第195話 『ハンター試験 その6(空)と 深淵の闇』
ハーピー。
もう説明不要なくらい地球でもポピュラーな魔物だ。
やはりこちらのその怪鳥も、女の頭と胸を持った大きな鳥の姿をしている。
真っ黒くても、その濃淡で詳細がよくわかった。
絵画に出てくるニンフのような、一見穏やかそうな顔。
細めの首から流れるように緩やかな曲線を描く肩、クッキリした鎖骨、そして小ぶりながら綺麗な双曲の乳房。
ここまでなら、普通に若い女のバストショットなのだが、変化は上腕から下だった。
上腕のすぐ途中から『雨覆い羽』という羽が、長さ順で並んで生えている。その下から長い風切り羽が数多く伸びている。
ちなみにこの風切り羽がクセモノで、『セレーション』と呼ばれる櫛のようなギザギザの毛が生えており、これで空気を拡散して音を立てづらい構造になっている。
またその翼は、体に対して長く大きく、普通に腕を伸ばした長さの倍以上だ。
軽めの体に対して翼が大きいので、あまり細かく羽ばたきをしなくても済む。
その上ハーピーは風を操る能力もある。
それらがこの怪鳥が音を立てずに、獲物に近寄る能力だった。
『ピュウゥウゥゥーー』
俺の頭上でハーピーがまたトンビのように、トンビよりも高い声で鳴いた。
と、軽くホバリングをしていたソレが、クイッと首を下に向けた。
次の瞬間、俺の頭スレスレに、鍵爪の付いた足がかすめていた。
間一髪で横に倒れて助かった。
そのまま四つん這いの状態のまま、体の下に風を送って滑らせると、一気にその場を離れた。
転がろうとした瞬間、目の隅に、第二弾を繰り出してきた4本の指が見えたからだ。
くそ、執拗い。 そして速いっ!
怪鳥は俺が振り切ろうと、ジェット噴射で柱の間を蛇行しているのに、ピッタリ後ろをついてくる。
柱と柱の間は、ヤツが翼を目一杯広げるにはギリギリ狭いはずだ。
だが、その隙間をまるでレールを滑るように、ブレずに引っ付いてくる。
長い翼を半分に畳みながらも、これだけのスピードで追って来れるとは、やはり相手も風を使っているんだ。
しかしいつまでも、こんなゴキブリみたいな逃げ方していたくないし、反撃する機会を作らないと。
ヴォンッ!
その突っ込んでくる鳥の顔面に、思い切り火炎弾を放った。
だが、怯むことなく、そのフレアを突っ切ってきた。
風だ。風で火を噴き飛ばしたんだ。
じゃあ雷だ。
ヴァリバリリィーー! 『ビィッ!!』
黒い鳥が空中で一瞬立ち上がる。
その隙に距離を開けると、柱を掴んだ勢いで体をまわして立ち上がれた。
もう一撃っ!
ところが首をひと振りすると、バッと俺の方に向かって突っ込んできた。
はやっ!
動いたと思ったら、もう俺の上空にいて、そこから翼をたたむや急降下してきた。
ガリガリガリッ!
俺の目の前に出来た、石壁を思い切り引っ掻く音がした。
ギリギリ間に合った。
柱を背に、なんとか半球型のドームを作って難を逃れていた。ただ、壁をひたすら作り足していかないと、作るそばから壊されていく。
その破壊速度が異常に速くて、反撃に別の魔法を使うのが難しいくらいだ。
くそう、あん時――アジーレでやられた時と一緒じゃねえかよ。
俺はつい頭の中で毒づいた。
そして、土魔法をもっと練習しとけば良かったとつくづく思った。
不得手な魔法を力いっぱい使っていると、別の魔法が操作出来ないし、壁を強固にする事に力を入れてるので、複雑な形にも出来ない。突起状の岩を作って反撃することも、今の形状を維持するのに必死で難しいのだ。
魔法も使わなければ、運動能力と同じように退化するのである。
にしても、さっきの魚より断然速い。
いやいや、相手は鳥なんだ。ハヤブサと人が戦ったら、スピードで負ける。
ましてや風使いなんだ、当たり前だっ。風能力だけなら、俺の方が負けてる。
ガリリリリィィィッ!!
