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傭兵幻想記  作者: アロン
16/27

目覚め、そして崩壊する価値観

今回少しキャラブレイクが入ります。苦手な方はご注意ください。

「こ、こいし!?なんでここにいるんだ!?だってここ地上で…」

「ふっふっふ~私はいいのだー!…だれも私を捕まえるなんてできないしねぇ~」


腰に手をつけえっヘと胸を張っているこいし。ぱっといつもどおりといった感じだが…


「わり、やっぱ心配かけちまってたな」

「そ、そんな気にしなくてもいいよ!それより……ホントに大丈夫?もう動いても平気なの??」


ぺたぺたと包帯の上から触ったりそもそも後ろに桶と水がおいてある時点で色々面倒を見に来ていたことがわかる。その桶の付近には八意製薬と書かれている薬も一緒においてある。


「ああ、なんとかな。どうなったんだ結局」

「そうそう、大変だったんだから。シオンはもう少し自分の影響力を考えたほうがいいよ」


珍しくジト目で紫苑を見るこいしを不思議そうな顔で見返す紫苑。はぁとため息を吐いてこいしが話をはじめた。


「君が大怪我を負ったって聞いてお空は地上に飛び立とうとするしそれを感知して紫は来るしで一時期地底が大混乱になってたんだよ?鬼達もお見舞いに行こうとか言い出してたし…わたしとお姉ちゃんで何とか抑えたんだから。」

