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目覚め

作者: 正義

とても永い眠りだった



闇に抱かれ


私は眠っていたのだ


目覚めた時


既に体は腐敗が始まっていたが


まるで夜の闇が傷を癒すように


みるみるうちに回復を始めた




私は既に人間ではないのだ




墓場から目覚めた


生ける屍


なんとも気味の悪い存在だろう


なぜ私は永久の眠りから覚めてしまったのか


なぜ呼吸もせずに生きているのか


問いかけても答えはない


私は死の国にさえ見捨てられたのだ


死の国に憧れ


見放される


なんとも滑稽だ




私は




死を望み


生き続けるのだ

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