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月のヒカリ  作者: 野口つかさ


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6/11

んっ、うん、んっ。

読んでくださりありがとうです。

絵梨花は弁当を食べ終わると

下の駐車場にある喫煙所の所に

タバコを吸いに行くのでした。

ベンチに座らず立って吸っていると

道花がきて

「弁当旨かったね」


「うん、魚弁当いいね。

ちょうどいい酸っぱさの南蛮漬けよね。

あれ以上酸っぱかったらダメやし

絶妙な酸っぱさ。あれが良いんよね。」


「そうそう」


「今日2時から私、指名で3時間なんよ。」


「長いね」


「なんやろうね。」


「そうね」


「職場の人間関係での悩みって誰でもあるくない?」


「ホントそうよね」


「たぶん、根本に何かあるだろうけど。」


「そこを探るの私たちの仕事だね」


「そうね〜。頑張りましょう。」


「御意」


「御意って三國志かよ。」


「御意」


「道花のギャグ、シュール。」


「御意」


「分かる人にしか分からんて。」


「ぎょぎょ御意」


「ハハハ。シュールやねー。」


「ぎょぎょぎょ」


「さかなクンだ…。道花どうしたの?」


「絵梨花が心配でね」


「私?」


「うん」


「普通だけど。」


「御意」


「もういいて、戻ろう。」  


そう言って2人はハーモニーひまわりに

戻るのでした。

それから、ハーモニーひまわりでは

絵梨花が男子トイレを掃除をし。

道花はスマホ。

前田さんは家庭画報を読み

それぞれ自分の時間といった所でした。

1時45分になり急速で換気扇を回し

消臭フレグランスを前田さんが振りまくり

クライアントのお出迎えの準備をしていたのでした。


「こんにちは〜。」 


前田さんは

「こんにちは〜。横澤夏ヒロさんですね。」


「はい。横澤です。」


「お待ちしておりました。そちらのソファーに

お座りになられて、こちらの問診票を書かれてお待ちください。問診票書き終わられましたらお声かけ下さい。」


前田さんはこの横澤さんの淡麗な容姿に

テンションが上がっていたのでした。

部屋の中の匂いが消臭フレグランスの匂いではなく、横澤さんの付けてる

香水の匂いで充満していたのでした。

フルーティーで、何処か草っぽい庶民感もある中性的な匂いに前田さんの鼻が反応していたのでした。


「書き終わりました。」


「あっはい。」


前田さんは問診票を受け取り

「少しお待ちくださいね。」


そう言い残し、絵梨花の元に問診票を渡すのでした。

「かなりのイケメンです。」


「はーい。」

絵梨花は問診票をざっと読み

「んっ、うん、んっ」

と意気込みを入れクライアントの所に向かうのでした。

この「んっ、うん、んっ」は絵梨花のルーティンで仕事モードへの切り替えなのです。


「横澤夏ヒロさんですね、お待たせしました。

中の心理室にどうぞ。」

先ほどの喫煙所の陶器のような白い肌の首すじに

ホクロがある男と気づいたのですが、仕事モードの

絵梨花は淡々と出来ていたのでした。

どうぞ、お座りください。

そう言って絵梨花も椅子に座ったのでした。


「職場との人間関係での悩みという事ですが

あまり寝れてないですか?睡眠のほうは?」

最後まで読んでくださりありがとうです。

ごろごろにゃーw

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