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(発句)

ほほそめて

和の中の君

眩しくて


吸い込まれたい

綺麗な瞳

(悠蓉)


サクラサク

君の涙に

幸あらん

(片平 久)


遠き願いは

いまも変わらじ

(exa)


初恋の

想いし君へ

凪ぐ薫り

(東メイト)


薫りの行方は

妻より出でし

(家紋 武範)


伽羅の香の

名残をたどる

新衣にいごろも

(片平 久)


纏い浮き立つ

下駄の音カラリ

(遥彼方)


足取りに

羽が生える

初デート

(遥彼方)


早めについて

見つけてかくれて


咲き初めの

花びら見つけた

横顔に

(exa)


手を伸ばしても

いいかと惑ふ

(陸 なるみ)


ふれそうな

あと数センチ

ガン見して


ヘタレとすねる

くちびる可憐

(遥彼方)


さくらんぼ

初キスの味

色づくほ

(東メイト)


カランと鳴らす

二つのスプーン


指紋のる

ガラスの鼓動と

底の翠

(佐倉治加)


縁の紅跡

初めての色

(片平 久)


高鳴りで

夢か現か

あいまいで

(みわかず)


まいまいねじまき

渦巻く心

(檸檬 絵郎)


交差する

君との出逢い

初桜

(東メイト)


一輪ほどの

めぐりあいでも

(陸 なるみ)


悩み抜き

これだと手にした

プレゼント

(exa)


差し出す手まで

鼓動のリズム

(みわかず)


贈られた

函に新し

我が名刺

(片平 久)


取り置く一枚

初心を込めて

(exa)


舞い降りた

花びらひとひら

受け止める

(藤乃 澄乃)


盃交わす

新年度会

(東メイト)


笑い声

草花越えて

乗る川面

(佐倉 治加)


離れ酒飲む

どうだ移るまい

(遥彼方)


新婚に

当てられ飲む酒

しょっぱくて

(exa)


隣の友と

てやんでぃバーロー

(遥彼方)


宵越しや

落としなぐさめ

ころがって


過ぎ去りたるは

初恋の夢

(東メイト)


いつかきく

袖に橘

薫らねど

(片平 久)


(挙句)

さきの人世に

流るうたかた

(General der Nationale Volksarmee)






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