第237話 『スクォンクと亡霊』
魔物は更に言葉を絞り出してきた。
【 ……スィマセン……マセン …… 生キテテ スィマセン…… 】
「おい、何言ってんだっ?!」
つい走り寄っていた。
スクォンクはビクッと大きく体を動かしたが、逃げる事はせずに下を向くとまたドウドウと涙を流した。
ちょっと躊躇ったが、その背中に触れてみた。
見かけ通り皮膚は凸凹した感触で、長めの毛以外に産毛のような細い毛が生え、しっとりどころかベタ付く液体で濡れている。
これが異臭の元か。ううっ、触ってしまった……。
だが掌から伝わる、全身を包むオーラから感じるのは、明らかに後悔と懺悔と悲しみの波動だ。
「どうした? 何がそんなに悲しいんだ。生きてちゃいけない生き物なんていないんだぞ」
どんなモノでも、生物として生まれてきたからには意味がある。
人間が毛嫌いするGや人類の敵の病原菌だって、自然界から見たら存在理由があるからこそ作り出されたのだ。
大体、普通は生きるのに精一杯で、こんな風に自分の存在意義をウジウジ考えたりするのは人くらいだ。
それがなぜこんな魔物が悩まされてるんだ。
「いいかコイツはな、体が溶けて無くなるまで泣き続けるのが当たりまえなんだよ」
ヴァリアスがゆっくり後ろから近づいて来た。
「……確かに地球のも、泣き過ぎて溶けるとか言われてるが……」
「蒼也、ソイツの顔を見て何か思いつくことはないか? 過去に会ってるぞ」
「何っ、図鑑で見たじゃなくてか? いつ、どこでだよ。こんなのを会ったら、絶対忘れないぞ」
皺だらけの豚かサルって感じだし……ん、喋る豚か猿?
俺はあらためてその哀れな生き物の顔をまじまじと見た。
「……まさか、これ――オークかゴブリン?」
オークやゴブリン、元は人たる者であり、罪人の成れの果ての魔物。
「おおっ 察しがいいじゃないか。当たりだ」
わざとらしく奴が手を叩いた。そして俺の横に来るとスクォンクの前に屈んだ。
「コイツはそのオークやゴブリンの最終形態だ」
スクォンクは奴にジッと見られて、余計に前足の間に頭を入れ怯え泣いた。寄せられた皺がコブのようになる。
だがそんなこと構わず、奴は怯える相手に話しかけた。
「お前、こうなって何巡めだ? 何回今までに溶けた?」
するとスクォンクは震える足の間から、ゆっくりと上目遣いに見てきた。
【 ……スィマセン……スィマセン……うぶぅっ……おっぉっ…… 】
そう小さな声で呟くと、また泣き声を高めた。
「今5回目ってとことかな。ふ~ん、まあもう浄化してもいいか」
奴はスクォンクを軽く見回しながら言った。
「なんだよ。どういうことだよ。説明しろよ」
俺はまた中途半端に置いてけぼりを食った感じで、ちょっとイラっとした。
「まあ見てろ」
そう言うと、そっとスクォンクの頭に片手をおいた。
「我 ヴァリハリアスの名において、お前の罪は全て洗い流されたとする。
よって忌まわしき輪廻から正道に戻す」
スクォンクの声が一段と高くなった。
だがそれは何かに期待するような顔に変化していた。
するとそれよりもかなり高い音が聞こえてきた。
奴が鳥とも虫ともつかない、高周波のような高い声を出していた。
するうちスクォンクの体が白い光に包まれる。まわりを同じく薄緑色の光の玉が3つ4つ現れてグルグルとまわりだした。
これは天使か。
そうして包んでいた光が閉じていくと同時に、イエローグリーンの光も淡く消えていった。
後には涙の水溜まりだけが枯草の上に残った。
スクォンクは完全に消えていた。
ふと気がつくと、異臭どころか、俺の手についていた汗(?)も綺麗に無くなっていた。
「天使が連れて行ったのか。だけど死んでいないのに?」
「前にオークやゴブリンの煉獄はここだと言っただろ」
奴が立ち上がりながら言う。
「何度も殺されてはオークやゴブリンに転生すること自体、通常の輪廻から外れてる。つまり外道ってわけだ」
一番外れてそうな奴が得意げに説明した。
「だが、それを繰り返すうちに、永遠に繰り返す殺伐とした毎日に嫌気が差してくることがあるんだ」
「そうかあ?」
それにはちょっと納得いかなかった。
「だってあいつら、人に目の仇にはされてるが、毎日傍若無人というか自分勝手にやってるんだろ? 勝手気ままでいいじゃないか」
それとも自由過ぎてつまらなくなるのか?