穴から鍵爪が見えた。やべっ!
「このっ!」
『ピィィィィィーーーッ!!』
すき間から、剣を差し込んだ。手応えはあった。
倒すとこまではいけなかったが、傷は負わせたか。
虐めているようで、この高い悲鳴をあまり聞きたくない。さっさと終わらしたい。
石で一気に串刺しに――。
隙間から女の逆さまの顔が覗いた。
その顔は、何故か黒くなかった。
青白い顔に栗色の髪が乱れかかっている。眉は苦悶するように寄せられ、こちらを恨みように悲しそうに睨んでいる。
そして鮮血を吐きながら、何かを訴えるように口が動いた。
喉の奥から短い悲鳴が漏れてしまった――――
気がつくと、白い霧壁ギリギリの柱にしがみついていた。
『(チィッ!!)』
奴の舌打ちがテレパシーで聞こえた。俺は咄嗟に転移を使っていたのだ。
あんなの反則だろっ! ついビビっちまったよ。
しかしもうしょうがないっ。どうせ今、見られちまったろうから、もう転移は解禁だ。
これが俺の戦い方だ。
また発射されたように向かって来る怪鳥の背に転移した。
俺が出た場所から数メートル先に、黒い鳥の背中があった。
速度が早すぎて、位置がズレた。
鳥はクルッと空中で向きを変えた。
空中を落ちかけている俺を掴もうと、そのナイフのような鋭い鍵爪を向けてくる。
ガッリン! 俺が出した剣をその爪が掴んだ。
今だっ!
そのまま剣を通して、思い切り電流を流し込んだ。
『ピィヴィッッ!!』
鳥の動きが一瞬止まる。俺はその時、動かない背中に転移していた。
剣は鳥の鍵爪にしっかり掴まれていたので、手にはない。
咄嗟に作った石の槍を思い切り、心臓めがけてぶち込んだ。
パアァアァァァァーーー 黒い霧が鳥の形に霧散していった。
その霧を浴びながら、俺は下に着地した。
白い霧が足元から音もなく引いていく。
同時に辺りを包んでいた白い壁が薄くなり、ベージュ色の石壁が姿を現してきた。
「お見事っ! これで3本とも完全勝利です」
すぐそばにアイーゴが現われて、手を叩いてきた。
と、その他に拍手の音がする。
振り返ると、見知らぬ男2人とエッガー副長がやって来るところだった。
「いやあ、驚きましたよ。まさか転移も習得されているとは。さすがはあのお方のそばにいるだけはありますな」
副長が大袈裟に目を大きくしながら言ってきた。
「魔法使いという登録でしたが、剣もほどよく使われるのですね。これはそのうち、アビリティをまた確認しなくてはいけないかもしれませんね」
銀髪の男が、灰色のカイゼル髭をいじりながら、片眉を上げる。
このギルドの試験官か。
「いえいえ、ソーヤさんは、基本魔法使いですよ。何といっても転移以外に、7つもの能力を持っているのですから」と副長。
「えっ、なんでソレ知ってるんですか?」
俺はまだ魔導士登録をしに行っていない。だから正規会員にはなっていないので、そんな情報は公開していないはずだ。
「『剣なら武具屋』ですよ(こちらの『蛇の道は蛇』と同じ意味)」
副長が少し得意そうに口元を上げた。
「先日『魔力認定書』を取られましたでしょう? あの時、魔導士ギルドから、ソーヤさんの事を問い合わせ受けましてね。
逆に何の試験を受けられたのか、聞いていたのですよ。もちろん、こちらからの情報は通達通り、漏らしませんでしたけどね」
ニヤリと黒い笑みを見せる。
おっかねぇっ! 裏でそんな情報の争奪戦があったとは。しかも俺の個人情報だし。
「しかし、ベーシス系で、転移まで習得しているとは。これは出来れば、別に試験させていただきたいのですが、いかがでしょう?」
また銀髪の男が横から言ってきた。隣でもう1人の試験官らしき男も頷く。
「え、いやそれはちょっと……」
なんだか、また魔導士ギルドの時のようになってきたぞ。
それは試験じゃなくて検査じゃないのか?
