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(発句)

澄みわたる

雲ひとつない

煌めきに


あなたの笑顔

浮かべて想う

(藤乃 澄乃)


波打ち際

貝殻ひろう

幼子に

(山之上 舞花)


母の微笑み

冬暖めぬ

(如月一)


潮だまり

取り残されし

アメフラシ

(村上ガラ)


ゆらりゆらりと

満ち潮を待つ

(悠蓉)


満ち足りた

さざなみ

癒されて


寝てる間に間に

波のまにまに

(檸檬 絵郎)


空の青

波の白とに

漂いて

(鷹羽飛鳥)


日焼けの肌で

トリコロールに

(ぷちミント)


波光る

揺れて揺らして

玉の肌

(Generalleutnant der NVA)


浮き輪はさんで

微笑み合って


夏過ぎて

リア充たちの

夢の跡

(如月一)


打ち捨てられし

秋の砂浜

(鷹羽飛鳥)


焼きそばの

香りが消えた

海の家

(秋月 忍)


イソイソ帰ろ

明日は仕事だ

(檸檬 絵郎)


海鳴りに

呼ばれたように

振り返り

(村上ガラ)


浮かぶ月影

大海のなか

(金野文)


引き潮と

共に奏でし

歌姫は


童話みたいに

消えてしまって

(金野文)


砂つぶが

残す足型

夢の跡

(佐倉治加)


夜明けの夢か

次はどこで会えるかな

(みわかず)


遠く見ゆ

水平線に

沈みゆく

(悠蓉)


金色呼びし

望月の声

(佐倉治加)


白波の

砕けた星の

散る中に

(鷹羽飛鳥)


涙隠して

夕空仰ぐ

(ぷちミント)


汐風しおかぜ

受けて微笑む

あの子みて


一足早い

春を夢見る

(如月一)


波の端に

仄かに薫る

岸の土

(佐倉治加)


春の嵐の

予感こそすれ

(村上ガラ)


うねりくる

波の高さに

我知らず

(山之上舞花)


小舟くるくる

戻され港

(遥彼方)


笹舟を

波間に流し

願うのは

(如月一)


子らの行く末

強くあれかし

(鷹羽飛鳥)


浜辺にて

駆ける姿を

見守りて

(悠蓉)


(挙句)

岩に砕ける

波音を聞く

(佐倉治加)





番外


母なると

言われ染めにし

藍の波


しぶき縁取り

インスタ映えし

(村上ガラ)


遙かなる

遠くに繋がる

広き道

(鷹羽飛鳥)


マンゴージュースと

夕凪の朱

(村上ガラ)

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