「ああ…その、すまん」


紫苑はこの姉妹に色々と迷惑をかけてしまった事を知り素直に謝った。その様子を見て少しこいしは微笑んで


「ちゃんと元気になったから許す!」


と言い放った


「ありがとよ…」

「だけどさ…ホントに心配したんだよ。お仕事行って帰ってきたら紫苑がすごい怪我してて…ホントに…」

「…ごめん」

「…もう無理しちゃだめだからね。約束」

「おう、わかった。約束…な」


軽く二人は小指を絡ませ二人で笑いあった。


「ところでよ。ここどこだよ」

「ここ?ここは守矢神社って言う場所で…神様がいる場所だよ」

「まぁ神様はいるだろうな」

「うん。たまにおしゃべりするんだ」

「…ん?物理的にいるのか?」

「??紫苑も会って来る?」

「遅いしいい…神様たたき起こすとか罰当たりすぎるにもほどがあるしな」

「でももうすぐ朝なんだけどねー。ほら」


こいしが外を指すとほんの少し外が明るくなっていた。


「ホントだ…俺何日くらい寝てたんだ?」

「うーん…一日位?お医者さん曰くそんなに重症じゃないみたいだってさ」

「あれでか!?…まぁその人の腕が良かったってことだろ。それで地底は無事か?」

「いんや。結構皆慌ててたよ特にお空なんて今にも大穴開けて地上に出ようとして軽く異変状態になりかけてたんだから」

「…ちゃんと治ったって報告に行かないとな」

「今日あたり向こうから来ると思うよ。許可が今日から下りるし」


二人が歩きながら喋っているとバッタリと緑の長い髪をした少女と会った。青いパジャマで寝起きといった感じだったが。

その人は紫苑を見ると


「キャー!!幽霊!?滅ー!!」

「うおわ!?待て待て!!生きてるから!!」


いきなり弾幕をぶっ放した。だが間一髪よけることに成功はしたが…


「ああ!壁が!…幽霊さん許しませんよ!スペルカー」

「話を聞けーー!!こいし!」

「はいよ!」


カードを取り出し本気状態の少女を何とか二人係で取り押さえることに成功するがかなりじたばた暴れており壁に押し付けるようにして何とか止めることに成功


「何の音だいいったい!?」

「早苗!?何があったの!?」


したかと思ったところで紫の髪をした女性と金髪の幼い少女が廊下の向こうから飛び出していた。


「ちょうど良かったこいつが暴れだして」

「へぇ…寝床を貸した相手の娘を襲うたぁいい度胸じゃないか」


紫の髪の人と金髪の少女の目線がかなりきついものになる

それもそのはず。なぜなら今の二人の体制は…完全に紫苑が緑の髪の少女を襲っているようにしか見えない。


「ち、違うっての!?こいし説明…いねぇ!?」

「問答無用!!どりゃー!!」

「うわぁ!!」










「……その…あれだ。すまなかったな客人」


数分後紫の髪の人の出した弾幕と金髪の幼い少女が投げた鉄の輪が命中した時点で幽霊じゃないと悟った緑の髪の少女によって何とか場は大人しくなった。


「いやぁ。神奈子がはやとちりするから」

「んな!?諏訪子だって間違えたじゃないか!!」


紫の神の女性。神奈子と金髪の少女改め諏訪子がいい合いをしている横で緑髪の少女だけが申し訳なさそうな顔で座っていた


「いや。あの場は勘違いされても仕方がないんだが…」

「フッフッフー。予想通り私がいないほうが面白くなった!」

「こいつ…!」


そして紫苑の横には何食わぬ顔でこいしが座っている


「えっと。紫苑さんでしたっけ?本当にすみませんあまりにも人間離れした回復力でしたから死んでしまって幽霊になったのかと…」

「もうそのことに関してはいいっての。それであんたがここの巫女さんってところか」

「はい。ここで巫女をさせていただいている東風谷早苗と申します」

「ひょひょうひへはひこひょうかいがまひゃひゃっひゃひぇ(そういえば自己紹介がまだだったねぇ)」

「ひょふひへひゃひょうひゃへ(そういえばそうだね)」

「頬の引っ張り合い止めてから喋れ!!……話の流れからだが神奈子と諏訪子か?」

「うむ。その通りだ客人!私こそ神が一柱八坂神奈子と」

「同じく神が一柱洩矢諏訪子だよ!おやおや?どうしたのかな??畏れ多くなったのかな?気にしなくてもいいよ。私達は友好的な神様だからね」


ハッハッハッと笑う二柱を前に紫苑が感じていたのは敬語をしていなかった畏れ多さなどではなく、自分の思っていた神の姿が音を立てて瓦解するそんな感覚だった。元々そんなに神に興味を示す方ではない彼だが少なくとも頬を引っ張りあい涙目で胸を張っていかにも神な雰囲気を出すのが神であるとは思っていない。


「それよりもあんた…ホントに人間かい?」

「あ?少なくとも俺はそうだと思ってるが…」

「そうかい。それならいいんだけどねぇ…」

「どうかしましたか?神奈子様」

「いや、なんでもないよ…それより早苗そろそろ朝ごはんにしないかい?暴れたからおなかがすいてしまったよ」

「あ、はい。今すぐご用意いたします。お二人はどうされますか?」

「あたしは食べるー!!」

「俺達は……こいしも食べる気満々みたいだしご厄介になるよ。色々悪いな早苗」

「いえいえ、大勢で食べるほうがおいしいですから!少し待っていてくださいね!」


早苗が部屋を出て少ししたところでで神二人の目が真面目なものに変わった。きっとこれが本来の彼女達の空気なのだろう


「…ホントに君は人間なのかい?」

「だから俺はそうだっていってるだろ。ホントに死んでて幽霊になっていたりとかなら別だがな」

「そうそう、紫苑はちゃんと人間だよ。なんとなく私はそうおもうのだ!」

「ハハハ、無意識での発言ならその通りかもしれないね…すまない変なことを聞いてしまったね」

「気にすんなっての。俺も自分の回復能力が高すぎて少し人間か疑問に思ってたところだからよ」

「そういってくれるとありがたいね。紫苑君怪我がちゃんと治るまでここでゆっくりしていきなよ。無茶して傷が開いたら大変だからね」

「ああ…そうかもしれないな。わかった今日地底の皆来るみたいだしその時に説明しておくよ」

「準備できましたよー」

「っと。それじゃあ冷めないうちに行こうかいっとそうだ紫苑」

「?」

「啓示ひとつあげよう…絶対に自分を見失うんじゃないよ。そして今自分が何が一番大切なのかを考えておくんだ…いいね」

「言われるまでもねぇっての。ほらさっさと行くぞ」


その後朝食を食べ軽く動いているときに地底組が来て再びもみくちゃになったのはまた別のお話。だが紫苑はもみくちゃになりながらも何処か安心したような表情だったらしい。




「なぁ諏訪子…彼なら大丈夫だろうか?」

「…どうだろね。今まで私達が見てきた同じ状態の人は皆自分を見失ってしまったけれど…彼なら大丈夫なんじゃないかな?」

「そうだといいね…あの地底の子達のあんな顔を曇らせたくないからねぇ…」



「ちょっ、悪かったから離れろ!傷に当たっていたたたた!!」

「うにゅー!!無茶しないようにおしおきだー!!」

「さとり!あんたのペットだろなんとかしてくれ!!」

「あら?私も同意権だからお空の援護に入ろうかしら?」

「お、お燐!!」

「私ねこだからわかんにゃーい」


「…大丈夫だと信じようかねぇ」

「それしかないだろうね」



本当に申し訳ありません、投稿が大幅に遅れてしまいました。個々からは遅れを取り戻すためにがんばります

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