「うるせぇなっ! 本人がイヤだと言ってるだろっ」
サメがいきなり皆の後ろから爆撃するように現われた。
副長と試験官たち、アイーゴの4人が飛び上がる。
「バ、ヴァリアスさんっ、一体どこからっ?!」
副長がうろたえながらも声を出した。
アイーゴと他2人の試験官は、驚きの方が大きいらしくて、口を開けたまま固まっている。
もしかしてここも、魔法試験の時みたいに、普通は出入り出来ない場所なんじゃないのか?
「何処からだっていいだろ、そんな事っ」
いや、あんた、いま不法侵入してるから。
「蒼也、お前ももっとハッキリ言えっ! いつまでもグズグズしてるからナメられるんだよっ」
今度は俺の方に文句言ってきた。
「いま言おうとしてたんだよっ」
この社会不適応サメがっ! いきなりバッサリ断ったら失礼だろっ と思ったが
「すいません。こういう事で、その試験はお断りします」
俺もその場の勢いで断ってしまった。
銀髪の男はまだ何か言いたそうだったが、エッガー副長に袖を引かれて、残念そうに思いとどまった。
後で聞いたら銀髪男は、この王都ハンターギルドの次長だったようだ。
(こちらでは副長の次の地位)
結構なお偉いさんだった。
やっぱりエッガー副長が、試験を視察するとかいうからくっついて来たのか。
ちょっといい迷惑だな。
「それでどうなんだ。コイツは合格なのか、それともまさか不合格とか言うんじゃないだろうな?」
気忙しい保護者のサメが、次長たちにズイズイ迫る。
「もちろん、合格です。筆記も50問中39問正解しておりましたし、実技もこの通り、申し分ないですから」
銀髪次長が押され気味に答える。
39問かぁ、危ねぇ~。あと2問落としてたら不合格になるとこだった。
でもこれで晴れて俺も名実ともにシルバーランクだ。
「上にて正式なプレートを発行します。どうぞこちらへ」
俺たちは2階の応接間に通された。
普通だったら、こんな一介のハンターなんかにプレートを渡すために、こんな応接室なんか使わないだろう。
やっぱりこれも、SS野郎がくっついているせいなんだろうなあ。
ギーレンもそうだったが、こちらも一見シックだが高級感のある部屋で、白地に金の筋のある大理石風のテーブルがデンと中央に置いてある。
そのまわりを囲むようにセットされた、黒い艶のある革張りの厚いソファは、ほどよく柔らかな座面が体重を分散して、気持ちいい座り心地にしてくれる。
白い壁には、一階の大扉にもあった、勇者とドラゴンの緻密な刺繍が施されたタペストリーが一面を飾っていた。
俺がその、しっとりしているのにべた付かない、肘掛けの革の手触りを確かめていると、向かいに座ったエッガー副長が声をかけてきた。
「ソーヤさん、ラーケル村に住民登録されたそうじゃないですか」
王都ギルドの次長達は、ちょうど用意とかで席を外していた。
「ええ、あそこで、すぐに商人の登録も出来そうなので」
つい世話になってるので、と言いそうになってしまった。
そういう意味じゃギーレンだって変わらない。
「水臭いですなあ。ウチでも言ってくれれば、即座に資格交付の保証人になりましたのに」
副長が少し、ねめつけるように俺の方を見た。
「いやあ、そちらのような大都市で、いきなり私みたいな無名の者がご支援頂くわけにいかないでしょう」
俺はわざとらしく手をヒラヒラさせた。
そんな事はと、なおも惜しそうにエッガー副長が口を開きかけたところで、次長が戻ってきた。
真新しい銀色のプレート、もちろん有効期限マークはついていない、正規のものだ。
それにモスキートペンで採った血を垂らす。