「一緒にいる輩を考えてみろ。みんな自分と同様の考え方なんだぞ。
気が合うから親友にでもなれると思うか?」
奴が片眉を上げた。
「同じ目的のために共闘することはあるが、決して助け合いはしない。いつ気が変わって寝首を掻かれるかもわからない。同種族といても気の休まることは一時もない」
「気が変わるって、一応仲間なんだろ?」
「同類だから一緒にいるだけだ。
こんな気性の奴らだから、争いなんか日常茶飯事だし、ちょっとした気に入らないことがすぐに殺意に繋がる。周りはすべて敵だと前に言っただろ」
フンっと奴が鼻を鳴らした。
「……それじゃ独りの方がいいじゃないか」
「そうだ。だが1人で出来ることには限界がある。人間共から身を守る為にも集団でいる方がいい。
そうして集団になると争いと力関係が生じる。自分より強い奴に見返りもなく、無下に使われるだけだ」
ニヤリとサメが牙を見せて笑う。
「そういう奴らでも、ただ身体の安全と生存欲求だけじゃなく、他者からの自分への認識を得たいもんなんだよ。承認欲求とも言うかな。
結局他人から自分を良く思われたいんだな。
だが、得られるのは嫌悪と恐れ、侮蔑の感情のみ。
そういったしずみが、転生を繰り返すうちに少しずつ澱のように溜まっていくんだ」
「だから憂さ晴らしに好き勝手やるんだろう」
平気で人を襲って喜んでいるぐらいなのだから、それでストレス解消になってるんじゃないのか。
「たった一度きりの人生なら、それも気にならないかもしれん。
だが、何度となく、何十回、何百回と続くとどうなると思う? 何しろアイツら記憶を引き継いでいくからな。
たまには虚しくなる時だって出て来るだろう」
確かに俺だったら一回でも耐えられないが。
「そういう寂寥感が段々強くなって、やがて一杯になった時に、スクォンクに転生するんだ。
無力で醜く、異臭のせいで誰からも相手にはされない。
そうして人の負の感情だけが食べられるモノになる」
「それは……悪夢を食うバクみたいにってことか?」
「アレはそのマイナスエナジーに当てられたりしない。上手くエネルギー変換してるからな。
だけどスクォンクはそのまま咀嚼するしかない。まさしく苦しい毒を味わいながら体に取り込むってわけだ」
「それは……拷問だな。精神地獄じゃないか」
「だから煉獄なんだよ。罪は償っただけじゃダメだ。
それじゃ被害を受けた者はただのやられ損だろ。プラマイゼロにもならん」
そう立てた人差し指を振った。
「罪を起こした者がその過ちに気がついて初めて、その犠牲が生きて来るんだ。
自分のやってきた行いの重さを猛省し、精思苦到してやっと魂の洗濯が出来る。
穢れは自分で落とさないと意味がないからな」
「もしかして地球のスクォンクも、元は罪人とかなのか?」
「さあな、オレは他所のは知らん。知っててもお前が地球籍だから教えられん」
軽く肩をすくめてみせた。
「だが、こちらのスクォンクになった奴らは、なかなか見どころがあるんだぞ」
