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俺のパーティーに勇者と魔王がいる  作者: トドタリアン
5/11

勇者の力・・・ってこれ力じゃないだろ!!

最近ネタが無くて困っているトドタリアンです。

でもまあ書いていくうちにネタというものは勝手に出てくるもんなんですよ。と言っておきながらいつも途中でネタが切れます。今回も頑張りました。誰かネタくださいorz

深い森の中、俺達はある一つの問題に立ち会っていた。

事の発端は俺の隣にいる勇者「ニジカ」。

彼女は見た目は幼いがれっきとした勇者である・・・のだが、こいつにはある欠点があることを、俺達は身をもって知るのだった。


「勇者と魔王がまた喧嘩してるぞー!!」

「お、マジか!」

「見に行こうぜ!」

・・・こんな感じで勇者と魔王の喧嘩はもはやただの余興レベルである。

最初は町の人が怖がるから俺も止めていてのだがもう町の人が喜んでいるため、俺はただ見てるだけにした。(さすがに魔法を使おうとした時は止めた)

ちなみに町の人はこいつらのことを本物の勇者や魔王だとは思っていないらしく、もう誰も怖がる者はいない。

今のところ勝敗は五分五分で、どっちが強いかははっきりしない状態で、と言うかどっちも強くならないため、勝敗はは永遠に五分五分である。

こいつらが強くならないのには理由がある。


「そういえばこの世界を平和に・・・とか、モンスターを・・・とか言ってたけど、俺モンスターなんか見たことないぞ。冒険始めてから結構立つのに」

「ああ、それって私のおかげよ」

「ん?どういうことだ?」

「私の聖なる力のおかげで、いかなるモンスターも寄ってこないのよ」

だからチートだろそれって!?モンスター出ないって色々とヤバイだろ!

「冒険が楽で助かるわ!」

「お前がいいならいいんだけど・・・」

そう、モンスターが出ない。その意味を未だにこいつらは理解していないようだ。


「くそ!なんで強くなれないのよ!」

「まあ無理だろうな」

「ソータ!なんとかしなさい!!」

「自分でどうにかするつもりは無いのかよ・・・」

「何か言った?」

「いいえなんでもございません」

とはいえ、このままこいつの剣の餌食にされるのもいやなので教えてやる事にした。

「お前が強くなれない理由は何個かあるが、ひとつは武器だな」

「はぁ?武器なら持ってるでしょ。あの最強の剣」

「でもお前は今それを使えないだろ」

ちなみにあの剣は今、シーナが持っている。

「でも、そこらの店で売っているような武器だと弱いんじゃない?」

「確かに、ここら辺はそんないい武器は売ってないしな・・・」

やっぱりもう一つの方法を・・・と思っていたら。

「おい、あの森の噂聞いたか?」

「ああ、どうやら最強の杖が手に入るんだって?」

・・・・・・・・・

「早速行くわよソータ!」

また森か・・・

「おいニジカ!ちょっと待てって!!」

もう嫌だこいつ!!



「ここがその森ね!」

「よし帰るか!」

「帰らないわよ!!」

とは言っても嫌な予感しかしないのだが・・・

なんとかして帰らないとまたやばいことに・・・

「さあ、早く行くわよ!!」


~5分後~


「ソ~タ~、疲れた~、おんぶして~」

「さっきまでの元気はどうした!!」

既に俺はこいつのぶんの荷物も持っているのだが。

「てか本当に場所は分かるのか?ただ当てずっぽうに歩いているとしか思えないんだが」

「わ、わかるわよ・・・」

「目を泳がせながら言うな」

「大丈夫よ、何とかなるわよ」

「何とかなるわけ・・・」

「あったわ」

あっちゃった!!

「やっぱり私には運があるのね!」

「本当に運が良かったらこんな事にはならないだろうな・・・」

察しのいい人ならもうお分かりだろう。そう、いつものパターンだ。

「!!!!!」

まあだいたいこういう所にはいるよな、番人みたいな奴が・・・

「ふ、ふん!こんな奴なんか私が一撃で殴り殺して・・・」

ガイン!!

あっ、すっげー硬そう。見た感じ全部鉄の鎧だし。そりゃーさすがのニジカも痛そうなわけだ。

「何よあいつ、なんでこんなに硬いのよ!馬鹿なんじゃないの!!」

「鎧に武器を持たず突っ込んでくお前の方が馬鹿だ」

さて、ニジカの攻撃も効かない。剣も使えない。

「どうしてこうなったんだ~~~~!!」

「ど、どうして勇者の私の攻撃が効かないのよ!」

そうだろうよ!それがお前の強くならない理由のひとつ・・・

「お前のせいでモンスターとの戦闘がないから強くなれないんだよ!!」

「えっ?どういうこと?」

「いいか!この世界はRPGみたいなもんだ!だから戦闘が起こらないってことは経験値が入らないから一向に強くなれないんだよ!!」

「ああ、なるほど」

「なるほどじゃね〜〜〜〜!!」

そういえばこいつ戦闘らしい戦闘は魔王戦でしか見てないが・・・

「お前、技みたいなのはないの?」

「ないわよ」

「なんでだよ!お前一応勇者だろ!!」

「だって技なんかなくてもあの最強の剣が使えれば誰にだって勝てるじゃん!」

「その剣が使えないんだろ!?」

ほんとにどうすればいいんだ!マジでこの状況やばいぞ!!

「そうだ!あの杖使っちゃえば?」

「えっ?いや無理だろ。ああいうのは番人を倒してからじゃないと・・・」

キュイイイイイン・・・ズッドーン!!

『ギュエアアアア!!』

・・・もう何も見なかったことにしよう。



「武器も手に入れたしこれで魔王にも勝てるわね」

いろいろあったが、一件落着だな。

杖使いの勇者と聖剣使いの魔王、この二人と俺の旅はまだまだ続くのである。

「ソータさん。よく考えたら魔王と勇者の武器って普通逆じゃないですか?」

「シーナ、そういう時は気付かないふりをするんだ」

・・・ついでに余談だか、勇者と魔王の喧嘩は未だに五分五分のままである。



追伸

「今回私の出番少なすぎじゃありませんか!?」



最近、自分の書いた話を読んでいて、誤字脱字が多いことに気が付きました。やはりまだまだ修行が足りません。こういうとこに気をつけていかないといい本はかけませんよね。

まあ、程々に直す努力はします。(たぶん)

でも自分もだいぶ慣れてきたと思うんで、ここら辺で調子に乗って大ミスでもするのではないかと思います(笑)

ではまた次回お会いしましょう。

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