勇者VS淫魔・・・って俺を巻き込むな~!!
テスト前
小説書いて
日が暮れる
どうもトドタリアンです。
テスト前なのに絶賛更新中!!
・・・一応、勉強してますよ。
「お、おいお前らやめろって」
「うるさいわね、これは私とこいつの戦いなのよ!!」
「とりあえず落ち着けよニジカ、そして・・・リア!」
「ふん、この勇者(笑)に現実というものを教えてあげるよ」
「なんですって!いいわよ、生まれてきたことを後悔するくらいボコボコにしてあげるわよ!」
なんでよりにもよってこいつらが喧嘩してるんだ!
いや、元はといえば俺のあの軽はずみな一言のせいか・・・。
~1時間前~
俺達はいつもの通り魔王の城に向かって歩いていた。
「そういえば俺達結構来たけど、魔王の城ってあとどれくらいでつくんだ?」
「さあ?分かりません」
「わかんないの!?なんで!?」
「私基本的に城から出ませんでしたから、どこに行くのも魔法でピューって」
「ニートかお前は・・・」
「まったく、役にたたないわね」
「何か言いましたか勇者!」
なんでこいつらはすぐに喧嘩を始めれるんだ?
「リ、リアなら分かるんじゃないか?」
「?」
「この役立たず共が~~!!」
相変わらず前途多難だ・・・
「リア、魔法で城までどれくらいかかるか分からないんですか?」
「あ、そうか。ちょっとやってみるね」
「で、できるのか?」
「ふふん、ボクの魔法はだいたい何だってできるのさ」
「何でも?」
「うん、何でも。前に見せた催眠系の魔法から変化系の魔法まで」
変化・・・?
「変化ってあの初めてあった時のやつか」
「うん、そーだよ」
「ふむ・・・変化か・・・」
だとしたらやっぱり・・・
「?どうかしたの、急に考えこんじゃって」
「い、いや、その魔法が使えるなら今のお前の姿も本当のお前の姿じゃないんじゃないかな、なんて・・・」
「どういうこと?」
「だってお前サキュバスだろ、サキュバスってあの、もっと」
「?」
「もっとボン、キュッ、ボンみたいな感じかと・・・」
「何あんた、もっとスタイルがいい方がいいっていうの!?」
「な、なんでニジカが怒るんだよ!」
「みっともないですよ勇者、嫉妬ですか?」
「うるさいわね!あんただって変わんないじゃない!!」
「な、そんなことないですよ私の方が・・・」
また喧嘩だ・・・。こういう時はヘタに触れないほうが・・・。
「シーナ様の勝ち~」
「お前は火に油を注ぐな~~~!!」
「一応ボクの本当の姿はこれだけど」
「そうなのか?」
「うん、でも・・・エイッ」
「うわっ、なんだ!!」
辺りを眩しい光が包む。
「な、何があったんだ・・・っっっ!」
すると、さっきまでリアが立っていたはずの場所に・・・
「こんなに変化もできるんだよ」
スタイル抜群の美少女が立っていた。
歳は俺と同じくらいで、そして・・・
「君が考えていたサキュバスってこんな感じでしょ」
俺が考えていたサキュバス、「淫魔」そのものだった。
「ま、マジかよ・・・」
俺は目前のサキュバス、つまりリアから目を離せなくなっていた。
「ソータ!何こんなやつなんかにデレデレしてるのよ!!」
「!つ、つい」
「あんたも、そんな変化なんかずるいわよ!」
「なに、負けてるからって嫉妬?」
「し、嫉妬なんかこれっぽっちもしてないし、負けてなんかないわよ!」
「勇者、さすがに負けてないは厳しいですよ」
「うるさいわね、大きいから何よ!!」
「じゃあソータに決めてもらおうよ、大小どっちの方がいいか」
大きい?小さい?何の話だ?
・・・なんてなるほど俺は鈍感ではない。
さて、大きいか小さいか、か。
どっちかと言われたら俺は・・・
「俺は別に大きさなんか・・・」
ギュッ
「ふふっ、これでどうかな?」
「リリリリリア、なにいきなり抱きついてきてんだよ!!」
「ちょっとあんた!いきなりなにしてるのよ!!」
「冗談だよ冗談、それで結局どっち?」
「ど、どっちって・・・」
やっぱ大きい方が、いやでも・・・って、
「何真面目に考えてんだよ俺は!」
「ま、真面目に考えなさいよ!!」
「そ、そんなんどっちでもいいだろ!!」
「お、おいお前らやめろって」
「うるさいわね、これは私とこいつの戦いなのよ!!」
「ふん、この勇者(笑)に現実というものを教えてあげるよ」
まさかこんなことになるなんて・・・
「ソ、ソータさんこうなったらどちらかを決めるしか・・・」
やっぱり、それしかないか。
「わかった、とりあえずどっちか決めれば」
こういう時はなにも考えずに言ってしまえばいいんだ。
なにも考えずに、なにも考えずに、なにも考えずに、、、
「お、俺は別に大きいからどうとかはないと思う・・・」
なにも考えずに口から出た言葉がこれかよ!もっといいこと言えないのか俺は!!
「え?じゃ、じゃあ別に小さくても・・・」
「まあ、いいんじゃないか?好みは人それぞれだし」
「じゃあ、あんたは・・・」
「ん?なんだ?」
「な、なんでもないわよ!!」
「?」
「よ、よかった・・・まだ私にも・・・」
まあなんとかなったからよかった、のか?
「最後、なんであんな事を言わせたんですか?」
「やっぱりシーナ様にはバレちゃったか」
「あのまま勇者を戦意喪失させれば・・・」
「だってこうする方がの方が・・・面白そうでしょ!」
「あ、あなたは私か勇者のどっちの味方なんですか!?」
「もちろん、2人の味方だよ」
ーーーーーいろんな意味でね
追伸
「結局城までどれくらいなんだ?」
「それがわかんなかったんだよ」
「何だってできるって言ったよな!!?」
今回は結構いい感じに筆が進み、ラストシーンで雑になる、という最悪な出来事があり、つくづく自分の計画性のなさに泣かされています。
今回は久しぶりにニジカがメインとなっていたと思います。
メインヒロインのはずなのに出番が最近少なくなっていると思います。
さて、今後のリアの動きがどうでるのか、ニジカとシーナは果たしてどうなるのか。
見当もついておりません。
ではまた次回、ごきげんよう!!
・・・はぁ、勉強やってネタ考えなきゃ・・・