サメが牙を見せながら口角を上げた。
「始めから他人の言葉を鵜吞みにして汚れなかった白と、一度黒くなって自らを漂白した奴じゃ、同じ白でも色が違うだろ」
昔ヤンチャした人が更生すると、とかいうやつか。
それにしても上っ面だけ白くて、中身が真っ黒なヤツが言うか。
ところがそんなジト目も気にもせず、ニヤニヤした奴が妙な事を言った。
「まあだからお前も見込みがあるって事だよ」
「はあ? 俺は自分で言うのもなんだが、あそこまで悪い事はしてないぞ。そりゃあ色々と鬱だったりした迷いはあったけど……」
いや、病気は罪じゃないだろ。ウジウジしてるのが悪いとか言われたら、それこそ現世は罪人だらけだ。
この頃は前世の記憶は封じられたままだった。
自分が犯したあの大罪と、それに懊悩煩悶した記憶がごそっと抜け落ちていた。俺はまだまだ罪を償っている途中の贖い人なのだ。
それをしっかりと受け止められるようになるのは、まだまだずっと先の事だった。
「まあ、お前は順番が逆なんだよなあ。
それにまだまだ中途半端だから、また一旦染めるとこから始めるかな……」
悪魔が顎を摩りながら恐ろしい事を言った。
「ハアッ?! 何言ってんだよ。どこの世界に悪の道に誘う守護神がいるんだよっ
それじゃただの悪魔じゃないかっ」
「ここにいるじゃねえか。っていうか、誰が悪魔なんだよっ!
別に悪に堕とすつもりはねえよ。
ちょっと裏の世間を教えるだけだ」
おっかねえよっ!!
「ン?」
俺が反論しようとすると、奴が顔をしかめて横を向いた。
つられて見た方向には、樹々の間にこちらをうかがっている茶色い顔があった。
スクォンクだ。しかも2頭、いや3頭か。いやいや、横から別の奴も出てきた。
あれ、後ろからもだ。
一体何匹いるんだ?
「カァ~~~ッ まとめて来やがったっ」
奴が忌々しそうに言い放った。
禍々しい魔神の形相に、集まりだしたスクォンク達は 一斉に震えあがったが、誰一人として逃げ去ろうとはしなかった。
腰でも抜かしたか、その場でプルプル泣きそぼっているだけだ。
「ここって、害のない獣や魔物しかいないって言ってたけど、スクォンクの森だったのか?」
「違う。ここは強い魔物がいない。だからこういう弱い奴が生き残りやすいから、自然と淘汰されずに集まるんだ。
ただ、浄化されないからこんなに溜まっちまって――
番人の奴、ほったらかし過ぎだぞっ」
そんな話をしていたら、目に見えるだけでもスクォンクの数は10を超えてきた。
「面倒くせぇ~」
奴が露骨に嫌そうな顔をしながら肩を揺すった。
「他の番人がいるとこにでも飛ばしちまうか」
スッと片手をポケットから出してきた。
「待て待て、もしかしてみんな、浄化してもらいたくて出てきたのか?」
奴が何かしそうだったので、俺は慌てて止めた。
「あんただって邪神みたいなもんだけど、一応使徒の端くれなんだろ。
こんだけの数くらい相手できないのか」
「誰が邪神だっ! これの千倍でも相手出来るぞっ!
