に咄嗟に魔力を回転させていたようだ。助かったが今後コントロールが必須だな。
とにかく入れた。
天井に放射状に光玉を打ち上げると、辺りがパアッと明るくなった。
俺が着地したのは階段横の床、振り向けばすぐ左側に開いたままの黒いドアがある。階段下の木箱も脱出した時と同じ状態だ。
あれ、穴は?
確か俺達が無理やりシュートさせられたのは、この位置だったはずだが……。
床下を探知したが、硬く強固なシールドが張られた金属製の床しかわからなかった。
階段下も同じだ。
え、翁、『あの地下を行け』って、この地下じゃなかったのかよ?!
てっきりここにあると思い込んでいたから、自信たっぷりに言ってしまったのに……。
またもや額から冷たい汗が出そうになった。
呆然とまわりを見回した時、目の隅に黒い陰が見えた。
半開きになった薄暗い牢屋の奥の壁に、高さ1.5メートル程の楕円の黒い空間が開いていた。
あった!!
だが、すぐに穴に入らず、そっと探知の触手を入れてみる。
触手は吸引するように引っ張られることなく、何の抵抗を受けずにスルスルと伸ばすことが出来た。
内部は天然の洞穴というよりも、大きなドリルで開けたみたいに均等なトンネルになっていた。
横幅は2人同時に通るには少しキツイが、高さは少し屈めば大人でも走れるだろう。
村長も気にしていた、炎のオーラの気配もない。
ただ、何とも云いがたい、狭いせいだけとは違う妙な閉塞感を感じた。
すると触手が、50メートルも行くか行かないかというところで行き止まりになった。突き当りは分厚い土の壁に覆われている。左右も同じだ。
穴は途中で突然止まっていた。
なんだ、これは? 役場は村の中心にあるから、少なくとも前方の壁までは直進で5,600メートルはあるだろうに。
これじゃ村の外まで出られない。まさかこれはシェルターとか言うんじゃないだろうな。
行けとは言われたが、出口とは言ってない。まさかの言葉足らずとか?!
おいおい、マジでやばい、ヤバいぞっ!
俺は触手で更に探ってみた。
あれ、ここはもしかして……。
と、頭上でガンガンと、金属を激しく叩く音が響いてきた。
ここに入ったことに気づかれた。
だが、そう簡単に入れないだろう。何しろ錠前が壊れたセキュリティー金庫状態なんだから。
しかし、今度はギリィギギギギギィーーと、重たい金属の軋む音がし始めた。
マズイッ。さすが土使いが大勢いるだけはある。
パワーにモノを言わせてドアを破壊しにかかってる。
どうする、ドアが開いたらまた上に転移するか?
いや、今は逃げ回ってる場合じゃないだろ。
ここが無事に通れるのか確認しないと。
『解析』―― 《 精霊の通り道 亜空間 》
え、亜空間?
『人が通っても大丈夫なのか?』という事を問うようにまた解析をかける。
《 繋がっている間は問題なし 》
どういう意味だ?
だが、その部分はモザイクがかかったように分からなかった。
我ながら俺の解析能力、まどろっこしい。
またブーストすれば解析もパワーアップするかもしれないが、今はそんな事細かく調べている暇がない。
何しろ階段上のドアの縁が少しづつ変形してきたのを感じたからだ。
破られるのもあと少しだ。
じゃあ肝心なとこ、『一方通行かどうか』
確かめに入ってもし戻って来れなかったら、俺はまた1人で逃げ出す事になってしまう。それじゃ本末転倒だ。
《 繋がっている間は問題なし 》
俺は傍に落ちていたミルク缶のような壺を、穴の中に放りこんでみた。
金属の容器はカランガランと音を立てながら中を転がり、やがて止まった。
普通だ。何の変化もない。
いよいよ頭上の軋み音が激しくなった。
よしっ! 入っちゃえ。
俺は穴の中に飛び込んだ。
中は当たり前だが湿った土の匂いがする。足元や壁、天井の土は思ったよりしっかりと固い。これなら土砂崩れの可能性は少ないか。
俺はポツポツと小さな光玉を落としていきながら、頭を低くして穴道を走った。
万が一、空間が途切れたり歪んだ時の道標だ。
しかしそれは杞憂に終わった。
すぐに先程の突き当りまで到達してしまった。
俺が探知した感覚が正しければ、この上は。
ボコッと、頭上に『土』魔法で穴を開けた。
赤い光がゆらゆらと見える。
足元の土を盛り上げ、俺は地上に顔を出した。
そこは森の中だった。正確に言うと両脇を樹々で囲まれた一本道の真ん中だ。
そうして10メートル程先に太陽が大地に半分めり込み、ゴウゴウと唸りを立てているのが見えた。
もちろん本物の太陽は今、灰色の山の横っ腹に差しかかっているところだ。