書かれていた文字が浸食するように溶けて、プレートに溝を作った。
俺の名前がしっかり銀面に刻み込まれる。
これでやっと俺もハンターとして1人前になったわけだ。まだホンの端っこだけど。
「「おめでとうございます!」」
次長と副長がそれぞれにお祝いを言ってくれた。
隣の奴はこんなの当たり前だと言わんばかりに、足を行儀悪く組み直した。
こちらに足を向けるなよ。
「有難うございます。だけど色々、ギリギリでした。さっきのハーピーなんかも、結局転移使ってしまいましたし」
俺はやはり魔法も戦闘技も中途半端なのだろう。
この特殊な能力でなんとかカバーしてるのだ。
「あんなの魔力を使わなくても、簡単に倒せるだろ」
お茶と一緒に出されたワインを、デカンタのままで飲んでいる奴に言われたくない。
「そりゃあんたなら、何でも簡単だろが」
「アイツらは、鍵爪で獲物を掴もうとするクセがある。
だからさっきも剣を掴まれたろ?
盾でも棒切れでもいいから、何か得物とは違う物を掴ませるんだ。そうすると反射的に掴んだ指は、すぐに開かないから」
デカンタをワイングラスのように、軽く回しながら奴が続ける。
「そこで足を掴むんだ。いくら動きが早かろうと、捕まえちまえばこっちのモノだ。
相手は嘴のない鳥なんだから、怖いのはそのまま飛び上がられることだ。
すぐに足の付け根を斬るか、尾羽を掴んでもいい。痛いからバランスを崩すからな」
むうぅぅ、そうなのか。
もっともあの鍵爪は、ハーピーナイフと言われるぐらい鋭い爪なので、腕などを掴ませるのはもってのほかのようだ。安物の鎖帷子でも危ないらしい。
まあ、他の猛禽類のように鋭い嘴が無くて良かった。あの速さで鍵爪以外で来られたら本当にヤバかった。
そういや地球のハーピー三姉妹の伝説は、さっきの『ケライノー(黒い雲)』の他に、『オーキュペテー(速き者)』と『アエロー(疾風)』というのがいるんだっけ。
速くて風使いか。
そこら辺の情報が、地球に伝承されてるのかもしれない。
それにしても牙ぐらいあったようだが、まさに若い女の顔をしていたなあ。
普通のハーピーは真っ黒じゃないらしいから、ああいうのが本当なのだろうけど……。
「ところで、さっきはちょっとビックリしましたよ。岩の中に顔を突っ込んできた時だけ、色がついてて、普通の女の顔になってるんですもん。
ちょっと怖かったですよ」
試験だから、ああいうヒヤリハット部分もあるのかもしれないが、いきなり生々しくされて、つい動揺してしまったと、俺は軽い気持ちで文句を言った。
「えっ? 試験獣達は闇で作っているので、全て黒一色で統一してますよ。多少の濃淡で、細部が分かるようになっておりますけど」
次長がカイゼル髭をピクつかせた。
副長も『ほぉ』といったような口をしているし、隣の奴が片眉を上げてこっちを見た。
「お前、女の顔だからって、ついビビッちまって幻覚を見たんじゃないのか?」
「え……だって、確かに……う~ん、見間違いだったのか、あれが?」
さっき見たばかりの、女の恨み顔が頭にチラつく。
確かに真っ暗だったから、探知で視たのは確かだ。
だからダイレクトに脳で見たとも言える。
となると、やはり思い込みとかの錯誤情報もかなり入るのだろうか。
俺ってそんなに臆病だったのか。
なんだか恥ずかしい……。
もうあの顔を考えないようにしようと、頭から打ち消した。
だが、これはただの幻覚ではなかった。
苦痛に歪んだ女の顔が鍵になって、魂という迷宮の奥に隠された扉が開きかかった前触れだったのだ。
