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⑦話 接近
一方、サーフェス側では
「全隊員へ、デプスクロスポイントまで7分、警戒態勢維持。」
サスペンド条約により何の問題もないが、各所砲撃手、戦闘機スタンバイ、シールド、ドローンと戦闘準備は万全である。
ただし、準備まで。奴らを刺激しないため、見た目変わらず、内部で武装万全である。まあ、定例訓練のようなものだ。
私はドッグⅮウォーク、当時まだ新米艦長だ。
ポ「艦長ッ、接近物体金属反応ありだぜ。」
D「ポッパー、隕石まで報告しなくていい。」
ポ「でもな、元素は、化合物だ。」
Ⅾ「か、化合物だと?」
隕石ではない人工物だ。船の残骸か? デプスが近いせいで威嚇射撃も出来ない。いや、デプスの差し金か。落ち着け! サスペンド条約を破るはずがない、何らかのミスか?
ポ「艦長!金属異物の内部にエネルギーの蓄積がある。」
間違いない、誰かが操作する何らかの機体だ。どうする落ち着け、落ち着け…
未確認機の回収が最優先。敵機の場合、最新技術の獲得価値は褒章ものだ。
D「機体は我が軍で回収するぞ。」
ポ「艦長、接触予想時間、5分30秒。」
Ⅾ「デプスに繋いでくれ。」
史上初、敵艦コンタクト要請である。
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