目の前にあるのはまさに太陽のように真っ赤に燃えた、巨大な炎のドームだった。
左右はそびえ立つ岩に阻まれているとはいえ、手前はこうして枝や枯葉を伸ばす樹々が生えている。
それなのに森には一切の熱い舌を伸ばさず、内へ内へと丸く炎がなびいている。
村だけを、まるで夜に向かって閉じていく真っ赤な華の花弁のように包み込んでいく。
それは深紅とオレンジ、それに白い閃きを揺蕩わせる花びらの、燃える巨大なチューリップだった。
俺はその光景に少しの間見惚れてしまった。
これはタムラムという村を、完全に消失させるまで消えないだろう怒りの炎。
その激しい神秘の赤い煌めきと力強さ、全てを焼き尽くす壮絶なエナジーについ魅了されていた。
恐ろしいのにどこか焦がれる古からの畏怖の対象、太古の神そのもの、それが巨大な火なのだ。
こんな時に不適切だと思うが、古代から火を神と祀り崇める宗教の心理が少し分かったような気がした。
ふと俺の肩につつっと触るモノがあった。
見ると右肩に小さなトカゲが登って来ている。
ゾルフが起きた ―― わけではなかった。
黒と赤まだら模様の体に、頭に燃えるような真っ赤な鶏冠と喉のエラ。月型の瞳もルビー色だ。
こいつは『サラマンド・パピー』と呼ばれる、火喰いトカゲの一種だった。
もちろん火に耐性が強く、炎を恐れない小さな勇者だ。
彼は前方の巨大な華をその大きな目でジッと見上げていたが、すぐ左右にキョロキョロと顔を動かすと、来た時と同じようにささっと俺の背中を伝って足元に降りた。
ん、こいつ、今どこから来た? 俺の足元から登って来てなかったか。
すでにその姿は見えなかったが、探知するとトカゲは真っ直ぐに穴道を走っていた。そのまま地下室の穴を目指して行く。
あいつ、誰かの使い魔だな。
俺は頭を引っ込めると、トカゲの後を追った。
「あっ、戻って来やがった!」
穴のまわりで中を覗き込んでいた男達が身を引いた。
内部は俺が残した光玉で薄明るく見通せるのだ。
俺は穴の2メートル手前で立ち止まった。
その先をトカゲが走り抜け、飼い主らしい男の腕に飛び乗る。
「てめえ、こんなところに穴までこさえやがってっ! 地下から炎を呼ぶ気か」
イワンのオッサンが、長めの柄のピッケルに似た武器を構えながら怒鳴ってきた。
「だから俺のせいじゃないって。それよりこの先は村の外に繋がってるんだ。
炎も今のところ入って来てない。逃げるなら今のうちだ」
「ふざけんなっ! 信じられるかよ」
そのオッサンの罵声に、トカゲの飼い主の男が横から口を入れてきた。
「ちょっと待ってくれ、本当にこの穴は外に通じてるらしいぞ。
おれの相棒がそう言ってる」
そう自分の肩に乗っているトカゲを見た。
トカゲはそうだそうだと主張するように、赤く細長い舌をシュルシュルと出し入れした。
「ああっ? だが、罠かもしれないんだぞ」
オッサンも食い下がる。
「だけど、外に通じてるのは確かだぜ」
トカゲを両掌で大事そうに包みながら、男がオッサンを見やった。
「じゃ、じゃあ脱出できるんでっ?」
「なら炎が来ないうちに早いとこ、通った方がいいんじゃねえか」
まわりにいた男たちがも口々に喚き出した。
「待ていっ! 中に入った途端、何か起こらないとも限らないだろうが!
簡単に信用するんじゃねえっ」
オッサンの一喝でみんな一瞬押し黙る。
だがそこへ、上から女たちの悲鳴とプッサンの叫ぶような声が響いてきた。
「村長ーっ、壁がぁ壊れました! 火が火が入って来てますぅ!」
とうとう壁が決壊してしまったか。いくら魔力をブーストさせていたとしても所詮は人。
機械じゃないから疲れも出るし、魔石にも限りがある。
それに一か所が破れれば、まわりもすぐにやられてしまう。
「みろっ! もう時間がない。早くここを通って逃げるんだっ」
「こっ、この、てめえのせいで……」
オッサンの体から黒い湯気のような闇が沸き立ってきた。
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございます。
なんだかまた長くなってしまって、こんな途中で一旦切ってしまいました。
あと1話で終わらなさそう……(-_-;)ううっ、構成能力が……。
でも色々と描きたいので、また2話に分割するかもしれません。
とりあえず今後の予定としましては、この『消えた村』編が終わったら、しばらく休んで最終編を作りたいと思っております。
もしかすると間に閑話を入れるかもしれませんが、まだ未定です。
どうか次回も宜しくお願いします。