だけど昇天させるってのはな、日曜のミサで気軽に洗礼するのとは訳が違うんだ。それなりに責任が伴うんだよ」
「洗礼だってそんな気軽にしないと思うが、じゃあさっきのノリはなんだったんだよ」
「アレはお前が初めて会ったスクォンクだったから、流れを教えてやりたかっただけだ。堕ちた者が浄化・昇天するまで経緯をな。
まったく一体だけで十分だったのに……」
最後の方はブツブツ言った。
まあなんて個人的な思いつきで簡単に裁決してるんだか……。
まわりはいつの間にか、鳥や小動物たちの鳴き声から、うぇっおっぉっ……という嗚咽の声で満たされ始めた。
四面楚歌とは言うが、悲痛な泣き声に囲まれるのも相当に嫌なものである。
「おい、責任とれよ。これ見よがしにやっちまったんだから。みんな救いを求めて来てるんだろ」
奴はア~と、コートのポケットに手を突っ込んだまま首を斜めに傾け、ひと通り眺めまわしていたが
「一応、みんな3巡以上はしてるようだな……」
ちょっとの間を置いて、急にニッと牙を見せてこちらに向いた。
「まっいいか。蒼也の初スクォンク記念という事で、ここは特別恩赦祭だ」
「俺はそんな偉いもんじゃないぞ」
頼んでおいてなんだが、また俺がだしに使われるのかよ。
それに特別恩赦祭ってなんだよ。
「別に問題ない。それぞれついている天使の奴らも全て裁可待ちだったんだ。
浄化基準には達してる。
お前は単なるキッカケを作ったに過ぎん」
それから辺りを仰ぎ見ると声を上げた。
「よしっ! ヤロウども、ヴァリハリアスの名の下に許可する!
全員さっさと連れていきやがれっ!」
するとあちこちの樹々の間から、風が樹々を抜けるような高い音と共に、巨大な蛍の光にも似たイエローグリーンの光る玉が待ちかねたように現れた。
その数は優に30以上はあっただろう。それぞれのスクォンク達のまわりをまわり始めた。
おい、それで大丈夫なのか、ちゃんと天に連れてってくれるのか。実はヤバいところにしょっ引いて行かないだろうな。
奴の言動にいちいち不安が募る。
だがその天使たちの放つ光は、神秘的で確かに美しいものだった。
クルクルと回りながら引かれていく光の帯は、高感度カメラで撮った残像光とは違って、それ自体がキラキラと輝き色を波打たせていた。
妖精ティンカーベルの、星の鱗粉を散らすような軌跡でもない。
まるでりゅうりゅうと流れる水が光を反射させているかのようだ。
その度にライトグリーンの光が、金色にまたは柔らかな白に、色々な色彩に変化する。
それはCGや機械仕掛けのイルミネーションが作り出せない生きた光だ。
そうして感じるのは、辺りの空気が爽やかに澄んでいくことだ。
空間ごと浄化されていくのだ。
ああ、これなら心配なさそうだ。
俺はその清浄な空気にホッと安堵した。
森の中を通り抜けた光の帯たちが、その光玉と共に宙に消えていくと、その度に哀れなスクォンクの姿も見えなくなっていった。泣き声がどんどん少なくなっていく。
俺もそっと胸に手を当てて祈っていた。
フっと視線を感じて振り返ると、左奥の灌木の陰に人の姿があった。
やや猫背気味らしく、細い体を前屈みにしながらこちらを覗き込んでいる。
体同様、細長く尖った顎の40前後に見える男の顔は、怖さと期待に入り混じったような表情をしていた。
あの顔――
「もしかして、オッズさん?!」
俺の声に男が顔を和らげた。
ところが俺が近寄ろうとした途端、横からスルリと飛んで来た光の玉が今度は彼のまわりを回り出した。
スクォンクがいなくなったのだ。
あっという間に、オッズは残りのライトグリーンの光と共に消えていった。
「だぁあぁぁ~~~っ! ちょっと待ってくれよぉっ!」
俺はその場で頭を抱えた。
「なんだ。お前、幽霊は怖いんじゃなかったのか?」
奴が意外という感じで訊いてきた。
