勇者との出会い・・・ってこいつが勇者か!?
興味本意で書いてみました。初めてなのでつまらなかったり「あれ?」と思うこともあると思いますが、お付き合いお願いします。
「おめでとうございます。あなた達はこの世界の勇者達に選ばれました。」
この世界?勇者?いくつもの疑問があるが、まず最初に聞きたいことは、
「ここは・・・どこだ?」
辺りを見回すと俺は教会のような場所にいた。目の前にはシスターみたいな姿をした、見たところ小学生のような美少女がひとり。
「簡単な説明か、詳しい説明かどちらが聞きたいですか?」
「じゃあ詳しく教えてくれ。」
「今から一億年ほど前この世界では#$%&がШЩЬпдを・・・・」
「すまん!簡単な方で頼む!」
意味の分からない単語が出てきた時点で俺の脳はもう限界だ。
「はい、分かりました。」
少女は「やっぱりか」とでも言いたげな顔をして続けた。
「この世界はいくつもの世界に分けられています。ここはその世界にいろんな人を送り出すための場所です」
「はあ…」
何となく分かったような分からんような説明だが。なるほどつまり俺は・・・
「俺は勇者として選ばれてここにいるってことか!!」
「あなたじゃありませんよ」
いや〜嬉しいな。顔も体も平凡なこの俺が勇者なん…
「今・・・何て言った?」
「あなたじゃありませんよ」
え?俺じゃないのか!?
「じ、じゃあ誰だよ!!」
「隣にいるじゃないですか」
「と、隣?」
俺は隣に目をやったが…
「だ、誰もいないじゃんか」
隣を見ても誰もいないし、辺りを見回しても誰も見つからない。
「ここにいるわよ!!」
「!?」
右からいきなり大きな声が響いてきた。正確には右下からだ。そこには、目の前にいる女神っぽい奴より1歳か2歳年下に見える、見るからに元気いっぱいの少女が顔を真っ赤にして叫んでいた。
「ゆ、勇者ってお前か!?」
「そうよ!私がこの世界の勇者に選ばれた、その名も・・・」
「あ~はいはい、そういうのはいいから。で、冗談は抜きにして本物の勇者は誰だ?」
「ちょ、ちょっと待て本物だって。私が本物の勇者だって!!」
「お前みたいな子供が勇者なわけないだろ」
「う、うるさい!子供扱いするな!!」
「とは言ってもなぁ…」
「その子は正真正銘の勇者ですよ」
「え?マジ?」
「マジです」
なるほど、嘘はついてないみたいだ。
・・・ってことは。
「俺はこのガキの下なのかよ〜!?」
マ、マジか・・・
「あ、あの続けていいですか?」
「すまん少し待ってくれ…」
〜10分後〜
「続けてくれ」
「はい。あなたにはこの勇者様のお供をやってもらいます」
「よろしk「断る!」
かぶりぎみで断った。
「ちょ、なんでよ!!」
「何が悲しくてこんなガキのお供なんかしにゃならんのだ」
「私からもお願いします」
「いやでも…」
「うぅ…」
半泣きになるなよ!!
「世界を平和にしなきゃもとの世界に帰れませんよ」
あ〜もうめんどくさいな!!
「分かった分かったやってやるよ!!」
「ありがとうございます!ほ」
「あ、ありがと…」
こういうことで、俺は冒険をすることになった。
「私はの名前はニジカ」
「俺は・・・」
あれ?俺、自分の名前も思い出せねぇ!?
「あんた名前は?」
「すまん。思い出せねぇ」
「しょうがないわね、あんた名前は・・・」
「名前は?」
「・・・ソータ。あんたの名前はソータ!!」
「ソータか、まあいいんじゃないの?」
「じゃあこれからよろしくねソータ!!」
ニコッ
「う、」
ヤバい不覚にもドキッとしちまった。
「どうしたの?」
「い、いや…」
こうして、幼すぎる勇者のニジカと、そのお供のソータの世界を平和にするための冒険が幕を開けた。
つづく
なんとか書き終えました。ここまでこんな小説に付き合ってくれてありがとうございました。
続きはいつになるか分かりませんが、続きもぜひご覧になってください。