「ところでソーヤさんは、これから本格的にハンターをされていくと思うのですが、やはり魔物ハンターでいかれる気ですか?」
次長が訊いてきた。
聞くところによると、Dランクあたりから自分の得意分野がだんだんと分かって来るので、自分に合った仕事を選ぶようになっていく。
アルやセオドアが賞金稼ぎ、ヨエルが護衛のように、専門化していくらしい。
俺は何が合ってるのだろう。やはりここは『採取』とかじゃないだろうか。
「もし御迷いでしたら、適正検査をお受けになってはいかがでしょう?」
次長が軽く身を乗り出す。
「あ゛っ?」
奴にジロリと睨まれて、銀髪頭がソファに引っ込んだ。
「いやいや、決して変な検査ではありませんよ。ウチのギーレンでも一般的におこなってます」
エッガー副長が、次長をフォローしてきた。
「最近、職人ギルドでも採用している魔道具ですよ」
どうやら最近あちこちのギルドで採用している、ナントカ製の解析装置の一種らしい。
自分でも気がつかなかった能力や、深層意識におけるクセや思考などを探って、96%の確率で本人にあった職業を示すことが出来るそうだ。
「本当だろうな? そう言って、またコイツの事を解析しようっていうんじゃないだろうなぁ」
サメが2人に睨みを利かす。
「そんな真似は致しません。それにその適正解析器は、本人にしか結果が見えないようになっているのですよ。
もちろん結果も残しません。そのプライバシー保護がウリの商品なのですから」
次長も先程の疑惑を払拭するように、やや強調するように言ってきた。
「それならやりたいです」
俺は立候補するように、声を上げた。
「そんなのやらなくてもいいだろ。自分で決めるのが一番だ」
「あんたが自由に決めさせてくれないからだろっ! 好き勝手に連れまわしやがって。
俺は自分の事なんだから、自分の適正くらい知っておくべきだっ」
どうせこいつには、結果が見えるかもしれない。
そうだとしても、おそらく魔物ハンターなんて結果は出ないだろう。
薬草や鉱石の採取か、もしくは収納を活かしての運び屋とか出るかもしれない。
どのみちその結果をタテに、奴からムチャぶりをされなくて済むようになるかもしれない。
……多分結果なんか気にしないだろうから、僅かな望みだが……。
「それでは早速やってみますか?」
次長が腰を上げた。
「ええ、お願いします」
この時、俺もヴァリアスでさえもまさか、あんなことになるとは予想していなかった。
もし知る者がいるとしたら、まさしく神のみだろう。
俺は自らの手で、長年封じ込めていた地獄の門を開けてしまったのだ。
~~~~~~~~ 灰色の石階段の上に、やや赤みを帯びた濃いめの茶髪が、散らしたように広がっている。
硬いその石の上に、女が仰向けのまま倒れ、今まさに死にかかっていた。
その驚愕と苦痛に満ちた目で、俺をまっすぐ見据えていた。
―――― そうだ、そうだ、そうだったっ!
忘れていたっ どうして今まで思い出さなかったのだろうっ!?
こんなに大事なことなのに ――――
―――― 俺は 人殺しだ ―――― っ !!!
ここまで読んで頂き有難うございます!
最近の猛暑と鼻炎で、日中ボーっとしております。
それとカクヨム版への別ストーリーとの掛け持ちで、
なかなかこちらが進まない次第で……(;´∀`)
いや、言い訳ですなあ。でもこのボーっとなるのをなんとかしたい。
薬は効かない上に眠くなるだけだし、困ったもんです。
次回第196話 『過去への扉・魂の古傷』予定です。
どうかよろしくお願いいたします。




