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Generalmajor der NVA閣下に倣い、何人かで俳諧を詠ってみました。



(発句)

荒ぶれど

まだ帰りこぬ

我が子かな


空の青さの

先に戻りぬ

(檸檬 絵郎)


紺碧に

舞う桜葉さくらば

激しさよ


まだ散らないで

誰か来るから

(檸檬 絵郎)


花筏はないかだ

割れて覗くは

霞む空

(片平 久)


水辺佇み

呑む言の葉よ


だんまりと

映りし月を

見つめつつ

(悠蓉)


浮かべ飲み干す

はい重ね

(片平 久)


雲はらし

おもて見せんと

小春空

(檸檬 絵郎)‬


そに膨らむは

太郎庵椿

(字あまり)


咲き誇る

時を待ちしの

ひつじ雲

(うづき)


茜に染まる

時を忘れて


沈みゆく

残光に染まりし

富士の山

(山之上 舞花)


はつかぶりし

白花しらはなの傘

(片平 久)


幼子の

雨の行く道

はしゃぎたる

(鷹羽 飛鳥)


上がり見やるは

七色の橋


秋雨や

ふと思いいず

紅き頬

(檸檬 絵郎)


遠くに想う

懐かしきひと

(鷹羽 飛鳥)


秋空に

わが身ひとつと

思わねど

(片平 久)


雲居を飛び行く

雁の一群

(悠蓉)


石垣に

植うる(つるぎ)

椿花

(Generalmajor der NVA)


ここに控える

小さきつわもの

(悠蓉)


戦さ場に

漂きえん

東雲しののめ


明け待つ露に

染む髑髏しゃれこうべ

(片平 久)


冴え冴えと

細き月影

割く空に

(鷹羽 飛鳥)


会瀬を忍ぶ

君はいづこに

(Generalmajor der NVA)


指折りて

逢う日数える

てんさぐの


色こそ燃ゆれ

焦がるる身かな

(檸檬 絵郎)


あかあお

君見てかわる

ぼくの顔

(ぷちミント)


移りゆく空

愛しく思う

(山之上 舞花)


睡蓮の

絵に移りゆく

空想い


水面に映る

雲流れゆく

(鷹羽 飛鳥)


野分過ぎ

湖面にかかる

虹の橋

(片平 久)


何処までも追う

童の背中

(遥 彼方)


時の間に

日は落ち柳に

月の影

(Generalmajor der NVA)


鼻緒が二つ

そっと寄り添う

(挙句)





番外


心に秘める

想い何処に


迎え待つ子も

めえとなく午後

(檸檬 絵郎)


木間に見ゆる

月は上弦

(Generalmajor der NVA)‬


秋の空とて

負けじと移ろう

(檸檬 絵郎)





(敬称略、無印は私が詠いました)

閣下、上げる許可を頂きありがとうございました!


皆様、素敵な句を詠って下さり、ありがとうございました、とても楽しかったです。

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