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傭兵幻想記  作者: アロン
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妹君との愉快?な宝探し

ついたー!…あれ?どうしたのシオン」

「……自分の胸に聞いてみればわかるんじゃないか?」


紫苑は腕をこいしに掴まれたまま地面に寝そべっていた。なぜこうなったかなんて簡単だ。あの後躓いて1分近く引きずられていた、普通の床でなければ今頃血まみれだっただろう。


「そんなところにいたらスカートの中見えちゃうよ…あ!まさかシオンってそういう趣味の……」

「……なんとなくだがお前がいい性格してるってのは理解した」

「褒めないでよー♪」

「褒めてねぇよ…」


紫苑ははため息をつきながら立ち上がって服の汚れを払いこいしがニヤニヤとした視線を送ってくるから軽くデコピンを放った。


「いた!ひっどーい。お姉ちゃんはナデナデで私にはデコピンなの?」

「うるせぇ」


プクーと膨れてるその姿はなんとなく見た目相応って感じだ。


(こいつホントコロコロ表情変わるな)


紫苑はその様子が少しだけ楽しかった。


「あー!笑ったー!!」

「いや、なんかコロコロ表情変わるのが面白くてよ。ここにあるのか?その服やら布団は」

「そうだよ。そういうものを追いとく場所だから」


こいしがバタン!と扉を開けると中には色々な種類の服が畳んでしまってあった


「これ全部買ったのか?」

「そんなわけないよー。大抵は流れてきたのを洗って置いてあるって感じだよ。たまに使う服とかもあるけどね…これとか」


バサッとこいしが棚から出してきたのは浴衣だ。黄色主体で黄緑色の花が所々に書かれている。


「へぇ結構いい柄じゃねぇか」

「そうでしょー?似合うー??」


それを前に持ってきて自分と重ねる。紫苑はあんまりそういうセンスはあるほうじゃあないが


「おう、似合ってるぜ」


素直にそう思えた。


「へへへー。そうでしょー。私もいいんじゃないかなぁって思ってたんだこれ」

「その1ヶ月後の祭りに着てくやつか?」

「そうだよー。あ、シオンも行くの?」

「せっかくだしな。お空にも誘われたし」

「へぇデートですか。手が早いですなぁ殿方ー♪」

「……もう一発かましてやろうか?」


紫苑が中指を親指に引っ掛けて力を込めるとこいしはキャーといいながらガードしている。なんとなく勝てる気がしなかった紫苑はため息と共に指を元に戻した


「……はぁ、そんなもんじゃねぇよ。ただ遊びに行くだけだ。他の奴も行くしな…てかお前も行くんだろ?」

「あ、知ってたんだちぇーつまんないの」

「それより早く探しちまおうぜ、なんか色々疲れたからよ」

「はーい」


二人ははしばらくの間探し続けその結果変えの服を2着。寝巻きを夏用2着冬用1着。そして布団を見つけてついでに浴衣も見つけた。

黒い布地に黄色い花火の描かれた物、こいし曰く


「おお!似合ってんじゃん!これならデートも安心ですなぁ」


とのことである。この後もう一発デコピンを食らったのは言うまでもない。


「まったく…今日会ったばっかだっての」

「そんな事言っちゃって~…それじゃあ次行ってみよー!」


次?と聞き返す間もなく手をつかまれ連行されていった。突いた先は家具などが置いてある倉庫で服をかけるラックやベットの台などを見つけ二人は部屋に戻っていった


「つ、疲れた…」

「紫苑は体力無いぞー?もっとたくさん食べろー!」

「散々引きずられて家具はこべば疲れるに決まってんだろうが…!」


こいしはからからと笑い紫苑はそれにダウンした状態でツッコミを入れる。

(ま、こういうのも悪くはねぇか)


「んー?どったの?」

「なんでもねぇよ…」


そのまま二人はしばらく話していた。だがやはり戦闘し異世界に来て戦闘し更に荷物を運ぶのは人間の彼には流石に限界だったのだろう。気がつくと紫苑の意識はまどろみに飲み込まれていった。


「ありゃ寝ちゃった…風邪引くぞー?…しょうがないなぁ」


こいしは眠ってしまった紫苑に布団をかけそっと部屋を後にした。


「ちゃんとご飯までにおきなよー。なんか皆張り切っちゃってるみたいだから」


そういい残し音を立てずドアを閉めた。


残りの武装

銃一丁 弾(14/15 15/15) 手榴弾1/1 コンバットナイフ


依頼状況

家具や衣服布団などの調達 完了


成功状況

1/1

お付き合いいただきありがとうございました!。なんとなくあせって完成させてしまいましたが…普通に週一回とか決めたほうがいいのでしょうか?

また次回もよろしくお願いします。

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