「そりゃあ怖いけど、時と場合と相手にもよるさ」
あんなスーパーナチュラルな光景を見た後なのだし、傍には何よりも最恐な奴がいる。
もう今なら、ただの臆病そうな幽霊の1人ぐらい対峙出来そうだった。
しかも貴重な当事者だったのに……。
「もうなんてタイミング悪いんだ……」
「いや、合ってるだろ。アイツも彷徨ってたんだ。だからこの場にひかれて来たんだ」
「だけどもう少しズラして出てくれば、話が聞けたかもしれないのに……」
「ナニ? お前アイツから聞き出す気だったのか?」
チラッと上を見たが、すぐに眉をしかめた。
「ダメだな。もう門を通っちまった。こんな時ばかり早く済ましやがって」
それから右手で軽く拳を握ると、両の白目部分が真っ黒になった。
「とりあえず空気を読まなかったヤツをぶっ飛ばしておくか」
辺りからザアァァァーーーッと、冷たい風が一気に引くように吹いた。
「やーめーろーっ!」
俺は奴の拳を掴んだ。一瞬凄まじく熱した鉄を掴んだか、もしくは超低温に凍った金属を触ったみたいに皮膚が剥がれるかと思った。
「迂闊に触るな。怪我するぞ」
「だったら迂闊にやるなっ。大体空気読めなかったのはあんたの方だろっ!」
「オレが? どこが?」
本当に分からないという感じで首を傾げてみせた。
うんなろぉ~~~っ!
しかし奴に文句を言っても時間が勿体ないだけだ。済んでしまった事は仕方ないと諦めてさっさと次に行くしかない。
奴のおかげで、俺もすぐに頭を切り替える事を学んだ。
「そういや、彼と一緒に消息を断った使用人と、護衛の人は?
彼らも亡くなったんだろ。やはりこの森のどこかにいるのか?」
もう勢いで俺は、幽霊から情報を得ようと考えていた。
昔の俺からしたら考えられないことだ。もう奴のせいで俺もどこかイカレ始めたらしい。
「もういない。アイツらさっさと諦めていなくなっちまったからな。
今の男だけが心残りがあって、こちらにグズグズ残ってたんだ」
「そうなのか。……まあ成仏したなら良い事なんだが」
しかし心残りってなんだろう。
強制的に打ち上げてしまったのが、逆に申し訳ない事をした気がして来た。
また道に戻ろうとして、ふとウッズがいたところに目をやった。
彼がいた灌木の側面に妙な影がついていた。
まるで傍に人が立っていた影が、そのまま染み付いたような黒い染み。
それはマイナスのオーラだった。
亡霊オッズがいた所の、樹木のエナジーが枯れた跡だった。
生者ではない彼らは、生きている者の生気を恋しく思うというか、生を感じたいのだ。
そうでなくとも水が低い方に流れるように、プラスのエナジーはマイナスに持っていかれてしまうのだ。
おそらくオッズにはそんな気はなかったのだろうが、彼がいた事によって、周囲のエネルギーが僅かながら削られてしまったようだ。
もしかして握手でもしようものなら、俺もエナジードレインされていたのかもしれない。
そう考えるとうっかり近寄らなくて良かったのか。
護符がどこまで守ってくれるのかにもよるが。
よく見ると彼のいた樹木の後ろにも、黒い染みのような跡が点々と枯草の上を奥に続いていた。
浄化の気配に気がついて、あちらからやって来たんだな。
なんとなくその跡を見ていて思い出した。
彼の遺体もしくは遺留品はどこにあるんだ?
噂話にもこの森で目撃情報があるって事は、やはりこの森のどこかにあるのか。
となると、彼がやって来た方向にあるのかもしれない。
俺はその消えそうな痕跡を見逃さないように、探知に集中して更に奥に入って行った。
ここまで読んで頂き有難うございます!
ちょっとダレ気味かな、とちょっと焦りつつ、オークとゴブリンの救いをやっと出せました。
罰は与えて済ますだけじゃ、ただの刑罰と一緒ですからね。
ちゃんと更生させんと。
次回はまた村に戻る予定です。




