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そこにあなたが居なくても

・・・・・


目を開くと私はバケツマンに抱きしめられていた

動かない彼に声をかけて、手を伸ばした。


涙が頬を伝う

この涙は何で出来ているのだろう?

普通の人間が流すそれと一体何が違うと言うのだろう?


右腕の動きが悪い。

修理の腕はやっぱり私の方が上だ。


あなたの身体・・・少し貰っていくよ。

魂はもう無くてもこれはあなたが生きていた身体だから。

私の自己満足だけど一緒に居よう。


体を動かすと彼の腕は簡単に私の体を解放した。

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